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【スリランカ旅行記 最終日】民族衣装を着て家族写真撮影


2019/10/21 

スリランカでは流しのタクシーは走ってないのでUberから車を呼ぶ。行き先を告げると「ここにいったことあるよ」と運転手さん。そんな偶然あるのかと半信半疑だったが「いらっしゃい!」といつもの笑顔であっこちゃんが迎えてくれると、運転手さんとは顔見知りだった。ついでに今夜の空港までの送りもおじさんに決める。

あっこちゃんに会えた安心感と嬉しさで一体何から話したらいいのか、言葉が溢れてくる。お手伝いさんが作ってくれた絶品カレーを食べながら、旅の思い出をあれこれと話すと、彼女はにこにこと聞いてくれた。旅の間、私たちを心配してちょこちょこ連絡をくれていたのだ。

そして念願の民族衣装サリーを着て家族写真を撮ってもらう。中庭には池があって美しい自然光が入る自宅兼スタジオ。普段撮ることばかりで、撮られる機会はあまりないのでとても勉強になる。褒められるととても嬉しいことも!

撮影終了後、夫はアーユルベーダへ。私と子供たちは買い物へ。夫は旅の疲れもとれたようで、あんなに男の人に色んなところを揉まれるのは初めてだと言っていた。雨上がりの暗くなった路地を暴走トゥクトゥクで帰ったことはいつまでも記憶に残ると思う。

息子たちはあっこちゃんの娘さんと付かず離れずの距離間で遊び、用意してくれた和食が嬉しくて、長男は娘さんの貴重なアンパンマンふりかけを3袋も食べてしまった。申し訳ない。

あっこちゃん夫婦にここでの仕事や生活のこと、ガイドブック出版のこと、テロがあった日のことなどを聞いて、スリランカへの深い愛と、ここでやっていくという強い決意がなければ出来ないだろうなと思った。私が接した現地の人たちは優しく穏やかな人ばかりだったな。

頑張ってね、応援してるね、また来るね!と別れを惜しんであっこちゃんちを後にした。彼女のおかげでいい旅になったなぁ。子連れの旅は結構ハードではあったけど、息子たちの心のどこかに刻まれてたらいいなと思う。いつか忘れてしまっても。

空港までの車の中で、スリランカの人たちの笑顔を思い出しながら、文明は人を幸せにするのかななどと考えていた。夫も子供たちも揺れる車の中で眠ってしまった。
photo by 石野 明子 (Akiko Ishino) https://studio-fort.com/

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