「就職がしたい」と思っていた私が、その前に向き合わなければならなかった心の土台を築いていく話

私は人生の決断のときにマイナス面を見てばかりの人間でした。

例えば
・ドイツへワーホリに行こう!
→ワーホリから帰ってきたら 仕事ないんじゃない?
ドイツに行ってなんの意味があるの?
・ドイツでの就活中
→ドイツ語はうまく話せない、 ましてや英語なんて話せない、
当たり前に自分に自信なんてない
そんな状況で雇うと言ってくれた会社は日本語しか使わないブラックな匂いがする会社… この会社で働いてもすぐ辞めてしまうかも…

ドイツへの留学は1ミリも後悔していないけれど、何がしたいのかわからないまま帰国した人間が誕生してしまいました。


◇私について


ここで改めて私のプロフィールを紹介します。
・28歳女性
・新卒から4年半、営業職として某メーカーの代理店に勤務
・2022年秋より1年間ドイツへワーホリ  
在独中は語学学校に通いつつ、現地企業への就活を実施も納得できる結果にならず帰国
そして、今後のキャリアの築き方がわからず迷子となっていました。

私は日頃からノートや絵を描くことが好きで、自分の作品を人に見てもらうのも
好きでした。

こんな絵を描いたり


憧れの人がデザイナーということもあり、渡独前からぼんやりとデザインの仕事に挑戦したいなという気持ちもありました。
ただ、未経験ということもあり「自分にはできないかもしれない」という気持ちが 勝ってしまったり、そこで失敗してしまってデザイナーになれなかったら 今度こそ全てダメになってしまうかもしれないと必要以上の不安を持っていました。
失敗が怖く、物事をネガティブにしか捉えられず、それゆえに現実を見るのが怖かったのです。
帰国後は自分から積極的に情報収集を行えず、どうにかやり過ごす日々が続いていました。

◇POSIWILL CAREERとの出会い


ポジウィルは在独時にキャリアコンサルタントの資格を持つ友人からの紹介で
出会いました。
23年秋頃は頻繁に無料セミナー開催のメールがきていたので、
1つくらい参加してみるか〜と軽い気持ちでセミナーへ参加。
セミナー後にカウンセラーと無料面談ができる機会をいただき、
そこでは永井さんにご担当いただきました。

最初は転職のことについて悩んでいると自分では考えていたのですが、
「あなたはピラミッドで言うと一番下の部分、心の土台がしっかりしていない。
思考のズレが生じやすい認知傾向になっていると思いますよ。」と言われました。
最初はそんなことない!!となんとなくムキになっていましたが、 話せば話すほど不思議なくらい自己否定的な考え方をしていることに気付きました。
私の本当の悩みは自己受容ができておらず、自己肯定感が低いことだったのです。 このままでは一生自分を否定する考え方しかできないかもしれない、と思った私はベースとなる自分を理解するところから就活を始めるべきだと考え、ポジウィルの門を叩くこととなりました。

◇全5回のトレーニングについて


担当トレーナーは梶原めぐみさん。
事前に送られてきた宿題ワークを記入し面談に臨みました。
1回目の面談で分かったことは「強みの部分もたくさんあるのに、 弱みの部分が自分を否定する力が強すぎてしまうこと」、「できている 自分を認めるハードルが高いこと」、「自分が傷つかないためにできないと思うことを回避してしまうこと」でした。
そこでその認知を形成するに至ったであろう過去のことについて捉え直しをし、
ネガティブ体験の昇華〈インナーチャイルドワーク〉を行うことになりました。

2回目と3回目の面談には主に大きな2つの出来事に対してアプローチを行い、子どもの自分には解決できなかった自分や他者の問題について向き合いました。
これまでの私は未熟だった子どもの頃の自分との向き合い方がわからず、いつも
知らぬ間に傷つけたり傷ついたりしてしまっていたのかもしれません。
過去のことを悔やんだりネガティブに捉えてしまった経験が、
今の自分を否定する思考の癖に繋がっていました。

めぐみさんに話を聞いていただき、当時の私と向き合うことで、
昔の自分にも今の自分にも寄り添えるようになりました。
また同時に自分の強みについても理解を深め、「え!そんなところ強みと
言っていいの?」ということにも出会うことができました。
『「本当の自分」がわかる心理学』と『嫌われる勇気』はワークの理解を深める大きな助けとなってくれました。

4回目と5回目は仕事や生活を含めた人生の理想とそれに対するアプローチを検討しました。ノートに書き出したり言葉にしてみると、「自分はこんなことを考えていたのか」と驚きもある反面、 言葉ではうまく言い表せないけれど「なんとなくこうではない」という部分も出てきました。
言語化は全てめぐみさんに手伝っていただき、思考の整理を進めることができた期間でもありました。


◇変化はあったか?


「はい」と胸を張って言えます。
けれど、完璧に思考の癖が治ったかと言われると必ずしもそうではありません。
筋トレや語学の勉強と一緒で、思考の癖は毎日トレーニングしてあげないと変わらないから。
「とてもよく頑張ってきたあなただからこそ、自分に対してこうあるべきと思い込みすぎないことが大切」
「ネガティブの波はこれからも必ずある、意識や行動の変容には時間がかかることを忘れないで」

めぐみさんからいただいた大切な言葉です。
私を今まで守ってきてくれた考え方を変えるのには意識も勇気も必要だけれど、
焦らずトレーニングしていくことにします。

◇POSIWILL CAREERはどうだった?


私にとって、これからも前を向いて進むために必要な時間だったと思います。
受講を決めていなかったら、今もやりたいことを先延ばしにしてしまっていたかもしれません。
時間は有限とよく言うけれど、不可逆的ということを忘れてはいけないと思っています。 導火線が燃え始めたら戻れないのと同じ、だからこそぐだぐだ悩む前に伴走してもらえて本当に良かったです。
自己コーチングがしっかりできていて、世の中にあるそういった本を読んで実践できる人もいるかもしれません。
ただ私は、トレーナーに伴走してもらい他者を通して自分を見つめ直す今回の機会に巡り会えてめちゃくちゃラッキーだと思いました。

◇今後について


「自分で自分自身の選択を認めてあげられる人間になること」
「やる前から自分にはできないと不安になるのではなく、楽しみだと思えるマインドを持てるようになること」
「自分が大切だと思えるものをこれからも大切にしていく」

こんなところを掲げて生きていきたいと思います。

今は以前から興味があったデザインの仕事を勉強中です。
コーチングにも興味が出てきたし、ドイツ語だってもちろん好きだから続けたい。 新しい趣味だって始めたいし、新しい人間関係も築きたい。

人生の道はいくらでもあるし、何度失敗しても前を向き直せる!

最後に、めぐみさんはじめポジウィルの皆様、本当にありがとうございました。
毎回の面談はとても有意義で、辛くも楽しいものでした。
いつか私も他者に寄り添って伴走してあげられる人間になりたいです。

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