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元バスケ部30代女性の反復性肩関節亜脱臼手術体験談 ―3.肩専門医がいる病院を受診―

前回(2.情報収集(先生・病院・手術内容))の続きです。肩専門医がいて手術ができる病院や手術内容の情報収集をした後、病院の予約をとって受診をしました。

肩専門医がいる病院を受診

近くの整形外科で用意してもらった紹介状を持って、病院へ向かいました。そうそう、紹介状を書いてもらう時に重要なのは「法人と病院名をしっかり伝える」ことです。病院の公式ホームページをスマホで見せる、または印刷して持っていくとスムーズですね。私は紹介状として、CDが入っている封筒を受け取りました。

いざ、肩専門医の先生がいる病院へ。普段はあまり使わない路線、降りたことのない駅、初めて行く病院、初対面の肩専門医の先生。

特にインターネットで名前や顔、実績などを拝見していた先生と話すことに一番緊張していました。もしかしたら、経験豊富な先生は忙しそうな雰囲気で、私はその雰囲気にのまれて全然伝えるべきことを伝えられないのではないか。もしかしたら、高圧的な雰囲気かもしれない。そんな妄想で頭がいっぱいでした。

この病院で手術を受けるとなると、手術後も診察やリハビリで一定期間付き合っていく相手です。できれば安心して話せるような方であれば良いなと思っていました。

また、今後のスケジュールは気になる点でした。コロナ禍や経験豊富な先生なので手術ができる日程はすぐには取れず、何ヶ月も先になる可能性もあるのかもしれないと思いました。

病院のホームページによると、肩関節脱臼(亜脱臼)の手術(鏡視下バンカード法)は、数日の入院、その後10日程度経過で抜糸、2〜3週間は肩関節を固定、2ヶ月程度で日常生活の動作制限は無くなるとのこと。

仕事が長期で休める夏休みや有休を使って入院をすることも選択肢の一つかと思いました。ただ、その入院した後に肩関節を固定する期間があるので、その間に仕事ができるのだろうか。更に日常生活で動作の制限が無くなるまでは2ヶ月程度かかるとなると、職場の周りの方たちに迷惑をかけてしまうのではないかと心配でした。だからといって手術を行うまでに時間が空いた場合、また亜脱臼を起こす可能性も0では無く、早く手術をしてしまった方が良いのではないかと悩んでいました。

病院に着き、検査(CT)と診察を受けました。悩んでいた私は何だったのだろうと思うほど、先生は落ち着いて話せるような雰囲気で一安心。紹介状の情報や検査結果を見ながら、これまでの亜脱臼歴などの質問に答え、治療方法として手術が適応な状態と説明を受けました。肩関節亜脱臼の仕組みや手術内容なども用意して下さっていた資料を基に分かりやすく話してくれました。

私の場合、肩関節を包んでいる袋のような関節包の端がはがれて修復されずに緩んだ状態でくっついているだけではなく、その関節包が破れている可能性があるそう。今回の手術はその部分を縫い合わせ、正常な位置に戻す内容。そう言われ、「今、やるしかない」と手術を受ける気持ちが固まりました。今までは治療法として手術があると分かっていたものの、自分の肩の状態がはっきりとわかり、その選択肢がぐっと近づき自分事になった感じがしたのです。

先生から術後のスケジュールについても説明がありました。手術の予定は何ヶ月先まで待たないといけないという訳ではなく、手術を希望するのであればトントン拍子で予定が組めそうでした。仕事の都合もあるので、この日は一旦手術日を決めずに帰ることにし、また日を改めて手術日を決定することにしました。

次回へ続く

次回は、手術日の決定や術前検査などを綴る予定です。

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