3 Week Road Trip in the States, Summer in 2021　1

今から二十年前、友達の一人娘が、とある事故で亡くなった。

それまで毎年、彼女の家族そしてたくさんの友達と集まってアメリカワシントン州のピュージェットサウンドで、夏の週末ロッジを借り、みんなで夕食を作ったりして、楽しいひと時を過ごした。

でも、それも彼女の娘の死によって失くなった。

この二十年の間、私たちを含め、たくさんの彼女の友達はシアトルから引っ越し、たまに連絡を取るぐらいで、会わなくなった。

彼女はあまり人に会わなくなり、ずっと悲しさに打ちしがれていた。

でも、五年前くらいから、彼女は、少しずつ悲しみから抜け出し、また昔の友達と二十年前のように、週末ピュージェットサウンドで過ごしたいと思った。

一度決めたことは、すぐに実行に移す彼女。

すぐにピュージェットサウンドで、大人数で泊まれる宿泊施設に電話をし、貸し切り、そのまま私たち昔の友達に連絡をした。

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その連絡が来たのが、2年前の2019年の5月。みんなで集まるのは2021年の初夏、夏至の日と重なる週末。

2年前もの先のことだけど、もうすでに2020年のほとんどの週末は予約で埋められているため2年後になったらしい。

その宿泊施設は20以上ものロッジ小屋があり、カヤックやパドルボートそして、小さいヨットも借りれる施設もある、ピューゼットサウンドに面したカミーノ アイランドヒストリック州立公園内にある宿泊施設。

アメリカではコロナのワクチン接種の開始が早かったため、コロナもようやく治り、安心して、旅行ができるようになった2021年の6月。

本当、この週末の集まりが2020年じゃなくてよかったと心から思った。

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これを機会に、20年以上前にシアトルに住んでいた時の友達にも会いにいこう、シアトルにはたくさん思い出があるので、じっくりシアトルで過ごそうと家族旅行を計画。

子供達は仕事があるので、１週間ほど休みを取り、私たちはそのあとシアトルからゆっくりと時間をかけて、南カリフォルニアにいる友達に会いに行こうと決め、3週間ほどのロードトリップを決行。

コロラドからシアトル、カメーノアイランドそしてカリフォルニア。走行約6000kmのロードトリップの旅が始まりましたとさ。