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全力で仕事をしたい、でも子どもとの時間も大切にしたい。私が育休からの転職先にカミナシを選んだ理由

こんにちは。はじめまして。最近こたつを買いました、たかくらです。
2022年1月に、転職をして株式会社カミナシにきました。
プライベートでは、2021年1月に子供が生まれて、ずーっとなりたいと憧れていたお母さんになり、育休を取得して復職後、転職をしました。

今回は
1. どうして育休明けで転職をしたの?
2. どうしてカミナシなの?

この2つを書いていきたいと思います。

自己紹介:スタートアップ2社を経験

かんたんに自己紹介がてら、自分のこれまでの経歴について触れてみます。経験した会社は以下です。

2011〜2012年:NTTData
2012〜2021年:FreakOut
2017〜2020年:Talentio

新卒で大手企業に就職したものの、1年経つ前に当時20人ほどだったスタートアップのフリークアウトに転職し、企業規模が小さくプロダクトが立ち上がってまもなくというタイミングから、上場しプロダクトやサービスが増え、人数規模が10倍以上になるところまで経験しました。

その間に自分の役割もさまざまに変化しました。
DSPの運用 -> 営業  -> 新サービス開発 -> 人事 が大枠の流れですが、サブミッションも頂き、本当にたくさんの経験をさせていただきました。

2017年からは当時グループ傘下であったタレンティオで、サービスや事業運営に関わること全般を経験させていただき、様々な企業を支える人たちとの対話を通じて、「サービス開発は難しいけど面白い!」と思える毎日を過ごしてきました。

そして、妊娠をして産休・育休を取得することになり、転機が訪れることになります。

コロナ禍での育休をきっかけに自身の働く環境を見直す


育休中に自分の価値観を振り返った

子供ができて、お腹の中で大きくなっていくのを感じながら、このひとが成長していく社会をよりよくするためになにかできることはないか?と初心に返って自分の価値観を振り返る時間がありました。

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2012年にベンチャーに来たことは本当にラッキーでした。
これまで日本にはなかった新しい技術がどのように浸透していくのか、広告業界はどうなっていくのかを最前線の特等席で見ることができました。
しかも組織が急成長しているベンチャー企業で、0から10、100になっていく状況で中に入られたのは非常に貴重な体験でした。


当時と異なり、今はベンチャー企業への投資が盛んになり、様々な領域で新しいサービスを作る会社が増えました。
10年前は実現が難しかったことも、インターネットの進化、デバイスの進化によってできるようになっています。

そして自分自身も年々変化していきます。
関わる人が多くなり、知っていることも圧倒的に増えている。
そんな中で、これまでの自分では通用しないような、変化の差分が大きい領域はどこか。
選択肢の数が当時とは全く異なる中で、好奇心と「好き」が向くのはどこか。

きっかけは、病院でした。
コロナ禍で大学病院の産婦人科に毎週通うことは不安もありましたが、丁寧に健診をしてくれるのはもちろん、不安に寄り添ってくれた医療従事者の皆さんに、肉体的にも精神的にもたくさん救っていただきました。

改めて、自分の生活の社会のインフラが整っているからこそ成り立っているし、そういうインフラを作っている人たち、運営をしている人たちがとてもかっこよく見え、その人たちに貢献できることはなにかあるだろうか?と考えるようになりました。
また、これまではIT業界、ベンチャー界隈にずっといたのですが、一緒に働く相手が全く異なりそうなことも、自分の変化、成長が感じられそうだという予感がありました。

学校の先生や保育士、消防士をやっている地元の友人と林間学校に行きました


全力で仕事をしたい、でも子どもとの時間も大切にしたい。働く上で大切にしたいこと。


働き方に関しても考える必要がありました。

子どもができるまでは、一日のすべての時間が自分の時間でした。
好きな時間に起きて、仕事をする時間も自分のさじ加減。
キリがよいタイミングまでいくらでも時間をかけられました。

しかし、今は違います。
子どもが起きている間は自分かパートナーのどちらかは必ず起きている必要があるし、お世話もあれば、普段の家事の量も何倍にも膨れ上がります。
必然的に自分のプライベートの時間が少なくなるのはもちろんのこと、これまでのように仕事に時間をかけることは難しくなります。

さらに、働くために子どもを預けることにより発生する問題もあります。
周りにいるママワーカー、パパワーカーの先輩から、「保育園に慣れるまで時間がかかるよ」「保育園に慣れるとつぎは風邪をもらってきて熱を出すから仕事を休むことが多くなるよ」という経験を聞いていました。

「自分のところは大丈夫だろう」と思ったのもつかの間、ならし保育が終わったくらいにはもう風邪を引いて熱を出し、迎えに行く。
1ヶ月に1回は風邪を引くって本当のことなんだな、と実感し、仕事を休む頻度は格段に増えそうでした。

なにより、子どもはまだ0歳です。
ハイハイや後追い、自己主張をし始めたタイミングで、もうすぐ言葉も話しそう。
どんな変化も成長も見逃したくないから、一緒にいる時間をできるだけ多く持ちたい、と正直なところ思っていました。

子どもにとって初めての桜の季節。近所をお散歩しました

でも、「ママだから」と思われるのはなんか違うし、やりたいと思ったことには全力投球したい、

非常にわがままだと思われるかもしれないのですが
・仕事に精一杯取り組みたい
・子どもと一緒の時間は多く取りたい、何かあったらすぐに駆けつけられるようにしたい
この2つが、働く上で最低限守りたいことでした。

コロナをきっかけに、リモートワークをワークスタイルの一つとして取り入れる会社が増えており、通勤の必要がなくなった分仕事の時間や子どもと過ごす時間に充てられそうだ、と感じていましたが

会社の中で自分一人だけリモートワーク
・それが故に仕事する環境面で迷惑をかけてしまったり、キャッチアップに時間がかかる、手間をかけてもらう必要がある
という状況は心苦しい
なと思っていました。

かと言ってフルリモートを望んでいるわけではなく、対面で話した方がコミュニケーションコストも下がるし、なによりヘルシーに仕事ができると思っています。

仕事の状況やチームの状態によって出社をしつつも、リモートでも仕事が円滑に進むことを前提にしたコミュニケーションスタイルになっていることが理想の環境だなと思い、そんなわがままに耳を貸してくれるところを探したいなと思っていました。

(書いていて思いましたが、自分でもややこしいオーダーだなと思います。が、似たような状況の方は少なくないんじゃないかなと思います)

カミナシを次のステージに選んだ理由

10年前にはなかった、これからの社会を担うであろうサービスがたくさんあり、すべてを調べられたわけではありません。
限られた時間の中で、限られた情報の中で、面白そうな取り組みをしている会社を探すことになります。

転職を決意した際に、私が企業をさがす軸となったのは以下3つで、
・社会のインフラになりそうな業界で
・これまで関わってきた領域との差分が大きく
・プロダクトの領域が興味がある
 
その一つがカミナシでした。

実はカミナシのことは、話を聞く前から少し気になっていました。
前職はHR領域の事業を展開していたこともあり、様々な企業の採用担当の方のお話をきいたり、採用のための取り組みを調べている中でカミナシは広報面で積極的な活動をしているなぁと感じていたからです。

カミナシ以外にも様々な企業のお話を聞いていました。
そんなタイミングでCOOの河内さんからメッセージを頂き、お話をすることに。
ちょうど河内さんが以下のnoteを出したタイミングだったこともあり、求めている働き方にとても近いと感じました。

こちらのnoteでは、新しいワークスタイルを検討するプロセスが記されていますが、施策を進めていく上でのプロセスに違和感を感じなかったことも、最後の意思決定では後押しポイントとなりました。
結果を見れば同じ手段を採用しているところ(今回でいうと、リモートワークベースであるものの、フルリモートワークではない働き方)も多いものの

  • プロセスを言語化していること

  • プロセスがすとんと腹落ちしたこと

がポイントでした。
自分はプロセスの言語化の能力が低く、訓練そのものが足りていないとも思っていたので、言語化をすることが必然な環境の中に身を置こうと思い、最終的にカミナシへの転職を決意しました。

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働き方以上に、カミナシが課題解決する領域、課題解決の方法がユニークで面白い!!と直感的に思ったのが最初のスタートであったのですが、
その話は長くなるので次のnoteで書こうと思います。


1ヶ月働いてみて驚いたこと、3つ

入社してもうすぐ2ヶ月経つところですが、驚くことが3つあります。

1つ目:育休明けでギアが入らない


休むとこんなにも仕事の仕方やコミュニケーションのとり方を忘れるのか、、と驚いています。
「強くてニューゲーム」とは幻です。「MP0でニューゲーム」状態。

例えるなら車。
休む前はおそらくギアは4速に入った状態が長く続いていたんですよね。
毎日息をするように同じスピードで仕事をし続けていたのでわからなかったんですが、何年もかけてギアを1速 -> 4速へと上げていたんです。

しかし休憩するとエンジンが止まります。長く休めば休むほど、エンジンは休んでいる状態になります。
そのため、1速に入れるのに時間がかかってしまうのですが、ここで焦りは禁物です。
ちゃんとエンジンを暖めて、時間がかかってもいいから、しっかりと走れるようにしようと思っています。

2つ目:緊張の毎日を送る自分に驚く


久しぶりに社会で人と話をすることになり、毎日のように緊張しています。
緊張しすぎて夜中寝ているときにふと起きてしまうほど。
そんなことはしばらくなかったので、そんな自分に驚いています。

でも、30歳を過ぎて緊張できることに出会えるって、自分はラッキーだなと思います(自分の人生はラッキーでできている)。
できることが増えると緊張しなくなっていくし、緊張しない毎日はできることの上にしか成り立っていないということ。
できないことに気づいて、準備をしっかりして、緊張をひとつずつクリアしていく感覚なんていつぶりだろう、、
こういう感覚があるから、新しい挑戦ってやめられない!と思います。


3つ目:カミナシのカルチャーに驚き


カミナシは積極的に社外に広報活動を行っているのですが、中に入ってみて知らないことがたくさんあることに驚きました。

至極当然のことと思われるかもしれません。
しかし、カミナシは客観的にみていると、対象マーケット(プロダクトマーケティング、採用)へバランスよく広報を行っており、noteの記事も非常に多いのです(最近Twitterで見たのですが、noteの記事がなんと110本あるらしいです…!!)。
社長の諸岡さんとCOOの河内さんが話している カミナシ SaaS FM も夜のお供に楽しい。

それだけではなく、社内への発信も多くて、スピードも早いです。
たとえば商談や社内ミーティングの様子が録画されていて、後から誰でも見ることができるようになっていたり、社内広報ページがあったり。
結果が見える形で残っているのは様々なツールの後押しもあり、当たり前になっていると思いますが
結果が生まれるプロセスから情報を残していることはカルチャーそのものだと思いました。
そしてこのnoteを書いている間にも、コロナ感染者の増加による保育園休園などに対応するための特別休暇がスピーディに出来上がっていました。

サポート状況も日々進化中…!!

中に入るまではわからなかったいろんなことに日々驚きながら、そういう文化を吸収しようと藻掻いています。
ちょっと躓いたことをつぶやいたら、誰かが拾ってくれて助けてくれる、そんな暖かさを感じられて社会にいることが心の支えになるんだなぁ、と感じている日々です。

現在は、新しいプロダクト開発の仮説検証を行うチームで、現場で奮闘しているみなさんのお話を聞きながらプロダクトのコアや営業戦略を考えています。
現場ドリブンのカルチャーを大切にしながら、私達の生活を支えてくださっているノンデスクワーカーのみなさんの働き方をよりよいものにしていくお手伝いが少しでもできたら、と思っています。
子どもが物心つく頃に「母ちゃん、こんなこと頑張っているよ!」と胸を張って言えたら、万々歳!!

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長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
お約束ですが、カミナシは採用頑張っております!社長の諸岡さん、COOの河内さんをはじめ、おしゃべりがとても楽しい人なので
興味を持ってもらったら採用サイトも見てもらえると嬉しいです。デザイナーのしょうさんのおもしろい仕掛けが隠れていますぞ…

また、、
初めてnoteなので、♡押してくれるととっても嬉しいです😃




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