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終戦の日に思ったこと

昨日は8月15日、終戦75年目の日でしたね。

戦争体験者や、体験者でなくても昭和生まれの人たちが、今の若者を見て、「最近の若者はいかん!」と言うことに対して、いつも不満のような気持ちを少し感じていました。そんなこと言われても、時代や社会のせいだから仕方ない、って。

でも改めて考えてみると、戦時中などは日常の中に「死」があって、だからこそ「生きること」の尊さ、ありがたさを、人々は分かっていたのでしょうね。戦時中に比べてこんなにも恵まれた今の日本で、不満が多く打たれ弱い現代の若者たちを見れば、もどかしさを感じるのも当然だと思います。

昔の日本や現代の紛争地域での、「死が身近にある」という状態を、自分のこととして認識する義務が、全人類にはあると思います。

「経験しないと分からない」なんて、実際に経験した人たちには冷酷すぎる言葉だし、自分の人生のためにも、人類の未来のためにもなりません。

自分の代わりに苦しんだ人たちの苦しみを、重く扱わなければいけないと思います。

とはいえ経験したことのないことは、経験者ほど身にしみて理解することは出来ません。だから、今の私たちに出来る最大限のことは、まずは数少なくなった戦争体験者の方々のお話に耳を傾け、戦争に至った歴史の流れや、現代社会に潜む戦争勃発の危険性を知った上で、絶対に繰り返さないことを戦争体験者と戦死者の方々に誓い、一人一人の意識を高めること、、、なのではないでしょうか。

戦死者の方々のご冥福をお祈りします。



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