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脳がきもちいい!? 編むという行為

①不器用アラフォー 編み物にはまる!?

たまたま娘が持ち帰った、毛糸の処理として、アクリルたわしをかぎ編みしてみることにした。
SDGsをかじってみたかったのかもしれない。。。
YouTuberさんがゆっくり丁寧に説明してくれる。
意外とあっさり編めてしまった!

あれっ!
両手がずっと同じ動きを続けていると、いつの間にか成果物が完成する。
そして脳がきもちいい。

編むという行為に慣れてくると、無心になれる。
「ときめく」とか「あがる」という言葉より「楽」という言葉が合っている
楽って気持ちいいんだ

間違えたら、やり直せる。
間違えても、怒られない。
一人でできる。
自己満足でも許される世界。
糸が布になっていくのが、おもしろい。

手先の不器用な私。
封筒を閉じるときに、閉じたい位置の中心にセロハンテープを貼れない。
切手も貼りたい位置に貼れない。
脳が指示したとおりに指先を動かすことができない。
裁縫は、
「布を切ってしまったら、戻せない」
「ミシンで縫ってしまったら、ほどくのが大変」
なので、手芸にs苦手意識があった。

失敗しながらでないと物事を進められない、
失敗しながらでないとスキルを習得できない、
私には、編み物のほうが合っていたようだった。

②困った!!編んだものがかわいくない

アクリルたわしだけでは収まらず、
コースターやモチーフ編みをしてみるようになると、
編み物を敬遠していた理由が改めて見えてきた。

編んだものが、かわいくないのだ。
編んだものが、欲しくない。ダサい。使い道がない。
こまった!!
編んだものって、ほっっこり、ふんわりしていたり、
中心からぐるぐるしていたりする。
私が作ったものすべてがダサい。
欲しいと思わない。
もふもふしていない糸を編んでみたり、
キラキラした糸を編んでみても、
やっぱりダサい。

でも、編む行為をしたい

編むだけ編んで捨てるは、
そもそものSDGSをかじりたいから始めたって事に反するのだ。
こまった!!

活躍している編み物作家さんたちはハイレベルでセンスもよくて、
おしゃれで、かわいい、欲しいと思える作品をたくさん生み出している。
もっと勉強と練習が必要なんだと思った。

何となく軽くできてしまい、はまった私なんかが、
おしゃれでかわいい作品と簡単に作ろうと思うことが、
甘かったのだ。

段数を数えて、形のある作品を作り上げるなんて、
身に着ける物を編み上げるなんて、
私には無理だ、ストレスだ。
編みもの、舐めてました。

③欲しいと思える完成品とは


編みかけ2

夢中になった挙句、
編んだものがかわいくなくて、
行き詰っていた私がたどり着いたのは・・・

「靴下用の糸を編むこと」
靴下用の糸は、きれいに染色されていて、
靴下を編むと、うまくボーダー柄になるらしい。
靴下よりも幅の広い、平面であるランチョンマットを編むと、
おもしろい柄が浮き出してくる。
どんな柄になるのか楽しみながら、編める。

目を数えたりすることなく、
端まで編んで、行ったり来たりを繰り返しているだけなので、
脳に負荷をかけず無心になることができる。

糸が細目で、完成品の面積が広いので、時間がかかる。
たくさん編むという行為ができるのだ。

100円ショップで購入した糸は、
MADE IN TURKEY の「ミルフィムソックヤーン」
毛糸らしからぬ色味は、編みあがり、重なり合ってくことで、
柄がうかびあがってくる。
糸が布へと変貌する楽しみを味わうことができる。

家族全員分のランチョンマットが編みあがるまでは、
ときめく編み物探しからは解放されそうだ。

④編み物の副産物

編むという行為が、意外な副産物を生みだした。
ながら食いが減ったのだ。

コーヒーを飲みながら、お菓子をつまむ。
ワインを飲みながら、おつまみをつまむ。

手持ち無沙汰だから、食べるという行為が、
編み物に置き換わったのだ。
ダイエット効果が期待できる

⑤まとめ 40年も避けていた行為は
 いいこと尽くしだった

無理、苦手と思い続けていた行為は、いいこと尽くしだった。

編むという行為は、
ワインやコーヒーを味わいつつ、体重管理をしつつ、
脳に気持ちいいことだった。


無趣味で、休むことが苦手な私は、趣味を見つけたんだ。
生きる楽しみが見えたような気がした。



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