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〈本当の私〉は探すものではなく、取り戻すもの

私が小説『ジミー』の著者・青海エイミーさんに魅了されたのは、クンダリーニヨガのティーチャーになるまでのストーリーでした。
涙があふれて止まらないまま、読み進めました。

私が過去の自分を重ねて考えたことを、エイミーさんのストーリーをご紹介しながら、綴ってみたいと思います。

出逢いは必然

マレーシア・クアラルンプールでのティーチャートレーニング。初めてのレッスン後に
「Did you enjoy the lesson?」
と聞かれたエイミーさんの心に浮かんだことは……

エンジョイか分からない、
このレッスンは、分からなかった。

ああ、そうか。
エンジョイでは、ない。

だって、私は分からなかったんだから。

知らないものだったから。

生まれて初めて、ヨガクラスに参加した日(マガジン2)

「分からないまま、続けよう。」
と決意します。

みんな、「何が」楽しいの?
(略)
ねえ、私、ここで何をしてるの。

ヨガの楽しさ、は分からないままで(マガジン3)

「英語ができない」こともあって、アウェイ感を抱えながらもレッスンに通い続けたエイミーさんが、〈本当の私〉を取り戻していく。

そんなストーリーだと私は感じています。

何者かになる必要はなかった


私がエイミーさんのストーリーから受け取ったのは、次のようなこと。

・「自分の人生」を選ぶとき、出会うべき人に出会っている

・その人から大切な「何か」をしっかりと受け取っている

・試練を感じたとき、必ず助けてくれる人がいる

・ひとりで抱えこまずに、頼っていい

・すべてが「完全」であることに気づいた瞬間、愛と感謝に包まれる

私は、ここで、何者でもなかった。

海外で日本人一人のトレーニング。誰も、私に期待してない。(マガジン10)

ずっと、私は、期待されない子どもだった。

学びの日々と諦めない理由(マガジン19)

そんなエイミーさんが、

私は、自分で自分に与えられるようになろう。

ティーチャーになるために、ティーチャートレーニングに行ったのではない(マガジン13)

と決意される姿に、涙がこぼれるのです。

〈本当の私〉は自分の中にある


〈本当の私〉って、どこか自分の外に探しにいくものではなく、〈自分の中〉にちゃーんと、あるんですよね。

本当に大切なものは、本当は自分が知っている。

それなのに、それが見えなくなっているのは、自分の感情にふたをしてきて、自分の心の声が聴こえなくなっているから。

「期待されたことに、応えなきゃ」

「母親たるもの、こうでなくちゃ」

「いつも頑張っていないと、私には価値がない。立ち止まったらダメだ」

人から言われたことやメディアで見聞きしたことを、いつのまにかセルフ・イメージに取り込んで、他人軸で生きていたのは、かつての私。

「自分がどうありたいか」という自分軸を見失っていました。


自分を生きる


「人に期待されたからじゃない。私が〈これ〉を選んだんだ」

そう確信できるようになってからの私は、選んだことを実践できる環境や、サポートしてくださる方々への感謝の気持ちがあふれるようになりました。

心が穏やかになり、「できない私」にフォーカスして、イライラしたり、落ちこんだりすることからも解放されました。

〈やらなきゃ〉と思っていたときには負担を感じていたことですら、〈やりたい〉と楽しんで取り組めるようになったんです。

私がこうして心も身体も軽やかになれたのは、〈本当の自分〉を取り戻し、「何をしても、何をしなくても、私には価値がある」と思えるようになったから。

きっとあなたの中にも、〈本当の私〉が眠っているはず。

・自分に自信がもてない

・自分のことを好きになれない

・〈本当の自分〉を探し続けている

・「このままの人生でいいのかな」と不安や迷いがある


そんなあなたに贈りたい、エイミーさんのストーリー。
きっと自分のことが好きになって、温かい気持ちになれると思います。

そして、小説 『ジミー』が、より味わい深くなるに違いありません。


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▼エイミーさんのストーリー、第1話はこちらから


以下、私が特に好きなストーリーです。
最終話はあえて、リンクを貼らずにおきます。

It' OK.


これからは、私が、自分で与えるんだから。


▼今、ここにいる、本当の私に名前をあげた。

どうせ、私は、この程度、だから。

これが、私だ。

▼だから美しい


エイミーさん、鎧を捨てるまでの赤裸々なストーリーをシェアしてくださって、本当にありがとうございます♪


▼これを書いた御影石千夏のプロフィール

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