そして誰もいなくなった
自分が居た証を書いておこうと思う。
服薬開始3日目
あんなにうるさかった頭の中の私たちが
居なくなってしまった。
子供のまま止まった性格の私
自己中心的な性格の私
他者を傷つけることに快感を感じる私
すべてを疑う人間不信の性格の私
楽観的でポジティブな性格の私
自分を追い込むことが救いの私
女神のように優しく慈悲深い性格の私
難しいことがわからない天然な私
書ききれない。
すべての私の境界は曖昧で
1つの人格のようでありながら、無数の私が居るような感覚
たくさんの私は私を苦しませた。
1人1人がバラバラで、コロコロと意見が変わってしまったり、それを気分屋と言えば誤魔化しきくものの
私の意思とは違う行動を取るから厄介だった。
統率がきかない、1度表に出るとなかなか引っ込んでくれない。
さっきまで泣いていたのに、辛いスイッチがピークに達すると
突然どうして泣いているのかわからなくなる。
辛いことを耐えていると突然誰かに切り替わる。
どの私が本物なのか、私にもわからない。
もしかしたらこのnoteを書いている私も消えるのかもしれない、記憶は一緒だけれど読み返すと私は一体何を書いてしまったんだろうと思う。
記憶が一緒だから忘れないかもしれないけれど、1つ覚えていてほしいのは
私が好きだった人やものをどうか忘れないでほしい。
不安定な私が、私を守るために、精神的な依存先にしていたものを、どうか本当の私にも好きになってもらいたい。
押し付けてごめん
だけど私たちは大好きだったから
本当の私がどれかわからないし、誰が残るのか新しい私が生まれるのかはわからないけれど
今まで大切にしてきたものは捨てないで。
何度もみんなで支えあってきたけれど、もう大丈夫だよ。
お母さんに殺されたかった、そんな私を殺されないように守った。
生きるために汚い仕事を耐えられるように。
辛いことを封じ込めるように。
生き残るために作られた私たちが
最後にたくさん振り回してごめん、もう1人で生きていける準備は出来ていたのに。
助けるはずの私が足を引っ張ってしまった。
自分の思い通りに心が動かなくてイライラさせた。
これからは1人で薬で調子を整えよう、そしていつか普通の女の子になれたら
好きな人に好きって伝えてみよう。
きっと伝わる、幸せになれるよ。
たくさん辛い思いをしたから幸せになろうね。
私はこれからも応援しているからね。
私を愛しているよ、お大事に。。
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