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人が書いた文章を読んで思うこと

副業として、とある文章講座の課題のフィードバックを始めて5ヵ月が経過した。そんなに大きな収入ではないのだけれど、やはり本業以外で少なからず収入があるというのは安心ではある。
とは言え、収入のためだけにやっているのかと言われるとそうではなく、お金を貰っていることには本業も副業も変わりないし、私が将来的に本業にしたいと思っているライティングに関する副業ではあるので、楽しみつつ、本業と変わらぬ力量でやっている。

フィードバックを始めて最初の方こそ、「このフィードバックで大丈夫だろうか」「的外れじゃないだろうか」「言葉使いが不快にさせていないだろうか」と不安な気持ちでフィードバックをしていた。特に専門的な内容や、正直「これはどこから指摘すれば良いのだ……」という文章には、フィードバックするのにかなりの時間を要した。報酬は時間給でなく、フィードバック数×単価のため、時間給で計算し直すと何とも虚しくなった。

最近は慣れてきたのか、提出された課題を楽しく拝読している。普通に生きているとどうしても自分好みの情報しか収集しなくなり、嫌いなものや苦手なものは自然と排除してしまうので、「ああ、こんな世界もあるのか」とか「こんな考えの人もいるんだなぁ」と、日々勉強になっている。文章の書き方として、もっとこうした方が良いという指摘はするが、内容はどの課題も面白くて興味深い。仕事ではあるが、自分の知らない世界が文章を通して広がっていくのは、やっぱり面白い。この副業を引き受けて良かったと思う瞬間である。私の知らない物事がまだまだあるし、人によって面白いと思うものも違うし、ありきたりな言葉だが、世界は広いなと思う。

本業の忙しさにかまけて最近自分で文章を書くことはめっきり減ってしまっていたのだが、受講生の方々の課題を読んでいると、日頃から書いていない奴にフィードバックされたくないよな……とも思うので、これからは「文章を書く」ということをちゃんと意識して生活していきたいなと思う。とは言っても本業は退職時期は決めているとはいえ、まだまだ先は長いし、過酷なことに変わりはないし、心身共に健康第一にしたいので「無理はしない」が鉄則ではあるが。しかし、書きたいネタはたくさんあるのだ。

受講生の方々に書き続けるモチベーションを分けてもらいつつ、私も改めて自分のやりたいことに向き合いたいなと思う副業の話であった。

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