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航海するための海図

ある青年が初めてひとりで航海に出ることになりました。
そこで、心配した父親は自分が作った海図を彼に渡しました。

父親「これは私が長い間の航海で作った海図だ、お前はこの海図どおりに間違いなく進むんだよ。そうすれば間違いなく目的地にたどり着くから」
青年「ありがとう、お父さんのいうとおりにするよ。間違いなくこの海図どおりに進むから心配しないで」

しかし、その時に親から譲り受けた海図は、何十年も前に彼の父親が作った古い海図でした。父親はこれまでの航海で作り上げてきた古い海図に自信を持っていたので、良かれと思って息子に授けました。

息子は、父親が航海した頃から何十年も経っていて、自然や港の状態が大きく変化していることを知らず、親から譲り受けたその海図を疑うことなくいわれるままに信じて航海をしました。そして、残念ながら昔とは違う地形、風や波、潮流に翻弄され、やがて漂流し難破してしまいました。
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このようなことにならないよう、あなたたは、自分の航海で使う海図を常に最新のものに更新しておく必要があります。親のアドバイスは参考にはしても、決して鵜呑みにしてはいけません。時代の背景は常に変化しています。

しかし面倒なことに、この海図のアップデートは現在のナビゲーション・システムのように最新版を簡単にダウンロードすることはできません。そこで、めまぐるしく変化する最新の情報をコツコツと入れ替えていくことが必要となります。

さて、現代人は大人になってもなぜ学び続ける必要があるのでしょうか。それは、あなた自身の航海(キャリア)を安全かつ快適に航行できるよう、あなたが持っている海図(知識・スキル・情報・価値観)を最新版に更新し続けるためなのです。

不確実で、変化の激しい現代にこそ継続的な学びは特に必要となります。漂流しないように、座礁しないように、これからも学びを続けましょう。


大学生に対して、いまだに「大学は遊ぶ場所だ」
なんてアドバイスをする大人がいます

それを鵜呑みにすると痛い目に合いますよ

なぜなら、1970~80年代の大学進学率は20~25%でした
つまり、大学に入りあまり勉強をしなくても、卒業さえすれば
社会は「高学歴者」として扱ってくれたのです

しかし
大学全入時代といわれる現在はそうではありません
遊んでばかりの大学生は後々痛い目に合います

社会人も大学生も
真剣に学び、楽しく遊ぶ二刀流で

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