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記憶のない過去


誰にでも当たり前にある記憶
子供の頃から曖昧ながらも断片的に残るもの

だけど、その記憶が本当にあった出来事だったって自信をもって言える人はいるんだろうか


辛いことがありながらもいつだって前向きに頑張って乗り越えて、幸せな楽しい時間を過ごしてきた
私に残る私の記憶はそういう感じ


だけどふと浮かぶものがある
楽しい時間の合間に、全く異なる記憶
断片的に現れるソレは
私に残る記憶というものを足元から崩していく

その記憶の異変に気づいたのは、中学生のとき

そして大人になった今、その頃の記憶すら危うい

「私」という歴史が
私自身、正確に把握できてない
そんな人生

それでも日々生きている

明日、今日の「私」を覚えていられるだろうか
明日、私は「私」でいられるだろうか

そんな恐怖をぼんやり感じながら1日を終える


あぁ、だから

だから私は明日の「私」を知ることが怖くて、眠ることを拒んでいるのかもしれない




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イラストお借りしました♡︎
ありがとうございます(ㅅ´ ˘ `)☆*。 

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