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名乗るほどでもない珍事(アタカマ/チリ)1/3

2023年11月14日、世界一周旅行の幕が上がる。
南米に始まりじわじわと日本に近づいていく魂胆。だいたい3年ほどかけて巡るつもり。
旅情80%ぐらいのかんじで緩く書いてまいります。

初めて海外の病院に行った。
体調不良とプチハプニングの話です。


ウユニから2泊3日かけてチリに入り、サンペドロデアタカマに到着。

乾燥と砂でのどの奥がいがいがする。
頭もぼーっとして、なんかだるいな〜と思いつつ、
2泊3日の移動で一緒に過ごした中国人の女の子たちと再会してランチに行った。

アタカマの街は小ぢんまりとしていてかわいい街。
砂漠の街なので日差しが強くとても暑い。

アタカマの街。なるべく影に入りたい私。
暑すぎる。なるべく影に入りたい犬。


ランチを楽しんでいる間もほんのりと違和感は感じていたけれど、帰りにアイスを食べていると突然の腹痛。
解散して宿に戻ってからもなんだか居心地が悪い。
部屋の窓を開けると砂が入ってくるから換気ができない。
なんかな〜変なかんじ〜と思っていたら
この後ばっちり発熱。パブロンで鎮火。

咳だけが残り、2週間ぐらい夜になると咳が出過ぎて寝れないという日々が続いた。
肋骨が痛くてこのまま肺炎とかになったら...とおもうと怖かったので病院に行った。

チリの砂漠の街の病院。興味深い。
以下、病院レポでございます。
まず、受付がなくてとりあえず入ってベンチで声がかかるまでひたすら待つ。
診察は違う部屋に連れて行かれるのかと思いきや同じ空間だった。
パスポートを見せて、症状を書いておいたGoogle翻訳を見せる。
看護師さんがパソコンにぽちぽちと何かを入力しているんだけど途中で何度も停電して恐ろしいぐらい時間がかかった。
頑張ってぽちぽちして、電気が消えて、
「アーン」とかいいながら呆れ笑いする私と看護師さん。
これを何度も繰り返した。
しんどいので、早く薬もらって帰りたかった。

ぽちぽちが終わるとまたベンチで待機したのち、やっと奥の部屋に通された。
注射するね〜と突然言われ、お尻に刺され、鈍痛。
看護師さんがパソコンやお金を触った後手の消毒をしていないのもみていたし、診察台も綺麗じゃなかった。
不安な気持ちになるがもうどうもできないのでとりあえず無になることに。
処方箋を貰い病院を出たがそういえば医師に会うことはなかったな。
看護師さんが確認するとかで医師に電話していたけれどどうゆうシステムで回っているのか、謎。

病院近くの教会。なんだか可愛かった。
写真撮るぐらいの元気さは有り。


薬局で薬を貰ったあと宿に帰り、注射の名前をメモしておいたので調べると解熱鎮痛効果のあるものだった。
さらに貰った薬を確認すると3種類のうち2種類は解熱鎮痛剤だった。
熱はないのにやたら解熱鎮痛してくるな。

しかも飲み合わせ不可のものらしい。
大きさはヨーグレットぐらいあって、その1/4ぐらいが1日の摂取量だと日本のサイトには書いてあった。
でかすぎる。
「海外の薬はで!か!す!ぎ!る!」と心の中の米倉涼子がシャウトする。

かなりの時間をかけ病院で得たものは、
熱がないのに2種類の解熱剤。
そして残りの1種類はアレルギーの症状を抑える薬だった。
椅子から落ちるかと思った。
咳の症状を抑える薬、貰えず。敗北。解散!




そんな体調不良の中、宿でちょっとしたハプニングがあった。
ベッドの上で過ごしていると、別の部屋にいた女性が涙目でオーナーに襲われかけたって言うから驚いた。
慰めて、一緒に警察に行った。
身体はしんどかったけれど、怯えているのでさすがにほっておけない。
女性が別の宿を予約するところまでついて行った。
私たちも流石にこの宿に居るのは不安なので今夜だけ泊まって明日移動することにした。

そして夜中、なぜか女性が戻ってきていた。
後から聞いたが何故かもう一泊することにしたらしい。
オーナーはまた女性の部屋に入っていったらしく向こうのほうの部屋で騒がしい声がした。
しばらくして、女性はわたしたちの部屋に突然入ってきて、アイツまた入ってきた!的なことを言っていた。
部屋はドミトリーだったので他の人もいたんだけど、他の人にいろいろ話していた。
オーナーは女性に対して、明日チェックアウトだから今鍵を返して欲しいと言って部屋に入ったらしい。
前日になぜ鍵を返してほしいのか謎だし、客の部屋に急に入んなよと思った。
が、女性もそれに対してヒステリックになっており頑なに鍵を返さず、夜中にも関わらず私たちの部屋に無断で入って騒いでいる。
なぜこの宿に戻ってきたのかも、鍵を返さないのかもわからない。
襲われたと言っていたけどオーナーは部屋に入って鍵を返してくれないかと言っただけだった。
同じように私たちの部屋に勝手に入ってきた女性。
それまで電気は消していたし、みんな寝ていた。
体調不良もあり、正直イライラした。

次の日、オーナーはいなくなっていて水道が止められていた。
朝顔を洗えずトイレも流せなかった。
さらにWi-Fiのバッテリーが抜かれていてネットが繋がらなかった。
トラブル宿。地味ハプニング。
最悪ではないが、地味なむかつきがあった。
まぁ、なんというか、海外旅行のハプニングにしてはパンチがないよね。

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