私には私なりの可愛いがある
自分が嫌いだった。
容姿も中身も。
変わりたくて仕方がなかった、自分を好きになりたかった。
ただそれだけ。
自分磨きをして、Instagramに写真をあげるようになった。
自分の好きを、好きの世界を、形にしてみたかった。
メイクが好きで、模写メイクをたくさんするようになった。
色々な自分になれるし、自分なのに自分じゃないこの感覚が凄くストレス発散になった。
意外と反応があって、「可愛い」「上手」「綺麗」「どうやるのか教えて」と、褒めてもらえる様になった。
一時期はその言葉に満たされて、自分に自然と自信が持てるようになって、自分の事を少し好きになった。
けれど、同時に気付いたのは
誰かの言葉で満たされるようになってしまったら
誰かの言葉でしか満たされなくなってしまう
ということ。
自分で自分に満足したかったはずなのに、相手に満たされる事に安心していたら、相手が居なくなってしまった時に自分が死んでしまうと思った。
まず
自分で自分を愛すること
それがどれだけ大事な事か気づいた瞬間だった。
誰かの言葉に左右される事が少なくなった。
自分のセンスや感性を守りたいと思えるようになった。
私には私なりの可愛いがある。
もちろん、あの人の感性も素敵なものだと思う。
でも誰にでも理解されようなんて思わなくていい。
素敵だと思えるのも、表現できるのも、
いつだって側にいるのは私だけ。
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