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【インパラステーキ】アフリカの大自然、ゲームミートの今

ジビエ(仏: gibier)とは、狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣を指し、フランス語である[1]。英語圏ではゲーム(game)と呼ばれる。畜産との対比として使われることが多い。狩猟肉。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2018年の夏、久々にケニアに遊びに行ってみました。ヌーの川渡りをこの目で見たくてマサイマラ国立保護区内のキャンプに宿泊。限られた時間だけ発電機を動かして電気を供給していたり、水も限られた量しか出ない制限された環境ですが、テントの目の前にはアフリカのサバンナが広がって、自然と一体になれる素敵な場所です。

前回訪れたのは小学校低学年くらいだったでしょうか。その頃は分かりやすく言えばジビエ、アフリカ的に言えばゲームミートが今よりも普通にふるまわれている時代でした。テレビの自然紀行番組で見るような野生動物が目の前のお皿に乗っていることに少し驚いた気もしますが、それより当時から食べることに人一倍興味があったので、美味しく頂いた記憶が強いです(笑)

中でも印象に残っているのがインパラ肉。20年も経てば記憶はぼんやりとして、筋肉質だったのかしっとりしていたのか定かではありませんが、味は想像より美味しくて、また食べに来たいと思った思い出が残っています。

そんなゲームミートが楽しめるレストランがナイロビにあったので、今回もお邪魔してきました!ツアーでも組み込まれるくらい有名なので、ご存じの方も多いでしょうThe carnivore restaurantです。

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ビーフやポークなどの普通のお肉の他に、ダチョウやワニが味わえます。目の前の沢山のソースやサラダと一緒にシュラスコスタイルでいただきます!

キリンやシマウマを期待していた方、ごめんなさい!実はケニアでは2004年に法規制され、それ以降はゲームミートを楽しむことが出来なくなっているんです。今は許可されているダチョウやワニが提供されています。

規制の理由は密猟とのことですが、この法規制の後も密猟は引き続きアフリカの大きな問題になっていて、多くの動物たちがその脅威にさらされています。南アフリカなどでは該当する動物の牧場もあるため、レストラン側は輸入規制の解除を要求したこともあったそうですが、ケニアでは現状維持の判断となったようです。密猟の理由はそれがお金になるから。以前より気軽に旅行に行ける時代になりましたが、その場所を訪れる時は文化を守り続ける節度を持つことをひとりひとりが胸に刻んでおきたいですね。

今回はそんな動物達の置かれている環境の厳しさを改めて感じながら、この雄大な自然をこの目で見れたことに感謝しました。ちなみに新たな食糧を求めて起こるというヌーの川渡りは、雨がたっぷり降ったおかげで食べ物に困らず1週間程遅れたので、見事に見逃すこととなりました。またリベンジですね。ゲームドライブから帰った疲れた体に甘口の地ワインが染みました!美味しい!

The carnivore restaurantはケニア国立博物館から車で約15分。価格は5段階のうち3つめ¥¥¥。ドレスコードはカジュアルOKのレストランでした。本日もごちそうさまでした!

《ナイロビへのアクセス》空港から市内の行きやすさ:???
日本から空路でおよそ17時間。直行便はなく、バンコクやドバイなど主要空港で乗り継ぎが必要。
空港から市内まではタクシーが利用できるが、グループや個人ツアーを手配すれば専用バンが迎えに来てくれる。

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