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「特別な関係」の人/をご飯に誘う/から誘われる

はじめに

突然ですが他者とのコミュニケーションの一つとして「食事」があります。そして、食事をするためには、どちらかが「誘う」という行為をしなければいけません。これは食事に限った話ではありませんが。

大抵の場合はこの「誘う」という行為が上手くいかなくても─つまり予定が合わないなど─気にする必要がありません。なぜなら、一度成功しなかった程度で壊れる人間関係ならそんなもんハナから気にしなくていいし既に終わっているからです。

敢えて書く必要もないでしょうが、ご飯に誘っても「悪い!この日は別件あるわ!」とか「申し訳ない!その日は空いてないけど○日なら大丈夫だよー!」と返せばいいだけです。返された方も「そっか~」で終わりです。これが通常です。

※「職場のキッショいオスが何回も食事に誘ってくる」とかは人間関係が成立すらしていないので触れません。

けれども、この「誘う」ことが上手くいかないとストレスになったり、今後の関係が若干ギスギスしかねない相手というのが存在したりします。もちろん一度断った・断られたくらいでは影響はありません。

問題なのは何度もこれが続くことです。僕と相手は、特に示し合わせたわけでもないのに、この「断る」という行為を生み出さないためお互い相手を食事に誘う際にいくつか暗黙のルールが生み出されました。

「来週ご飯に誘いたいけど断られたら…そしたら三回目だし…避けられてるのかな?」とか。逆に「誘われたけど別の予定ある…相手はどう思っているのかな。もっと早く言ってくれたらいいのに」と悩む人が一人でも減りますように。

以下、本記事ではおれの考える上司との飲みにケーションの作法について記す(豹変)。

※2300文字くらい

本編

なんでもハラスメントになる現代、飲みに誘うという行為も気楽にはできなくなった。上司が部下に「おっ今日は一杯やってく?笑」と声を掛けるのも平成時代よりは激減しているのではないだろうか。

部下から上司も似たようなものだ。「課長~今日は一杯やりましょうよ笑」と気軽に誘えればいいのだが、上司がプレイングマネージャー(管理職としての業務と担当としての業務の両方をしている人。会社に魂を売ったと思われている)の場合は猶更だ。常に忙しそうだし。

また、昔ほどではないだろうが、部下を誘った・部下に誘われた手前、上司が飲み代を奢るかほぼ全額負担しなければならない。社会保障費や税金は上がっているのに。

おれは独身なので知らないが、小遣い制で部下数人の飲み代を負担しようものならその月はイオンのフードコートで水を飲んで飢えを凌ぐしかなくなってしまうのではないか。

話は脱線するがマジで金がない時はイオンのフードコートで水を飲んで耐えていたのだが、最近は「紙コップは注文したお店で貰ってください」というシステムが増えている。次は川の水を飲むしかないと考えている。

閑話休題。ただし全く飲まない(アルコールが苦手な方の場合は除きますよ!)という訳にはいかない。やはり食事の場で、時にはアルコールも交えたくだけた雰囲気でしか相談したり話題にしづらいトピックもある。

じゃあさっさと飯に誘えやとなるのだが「はじめに」で書いたように、ツレに「飲まん?笑」と誘うノリでは難しい。なんで男同士でこういう探り合いみたいなのを行う必要があるんだ、じゃあ絶対に断られない・断らない合図を作ればいいやとなる。

その結果がこれ↓
・金曜日の夕方に
・大阪市内(御堂筋線)のオフィス街の商談で
・上司がおれの商談に同行する/上司の商談におれが同行する

上記3つの条件が揃ったときに飲みに行くという暗黙のルールが策定された。恋愛漫画で駆け引きしてるカップルか?涙出てくる。男二人ですよこれ。

最初の方はお互い「じゃ、行きますか」と流れで居酒屋に行っていたが、なんかムズムズするので3条件が揃った時点で「じゃあそのあとは一杯どうですか」とメッセージを送るようにしている。

そうすると「いや~部下に飲みに誘われちゃったよ笑(お前らには飲みに誘ってくる部下はいるか?)」と家族とか別部署の管理職らに言えるでしょ?こういうところでコツコツとポイントを稼ぐことも忘れてはいけない。

なお、当然だが相手の好きなビールの銘柄はもちろんのこと、どういった雰囲気のお店が好きかとか海鮮か肉ならどっちが好きか、特に優先すべき要素はどれかなども情報収集やヒアリングを怠ってはならない。こういう情報は飲みの席でさり気なく聞くといい。

おれの場合は「個室」が第一優先であったため、梅田・淀屋橋・なんば・天王寺でそれぞれ個室の居酒屋を抑えている。しかも地下道直結なので雨が降っても傘をささせる必要もない。繰り返すが、ポイント稼ぎはコツコツとである。

なお、奢り奢られであるが、その席の雰囲気で良いとおれは考える。取り敢えず財布をモタモタ取り出して「支払う意思」だけ見せておく場合もあれば、相談して問題が一気に解決したから「いやマジで今回は!」と千円札を何枚か押し付けても良い。タダ飯が目的ではなく、コミュニケーションと仕事の相談が目的なので。

これも相手がメニュー表を広げて「なんでも頼めよ」と言われたら奢りますのサインだったりもする。一回だけ酒18杯くらい飲んだら後でめっちゃ怒られた(酒イキリではなく単純にアルコール度数が薄かっただけ)。

敢えて書くまでも無いが、普通に「飲みどう?」「っすね〜」と誘ったり誘われるほうが良いのは間違いない。

おわりに

本記事の内容はあくまで一個人の考えの記載であることをご了承願います。

男二人で飲みに行くことだけで記事が作れてしまったの、ホンマに涙が止まりません。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

以上

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