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キレイなもの集め

ただの、平凡な毎日を積み重ねることが
とてもむずかしく思えるような
暗いトンネルの中。

でもトンネルは突然終わったりしない。

突然だれかが助けてくれたり
息苦しさがなくなるような出口があらわれたり
ぴかぴかの太陽の当たる場所にワープしたり、、
そんなことは起こらない。

いつになったら終わるんだろう?
息苦しさに慣れて、でももう気力も残ってないよ・・


そんな気持ちになったことありませんか?

起立性調節障害のように
長い時間病気と付き合わなければいけないとき。

へとへとなとき。

私の心の拠り所は、やっぱりかわいいみーこの笑顔です。


みーこには、起立生調整障害かもしれないことは言っていないし、
病院にさえ行っていません。

本人が知ることで
「私病気なんだ、、、」
って病気の気持ちになってしまうことがこわかったから、
本当に通院しなくてはいけなくなるぎりぎりまでは
黙っていることにしました。

もちろんこんなことができるのは、
私が恵まれた環境にいるから。
職場に専門の相談できる方がいらっしゃって
私自身にも知識がある。

習い事はやめ、学校の先生にも協力をお願いして、
前回も書いたようにいろんななアイテムに頼りながら。

ちょっと調子がいいなあ・・

って思って仕事から帰ってくると
家の中は真っ暗。
全ての窓の鍵がきっちりしまって
カーテンが引かれて、電気もほんの少しついてるだけ。

臨床心理士の先生には、
「アトピーもあるみーこにとって、
家の外壁は、皮膚のようなものなのかも」
といわれました。

皮膚や自分の内面に不安があると、
外からの刺激に対抗できるか不安があるそう。
だから外と内とをきっかり分けたくなるみたい。


そっかあ。
じゃあいっか。
家の中では安心できてるんだもんね。

ということで、みーこにとって
”敏感になってますよ”
っていう合図ぐらいに考えることにしています。


そんなこんなで、
夏には無表情だったみーこは、今ではソファでとんだりはねたり。

ちょっとホッとはしたけど、
もちろんこれで終わりじゃない。


最近していることは

”キレイなもの集め”。


スーパーの屋上駐車場から見える夕暮れの空とか。
クリスマスに向けたアドベントカレンダー。
ちょっと散歩したところにあるイチョウ並木の道路。
ぐつぐつ音がする、真っ赤なボルシチのお鍋。
犬の散歩で行く小高い住宅街から見る夜景。
家の窓から見える空の雲。


キレイなものを探して外に出る。

キレイなものを楽しむために一緒に料理。

一緒にお昼寝。

そんなふうに一緒に笑顔を積み重ねられるのも
ママの特権なのかもしれないな、と思っています。





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