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stray

「大丈夫」ってあなたが言うから
疑うことを忘れた僕は平気じゃないあなたに気づけない

言葉を巧みに操るあなたに僕はいつだって
うまいことやられっぱなしで、
"あなたは強い"
いつのまにかそれだけを描いて、それだけを信じていた

夜明けなんてない、そう思った日に
あなただけが道しるべだった


ふらっと猫みたいに気分屋なあなたが
いつもみたいに先を歩いてたはずだった
ふらっと、どこかへいつの間にか旅立つなんて
僕はまだ彷徨い続けていくんだ



愛なんてもの、言葉だけでは薄っぺらく感じたから
どうにか触(ふ)れたくなった夜
手を伸ばしたら触(さわ)れた日を思い出す

言葉巧みに不安や心配事を取っ払ってくれた
背中越しに温もりを感じた夜は安心を覚えた

あなたがいたから、生きていけてた


ふらっと猫みたいに気分屋のあなたが
いつもいつも温めてくれていたんだ

夜の濡れたアスファルト
何にも気にしないで水が溢れる


ふわっと空を飛んでみたくなった
さらっと肌を撫でる風に、
「僕も運んで」

ふらっと猫みたいに気分屋なあなたが
いつもみたいに先を歩いてたはずだった
ふらっと、どこかへいつの間にか旅立つなんて
僕はまだ彷徨い続けてしまう

いつかあなたを追い越したら
あなたが追いかけてくれるのかななんて
空想描いてまた眠りにつくよ