「徹底的に顧客のイメージを具体化することにこだわる。」nuリノベーションのマーケティングトレース
営業を離れマーケティングに携わるようになり早1年半。
社外の方のお力も借りながらここまで進めてきて一定の成果を残してきたものの、いよいよ自己流では限界が見えてきています…。
何か良い機会はないかと探していたところに見つけたのが、マーケティングトレースでした。
善は急げ。ということで早速マーケティングトレース日常編にチャレンジしました。拙文ですがお許しください。
nuリノベーションについて
今回のマーケティングトレースをしたのは株式会社ニューユニークスが手掛ける事業のひとつ、「nuリノベーション」です。
nuリノベーションについて、HPから拝借したものがこちらです。
「クリエイティブ層をターゲットとした、ワンストップリノベーションサービス。一人一人に対するヒアリングを重視した100%オーダー型で、お客様の多種多様な価値観を 空間に反映します。」
マーケティングが上手という印象がありましたので、WEBで見つかったいくつかの記事を参考に、その戦略を自分なりに言語化してみたいと思います。
強みは10年の歴史を経て積み重ねた"施工事例"
代表取締役である臼田 英司様のインタビューを拝見したところ、強みは施工事例にあると仰られています。実際に驚異的な数の施工事例をお持ちなようです。
2020/7/29時点nuリノベーションの自社WEBに掲載されている施工事例数
マンション [666]
一戸建て [31]
店舗/事務所 [9]
では、なぜここまでの施工事例を蓄積することができたのでしょうか。
カスタマーファースト
これも臼田様のインタビューに記載がありましたが、社内にいらっしゃる4名の建築家にメンバーが紐づいていて、まるで4つの建築事務所が共存するような環境だそうです。
しかも、それでいてnuリノベーションとしてのデザインの方針は定めていないとのこと。ではどこにnuリノベーションらしさがあるかというと、デザイナー主義ではなく”カスタマーファースト”を掲げていること。だからこそ多種多様な施工事例が蓄積されていくのだと思いました。
実際の打ち合わせでは強みである施工事例をもとにイメージを膨らませ、しかもデザインが決定するまで打ち合わせは無制限だそうです。
リノベーション後の暮らしも、nuリノベーションがイメージを提案
お客様からの要望に応え、「decoる」というサービスを開始しています。内容は、約200以上の家具屋と提携しすることで、nuリノベーションがインテリアスタイリングを行ったうえで提案した家具を特別価格で提供することを実現したものです。徹底的にお客様のイメージを具体化させていくことにこだわる姿勢を感じます。
まとめ
リノベーションを通じてnuリノベーションが提供しているのは、お客様のイメージを具体化することだと思いました。
フルリノベーションをするだけでも高額な費用がかかるうえに、新たなご自宅を購入してからリノベーションを検討されている場合はさらに費用が重なります。
高額だからこそ、「そこまでかけて自分のイメージ通りの住まいを実現できるだろうか…?」と不安を抱えているはずです。
nuリノベーションはそうしたお客様の気持ちに応えるべく、多数の施工事例を惜しみなく提供すること、デザイン決定の打ち合わせを無制限にすること、(ご紹介できませんでしたが)リノベーションに関するセミナーを開催していること、50㎡ものコンセプトルームを用意していること、定期的に開催していることなど、お客様がより具体的にイメージできるような情報や機会を積極的に提供しています。
こうした様々な施策の根底にあるものは、「お客様がイメージを具体化できることにこだわる」という姿勢だと思いました。
マーケティング施策は幅が広いためついつい「何をするか」に目が行きがちですが、根底に持つべき想いは何なのか、改めて考えてみようと思いました。
今回は以上です!
参考にしたURL
https://www.gqjapan.jp/life/interior/20190417/nu-renovation
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