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⑤機嫌がいい

うっかり歳をとらないために、どんな歳の重ね方をしたいか自分の中で考えています。

『スタイルがある人』
自分にとってのスタイルとはなにか?について考えました。

『色香がある人』
色気のある女になりたかった私が色香という言葉に出会い、色香とは何かについて考えました。

『強さがある人』
私にとっての強さについて考えました。

『知性がある人』
知性とはなにか?について考えました。

そして今回、5つ目の『機嫌がいい人』について考えてみたいと思います。
自分の機嫌を自分で取れる人、そんな人こそ美しく、大人であると私は思います。
なんで自分の美しい歳の重ね方の条件に機嫌がいいが入るのか遡って考えたいと思います。

【母親との確執】
私は母と関係がよくありません。
私の母親はどちらかと言えば喜怒哀楽を表現しない人で、思い返すと笑った顔をあまり見たことがありません。
私が中学二年生で反抗期を迎えてから、母親との仲は悪くなるばかりでした。
私のせいで家の中は険悪になり、両親は私にかかりきり。
2個下の妹には「お姉ちゃんのせいで家族がぐちゃぐちゃになった。」とまで言われました。
母親と私は馬が合わず、父親に性格が似てる私に向かって「お父さんに似てるから嫌い」とまで言われたこともあります。
「あんたの子供が優しいはずがない。」そう言われたこともあります。
二十を超えてから母親にそのことを伝えたときは、覚えてすらいませんでした(笑)
でもそんな言葉は自分でも気づかないうちに大きな傷になっていたのです。そして結婚していざ子供について真剣に考えたとき、私は子供を産むのが怖いと感じていることに気づきました。
そんな大きな傷を与えたことにすら母親は知らないままでしょう。
だから私は母親とは違う、機嫌のいい人に憧れるのです。

【大人としての義務】
母親との関係について長々と書き綴ってしまいましたが、私が機嫌がいいにこだわるのは大人としての義務だと思うからです。
自分の機嫌を他人がどうこうしてくれるのは子供時代まで。
それ以降は自分で自分の機嫌を取ることが社会人として、一人の大人として最低限の義務だと思うのです。
だから私の考える美しい女で大人の条件には『機嫌がいい』はもはや必須条件なのです。
これを強く思うようになったのは、結婚してからです。
今までの私は自分の機嫌を彼氏に取ってもらうことばかり考えてました。
「だってあなたが私の機嫌を損ねたんだからあなたが私の機嫌を直してよ」
そう本気で思ってたんです。
でも今の夫と出会い、生活していく中でそれが間違っていることに気づけました。
夫と過ごす中で、喧嘩することがほぼないというのも大きいです。
でもたとえ喧嘩になっても生活を共にしているのなら自分の機嫌くらいは自分で取るべきだとそう思うようになったのです。
だから自分はもちろん、夫にもそれを求めます。
一緒に過ごす限られた時間の中で、不機嫌でいられることほどつらく悲しいことはありません。
そのために自分が落ち込んだ時や機嫌が悪くなった時、どうしたら自分の機嫌を復活させることが出来るか模索している最中です。
そして私の憧れる美しい大人たちはみんな機嫌がいいことのほうが多い。
その姿に憧れたから私もそうでありたいと強く思います。

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