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読書日記 今年1番の本 

宮本輝の小説が好きだ。高校1年の時に青が散るを読んで以来好きだ。
大学生の時に既刊は殆ど読んでそれ以来ご無沙汰していたがこの夏の育児休暇の合間に数冊新しい本を読んでみた。最近は読むとしてもエッセイやビジネス書ばかりだったので小説に触れること自体が久しぶりだ。

以前よりも文体が現代語に近いのか、非常に読みやすくなっていた。しかし、登場人物とストーリーが複雑に絡み合い、泥々とした人間模様と爽やかな人間模様も絡み合う。これほどまでに両極端なキャラクターと物語を織り上げてまとめあげる力量はさすがだ。

主な舞台は富山。この本に感化されてどうしても作中に登場する景色を見たくなり、なんとこの夏に家族で富山旅行までしてしまった。
すっかり宇奈月温泉のファンになった。

作中に登場する富山の入善にひろがる田園風景

ネタバレなどの野暮は避けたいので、これ以上は作品を是非読んで欲しい。

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