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\参加者募集中/デス・カフェ– 死生観を考えた本でビブリオトーク 2018.11.25

あなたの生き方を変えた本は何ですか。書く人が自由に生きるためのウェブマガジン「ORDINARY」が、初めての人も参加しやすいアットホームな読書会を開催します。今年2018年の選書テーマは、「死と愛」。年齢も職業もさまざまな自由な本好きたちが集い、珠玉の一冊を持ちより語る休日のカフェタイム。あなたの選書が、ひと言が、だれかの人生を動かすかも。


開催にあたってご挨拶
Opening the Event

隣人ともっと本の話をしよう 
わたしたちの体は食べたものからできている。同じく、心は読んだ言葉からできている。だとしたら、たくさんの素晴らしい本と出会いたいものです。その名が決まりウェブメディアで発信しはじめる以前から、オーディナリーは毎月のように本好きや書き手のための小さな集まり「ギャザリング」を開催してきて9年ほどになります。「文芸フェス」にはその流れの中で出会い、趣旨に共鳴し、2016年に合流してイベントを開催することになりました。今回も前回好評だった死生観をテーマにした「Death Cafe」と銘打った選書交流会。いつか誰にもやってくる「死」。つい目をさらしたくなりますが、死を見つめることで、より濃い生を送ることができる、「メメント・モリ」という言葉もあります。カジュアルに死を語り、同時に生き方を考えるのがデスカフェです。会場は、ぼくが立ち上げから参画し、オーディナリーや数々の新しい活動の芽の生まれる場となっている自由大学です。文芸を愛する人たちがつながり、当日イベントに参加できるかたはもちろん、できないみなさんも、ご自分にとっての大切な本について思いをめぐらせ、大切な人たちと会話するきっかけになればと願っております。人間は歩く本だ、話す本だ。あなたと、本と、新しい出会いのために、当日を楽しみにしています。

オーディナリー 発行編集人 深井次郎


■選書交流イベント開催概要

Death Cafe
デス・カフェ – 死生観を考えた本でビブリオトーク –

【日時】 2018年11月25日(日)14:00 – 16:00 
    (開場は10分前から)

【会場】 自由大学
     港区南青山3-13 COMMUNE 2nd内        
   (表参道駅 A4出口から国道246号を外苑方面へ徒歩2分)
.

【当日の流れ】
・開会ごあいさつ 「死と愛を考える本の魅力」
・参加者ひとりひとりによる選書トーク
 選書テーマは、「死と愛」
テーマに沿った「おすすめ本」を1冊選書しお持ちください。ひとりずつその本について、自分について語っていただきます。
(なぜその本を選んだのか。どういう状況のときに手にとり読んだのか。その本の魅力は。こういう大切なことを学んだ。…などなど自由に)
・閉会ごあいさつ


【司会、ファシリテーター】
深井次郎(文筆家 / 株式会社オーディナリー代表)
1979年生。大卒後、働く日々の発見をつづりはじめ、2005年独立。「自由の探求」がテーマのエッセイ本『ハッピーリセット』(大和書房)など著書多数。2009年自由大学創立に教授、ディレクターとして参画。法政大学dクラス創立者。文科省、観光庁の新規事業に携わるなど活動は多岐にわたる。2013年書く人のためのウェブマガジン「ORDINARY」をスタートし、新しい作家たちを生み出している。

【参加費】 1500円 
     (ワンドリンク、お菓子付、当日受付でお支払いください)

【対象】 本好きなら、どなたでも参加可

【持ち物】 「死と愛」をテーマに選んだあなたのオススメ本1冊

【定員】15名

【申込み】 お申し込みはこちらから

【備考】
・念のため暖かい服装でいらしてください。会場にエアコンはありますが、この季節冷えますので。
・当日、イベント風景を写真撮影いたします。写真は開催レポートや資料に使用させていただくことがありますので、できるだけご協力ください。 . .


前回のイベントの様子 2016年秋開催時


初めての人が多いけれど、本を介せばたちまち話は弾みます

自分の選書がだれかの人生を動かすかも。そんな期待を胸に秘めながら、今回の選書イベント「デス・カフェ」には定員20名の本好きが集まった。選書テーマは「あなたの死生観に影響を与えた1冊」。

「たとえばぼくの場合は」始めに主催オーディナリー代表の深井次郎が1冊を紹介しながら読書の魅力、自らの死生観について口火を切る。5人ひとグループに分かれ、輪になり各々の1冊について語り合う。初対面にも関わらず、ときに笑い、ときに神妙に対話はつづいた。この日のために特別に制作されたオリジナルマグカップにあたたかい紅茶を注ぎ、ゆったりした音楽につつまれ、リラックスした明るい空間で自由に語らう。参加者は20歳の学生から50代の社会人まで、仕事もさまざま。多様な人、価値観に触れた。集まった本も多様。小説、詩、研究書、エッセイ、ビジネス書だってあった。主役は参加者ひとりひとり。語らいの時間をたっぷりとった。本は基本的にひとりで読むもの。好きな本について語り合うことは、友人同士でも意外とない。最後にひとりひとりから全体へ感想を共有。「有意義な時間をありがとう」まだまだ話し足りない。またどこかで、と約束して2016年のデス・カフェは幕を閉じた。
より詳しいレポート記事へ http://ordinary.co.jp/editorsroom/12748/


「文芸」の範囲はどこまでか

今回は文芸の祭典です。文芸とは、一般には小説、詩、エッセイなどを中心とした「言葉を用いた芸術」の総称です。しかし、そもそも「言葉を用いた芸術」ですから、実は文芸の範囲は広く、文字を用いない落語や漫才、講演、歌唱、朗読などの口頭表現も含まれますし、セリフのある漫画はもちろん、映画やドラマ、ラジオも含まれてくる、とわたしたちオーディナリーとしては考えています。ただ今回は、選書イベントとして、珠玉の1冊を持ちよる企画としました。「本」「1冊」に範囲をしぼっていきましょう。

選書ルール
OK : 小説、詩、エッセイをはじめ、研究書、ビジネス書でもフィクション、ノンフィクション問わず可。文字のある漫画も可。
NG : 文字のないビジュアルのみの本、アートブック、写真集など。 . .


■文芸フェスとは
About International Festival of Literature TOKYO

海外・国内の文芸を盛り上げていくフェスティバル
「国際文芸フェスティバルTOKYO」は、文化庁と一般社団法人リットストックが主催となり、海外・国内の文芸作品(およびそこから派生する多様なコンテンツ)の魅力を、さまざまな切り口で紹介し、文芸を盛り上げていくフェスティバルイベントです。第1回となる今回は、主催イベント4イベントとともに、一般参加のサテライトイベントも数多く開催される。世界中の本を愛する人々、本に携わる人々の交流を通し、日本の読書界・出版界を活性化させ、ゆくゆくは世界へ向けて文芸コンテンツの価値と情報を発信していくイベントに育てていくことを目指しています。コア期間:2018年11月22日(木)〜25日(日)

公式サイト: http://ifltokyo.jp



デスカフェのメインビジュアルについて

個性あふれるちょっと変わった本好きたちが集まるギャザリングがイメージです。どこの国だか、過去か未来かもわからない、国境も時代も超えるというメッセージをこめています。手がけたのはオーディナリーのロゴや連載「かどを曲がるたびに」でもおなじみの、たなか鮎子さん。この文芸フェスは「日本の文学を世界へ」という目的の「国際フェス」です。たなかさんは現在ヨーロッパ(ロンドンやベルリン)を拠点に活動しており、ボローニャの絵本原画展での受賞経験や、震災での海外アーティスト200人をまとめてのチャリティー活動などをしていること。また自らも絵本を出版し、書籍の装画も手がけており、文芸へ愛と造詣が深いこと。などなどから、この企画にはたなか鮎子さんしかいないとお願いしました。

たなか鮎子 Ayuko Tanaka
絵本作家、銅版画家、ピコグラフィカパブリッシング&デザイン主宰 1972年福岡県生まれ、宮城県に育つ。ベルリン在住。 福島大学経済学部、東京デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業。 ロンドン芸術大学チェルシー校大学院修了。デザイン会社勤務を経て、個展を中心に活動中。2000年ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。おもな絵本に『かいぶつトロルのまほうのおしろ』(アリス館)、『フィオーラとふこうのまじょ』(講談社)など。書籍装画に『1リットルの涙』『数学ガール』など多数。http://www.ayukotanaka.com/


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