沙ゆ.

何気ない日常に色を添えたい. こんな私を見つけてくれてありがとう🌱

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    詞とよびたいもの、詞っぽいもの #詞 #作詞

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    ただのことば、独り言。

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  • 「また今度って、いつかはなくなるんだって。」

    小説風な短めストーリー

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さびれうた

これから別れを告げるなんて決意も ゆらゆら揺らがないようにしないとな あぁもうすでに、喉の奥がいたい 息がうまく吸えない気がする 「好きだった」というにはあまりに大きすぎる その存在と影から隠すように視界が揺れる まだ過去にならないだろうけれど きっとこれが最善策といまは信じていきたい "好き" が減るくらいじゃ足りなかった "好き" がなくなるくらいがちょうどよかった 薄らいでいく色だけおいてって どれだけ平気なフリをできるか、 それがキーになるから "好き" が減

    • 詩 -うた-

      意味をもってしまった日の空模様を忘れられない きっとずっと 全部ずっと 多分もっと先まで いやに晴れていたこと、 雨模様で冬色が肌を刺したこと、 後ろ、あなたのとなりで堪えられなかったこと、 バレないようにと雨に祈ってたこと、 永遠なんてないことを知っていたはずなのに あんなに早く、刹那的に過ぎていったこと 戻れないからこそ、"美しい" としまい込んでしまおう 明日の話をしよう まだ、あの日の続きの明日だけど なのに明日を生きてしまうんだ あ、今日の明日のことね や

      • 此処

        6畳あまりの部屋で 歌をうたって唄をかいている 惰性を喰うみたいな時間の流れに 何かひとつ得られるわけもなく ただ、浮かんでいる それだけの繰り返しだ 虫が飛んだだとか いやに空が青いだとか カーテンを閉じたこんな部屋じゃなにも明かされないままだ あるのは自分の人生の一部たちと人工の明かりだけ 喰らうのは人生の1粒1粒 どうせすべて忘れず抱えていけるはずもないのに 思い出やらやりがいやらだけを残した色たちに花束を 「どうせ」が口癖な捻くれ野郎な自分でも 縋りたいものも

        • color my life

          夢でみたって 寝て覚めたら隣にあなたはいなくて ただ昨日の記憶が鮮明なだけ なのに薄れていく温もりが寂しい 次にその温もりに触れられるのはいつだろう あぁもうまた、考えただけで恋しくなる 揺れる花を愛おしく思うように マジックアワーの空をずっとみていたいように あなたに触れたい その温もりに背を預けたい "楽しい" や "嬉しい" だけじゃない "安心感" と "温もり"を あなた越しに感じたい 空に願ってみたって あえる日が増えるわけでもない 「あいたい」って思って

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          今はまだ、大丈夫。

          眠くてたまらないけど次の日の朝フラフラしないようにと作ったのに、 満腹以上の量になっちゃったご飯を食べて、 少し眠気が覚めながらもぼーっとしてる。 空っぽなのに、黒くて 軽いのに鉛みたいに重くて冷たい 身体の中に、別の枠組みである、みたいな そんな心になる瞬間があって 何度も何度もそこから遠ざかれないんじゃないかって不安になる だけど遠ざかって、それになって、 を繰り返してるから今はまだ、大丈夫。

          今はまだ、大丈夫。

          案外、🙊 (お勧めしません)

          言葉を呑むことは容易いと思った。 愛想笑いをしながら相槌を打つことは容易だと思った。 全部違ってた。 言葉を呑むことはまだできる。ただ、相手が望む言葉を使って愛想を振り撒くことができない。 その度に、私にもプライドがあるんだと思い知らされる。 「いつかは終わりがくること」と常にどこかに潜ませているから生死に関して薄情で、 生きるということに無頓着、 むしろ面倒なことばかりだと浮かぶくらいなのに 「私を過ごす私の中のプライド」やら頑固さやら物欲しさやらがある。 その度に、

          案外、🙊 (お勧めしません)

          灰色のスノードーム

          スノードームの世界みたいな雪が 僕の目の前に落ちてきて スノードームの世界みたいな家で あなたを思う 白い世界に鮮やかな色彩 どうか、心ごとあったかくなれますように 言葉ごと消えてしまえたら、 心ごと置いて行けたら、 あまりに儚く消える願望ひとつすら うまく処理できなくて 息苦しさも感じないくらい、 瞬きが遅く感じるくらい、 時間はマイペースだ 壊れかけの録画機のせいで無音が響くこの部屋 あなたがいない静けさに慣れたくなくて 歌を歌って、ひとり猫に話しかけた 変わら

          灰色のスノードーム

          私の過去の全てを無かったことにしたいなんて思わないけど、何にも無かったかのように見せる生き方をしたいとは思う。

          私の過去の全てを無かったことにしたいなんて思わないけど、何にも無かったかのように見せる生き方をしたいとは思う。

          人生ほんとにいろいろだし、何があるかわかんない。けどだからこそ、面白いときもあるって信じたい。

          人生ほんとにいろいろだし、何があるかわかんない。けどだからこそ、面白いときもあるって信じたい。

          寒い夜は

          瞬きをする一瞬に世界が無彩色に変わった あなたがドアをしめた瞬間に もう戻れないと感じたあの青さも いつしか再現できやしなくて もう少しだけ、色を残して もう少しだけ、微笑んでみて もう少しだけ、待っててみてよ 何を残そうとも何をこぼそうとも もう何も交わらないと、 とっくに分かりきったことを 今更この部屋が教えてくる 何度夜を越しても何度目を覚ましても あの珈琲がなくなることはない もう二度と交わらないと、 何度もあのポットが伝えてくる いつのまにかあなたがいる部屋

          寒い夜は

          そんな考えないようにしてるけど、 凛としてみせたり強がってみせたりすることで「自分まだまだ生きれんじゃん」ってなる。 とかいってほんとになんもなく純粋に楽しめてたり穏やかにいれたりするときもあるから、全然余裕ではあるけどね。

          そんな考えないようにしてるけど、 凛としてみせたり強がってみせたりすることで「自分まだまだ生きれんじゃん」ってなる。 とかいってほんとになんもなく純粋に楽しめてたり穏やかにいれたりするときもあるから、全然余裕ではあるけどね。

          その色で.

          あなたの隣、毎日唇をなぞった色で 久しぶりに唇をなぞってみた あなたのくれた「似合ってる」の言葉で浮かれたっけ この色ひとつであなたに触れたことを思い出す なんて、あり得ないけど あなたまみれな人間じゃないから 可愛くないよね、だからかなぁ そうなれたら、あなたはまだ隣にいたのかな あの色を纏った唇から溢れた言葉たち 怒りも悲しみも躊躇うことなくぶつけた だから、あなたがいないんだ あなたに溺れた私じゃないから だから、あなたがいないんだ ただあなたに溺れなかった私が

          その色で.

          blue

          駅のピアノの音ひとつ あなたが奏でる音に似ていたから、 探したくなってしまったのに そこにいるのは違う人。 あなたがドライブでよくかけていた音楽 スマホで見つけたら 次にいけずに流してしまうのも きっと、あなたを知ろうとしたときの癖。 あーあ、いつまで経ってもあなたが抜けてくれない あなたのことを好きだった頃がどうしても染み付いているの あなたを忘れられないとかそんなことじゃないの ただ、あなたといた時に知った "あなた" が 染み付いちゃっているの それだけなの 毎

          あのときくれた「あなたが好きです。」という言葉を、私もあなたに伝えたい。

          あのときくれた「あなたが好きです。」という言葉を、私もあなたに伝えたい。

          どんだけ心が痛い記憶も苦しい記憶も、どんだけ楽しい記憶も嬉しい記憶も、誰も「私」になれない。誰もそのときの私になれないんだから、自分の匙加減で感情を表してもいいんだよ。 って過去の自分にも未来の自分にも知っておいてほしい。

          どんだけ心が痛い記憶も苦しい記憶も、どんだけ楽しい記憶も嬉しい記憶も、誰も「私」になれない。誰もそのときの私になれないんだから、自分の匙加減で感情を表してもいいんだよ。 って過去の自分にも未来の自分にも知っておいてほしい。

          「またね」と「さよなら」

          次に別れを告げるのは、どんなときだろう。 って何気ない夜に考えてみた 私は眠れずに。 きっと私は なんてことないふりをするのだって、 漠然とした大きな不安感を隠すのだって、 いつもみたいに笑うことだって、 いつもみたいにはしゃぐことだって、 それなりに得意なはずなのに。 あなたのことになると 誤魔化せるのに隠せなくなっちゃう ねぇいつか 「またね」が「さよなら」に変わっても 今までの私たちがいなくなるわけじゃないって 過去のあなたが染み付いたまま。 別れを告げたわけでも

          「またね」と「さよなら」