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【登って】アフリカ大陸最高峰、キリマンジャロへの冒険(前編)

2023年9月の話を今更ながらnoteにまとめてみました。長文ですが、読んでいただけると幸いです!

いつかは、海外登山であったり海外バックカントリースキーに行きたいと思っていました。

2023年新年のバックカントリースキーツアーで、お世話になってるガイドさんが今年は、キリマンジャロツアーをやる!と聞いて、その時点では、休暇や費用の目処も全くわからなかったので、保留としてました。

しかーし!行きたい気持ちがフツフツと大きくなり、何よりも知ってるメンバーで海外遠征に行けるというのは、そんなにチャンスは無いだろうなと思い始めてきました。

いろいろ調整して、いざアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ遠征へ。
今回は、登山後は、タンザニアでのサファリツアーも行くことに!


キリマンジャロ遠征概要

エチオピア航空

遠征期間は、2023/9/9(土)〜2023/9/23(土)の2週間でした。キリマンジャロとサファリの行程はそれぞれ以下の通り。

キリマンジャロ登山(マチャメルート)
9/11(月)〜9/17(日)の6泊7日

サファリ(タランギーレ、セレンゲティ、ンゴロンゴロ)
9/18(月)〜9/21(木)の3泊4日

社会人になって初の2週間の休暇取得w。

キリマンジャロ国際空港

キリマンジャロ登山ルート

キリマンジャロ登山のメジャールートであるムウェカルートからではなく、ゆっくりと高度順応をしながら登ることが出来て、さらに、景色も素晴らしいマチャメルートで登りました。

ムウェカルートは、ほとんどが小屋泊らしいですが、マチャメルートは、すべてのキャンプ地でテント泊でした。まぁ、こちらの方が自由度は高いような気がします。

全体行程図

準備段階から楽しむ海外遠征

今回振り返ると、現地に足を踏み入れて、山頂に立つというのは、素晴らしい体験ではあったけど、準備段階からすべてが楽しかった!というのが率直な感想です。

トレーニングとして、
ランニング、平日5km、週末10km~15kmぐらい。
富士山は2回登り、山頂付近の小屋に一泊してカラダの変化確認。
遠征メンバーで、低酸素ルームで4600mの酸素濃度でのトレーニング。
をこなしました。
まぁ、しっかり準備できたと思います。どれも意味があるもので、思い出しても楽しかったなぁと感じますw

富士山トレーニングの様子はこちらから

装備として追加で購入したものは、特にありませんでした。登山装備は一通り揃っていたのでね。ポーターに預ける用のダッフルバックは買いましたけど。

食べ慣れた行動食としては、ゼリーやチョコバー、アミノバイタル、などは持っていきました。あと昆布茶と念の為カップラーメン(笑)

それ以外で持ち込んで便利だったモノをあげておきます。
100円ショップで売っている圧縮パック →着替えをコンパクトにできる
折りたたみハンガー →テントで装備品を吊るせる

さて、ここからは登山日記をスマホに残していたので、それをなるべくそのまま載せます。

Day1 マチャメゲート〜マチャメキャンプ

キリマンジャロ登山のベースとなるモシのホテルから、マチャメルートの登山口へ車で1時間ぐらいの移動。

マチャメゲートへ向かう

途中、キリマンジャロのバンダナを露天兄ちゃんから買う

水は1.5Lのペットボトルをもらい。登山口でレジストレーション。ポーターが荷物の計量とチェックで2時間ぐらい待つ。

登山口は多くのポーターで賑やか

ポーターが、運ぶ荷物を厳密に計量してました。このあたりの管理は厳しいらしい。

荷物の計量場

ランチボックスはハンバーガー、フライドチキン、マフィン、カーネギーサンダーみたいなもの、飲み物と多い。半分くらいたべる。

まだ歩いてないのにボリューミー(笑)

さぁ登山開始!しばらくはクルマも通れそうな道をいく。ポレポレゆっくりゆっくり。猿がいる。熱帯雨林のハイク10km

さぁクライムオン!
穏やかな熱帯雨林の森を歩く

熱帯雨林にみたことない花々が咲く。ゾウみたいな花も。熱帯でも蒸し暑さは少ない。

マチャメキャンプ(3000m)へ到着! テントはポーターが張ってる。

マチャメキャンプ 2835m
2人用テント

食事用テントでは、お茶の準備がすでにできてる。洗面器にお湯!いたれりつくせり。しっかりご飯食べて就寝。スープが美味しかった。しっかり寝れた。

食事用テント
パスタ

Day2 マチャメキャンプ〜シラケーブキャンプ

マチャメキャンプからシラキャンプへ。
この日のキャンプ地は、3800mなので富士山より上へ。食事はしっかり食べ
られたし体調は良い。他のパーティとも同じルートで渋滞

Day2スタート
平地の移動から登りに

視界が開けると素晴らしい景色が広がる。

広大な大陸が広がっている
巨大な山域

日本ではみたことない植物もたくさん。

このあたりで富士山山頂を越える標高に到達。

シラケーブキャンプ(3850m)に到着!

シラケーブキャンプ 3750m

あと、若干頭痛がする。シラキャンプに着いた時は、あ、頭痛いなぁという感じ、血中酸素を測ると70台。この日からダイアモックスを飲むことに。みんな。

このキャンプでメインガイド、サブガイド、コック、サブコック、ポーターの総勢20名が、歓迎のダンス!僕らもいっしょに踊る(息が上がる(汗))

最強のポーターたち!ありがとう!

でも最高に楽しい!!
みんな、親切でホスピタリティが最高だ!ありがとう。

歓迎のダンス!息が上がる(笑)

夕方にキリマンジャロが見える!うーん遠い(笑)

キリマンジャロが見えた!

陽が沈むと美しい山容が見えた。

美しい夕暮れ時

食事は、いつも美味しい。お腹いっぱい。夜は、ダイアモックスの作用でトイレに頻繁に行く。頭痛い。トイレ近い、寝れない、、

午前2時半ぐらいでトイレも落ち着き、頭痛も消えてきた。呼吸を深く、意識して寝た。鼻にはブリーズテープ

富士山程度と、考え呼吸が浅かったのだろう。呼吸大事だ。

Day3 シラケーブキャンプ〜ラバタワー〜バランコキャンプ


シラキャンプからラバタワー4600mへ高度順応。ラバタワーでランチ後にバランコキャンプへという乾燥地帯を登る行程。

まずはラバタワー目指してスタート
荒野を登る

頭痛から解放されて、体調は良い、水もしっかりのみ、食事もしっかり食べられた。足の疲労もあるがそこまででは無い気がする。
しんぱくは130から140。思ったより高く無い
深い呼吸を意識して登る。

雲行きが怪しくなる

ラバタワー手前で雨が強くなり、レイン装着、寒い。
ラバタワーに到着紅茶で温まる。食事はしっかり取れたが寒い

バランコ目指して700mぐらい降る。ここでなかりあめが強くなる。ここでしか見れない植物群が霧と雨で見えない、、翌朝に期待

雨に打たれて寒かった
ガスガスの中キャンプ地を目指す

晴れていれば特徴的な植物群の景色が楽しめたと思うが、、、

バランコキャンプ到着
雨のため、体は冷え切って、若干風邪っぽい
なるべく暖かい格好でご飯へ。

バランコキャンプ 3900m

食欲も若干落ちてるけど、なんとか食べる

夜ダイアモックスの作用でトイレへ。晴れてる星がすごい!カラダの冷えも大丈夫そう

そこからは水分とりながらしっかり睡眠

Day4 バランコキャンプ〜バランコウォール〜カランゴキャンプ

この日は、今回の山行で一番の快晴だったかもしれない。昨日の雨が嘘のようだ。空気も澄んでて気持ちいいキリマンジャロトレッキングを楽しみました。

昨晩の雨は止んでいた

晴れ快晴
朝。昨日見れなかった植物を見に小一時間ほど散歩。地球じゃ無いみたい。

キャンプ地周辺を散策
雲海とジャイアントセネシア
ジャイアントセネシアとキリマンジャロ

朝ごはんもしっかり食べれた。風邪引かなくてよかった!
バランコキャンプからバランコウォール4250へ。高度順応

日陰は涼しいがひなたは暑い。長袖で首周りの日焼けに注意。

快晴のDay4

食事もしっかりとれてる。ダイアモックスのおかげかも。ウォールトップへは崖をよじ登るルート、ポーターも大きな荷物持ってすごい

ポーターは心強い!!
雲海から出ているのはメルー

快晴の中、キリマンジャロを眺めながらの最高のバイキング
谷を二つ超えてカランゴキャンプへとうちゃく

キリマンジャロを眺めながら
2つの谷を超えて進む
カランゴキャンプ 3995m

キリマンジャロが目の前で素晴らしい景色。あそこに行くのかと思う。
氷河はやはり年々小さくなってるようだ。あと、山火事跡も、

バランコのランチがチキンにフライドポテト、サラダ美味い!食べすぎに注意しながら食べた。コックのフランク、料理美味い!

チキンとフライドポテト!美味かった!

時間があるので1時間ほど散歩。

斜面に見えるのは、次のキャンプ地から水場へのルート

この日は天気最高!最高のキリマンジャロハイキング
夜は星空撮影を楽しみました。


Day1からDay4まで書き殴ってみましたが、とにかく素晴らしい景色の連続でした。ルートは特に危険箇所もなく、ハイキングという感じです。
(バランコウォールへ向かうルートが、直登するルートで慎重に登りましたが)

食事は、どれも美味しく、味付けも良かったです。注意点としては、あたりまえですが、毎朝ボトルに水をもらえるのですが、絶対に煮沸したお湯をもらうのが賢明です。

トイレ事情ですが、各キャンプ地にはトイレがあります。綺麗とは言えないですが、まぁ、そこは仕方ないです。僕はたいして気になりませんでしたね(笑)

後編に続く・・・。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


〜〜〜追記〜〜〜
登頂編も書きましたのでご興味ありましたらどうぞ!


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