【前十字靭帯断裂の旅】自分の脚っぽくなってきた手術後10週目

骨格と筋肉がはっきりとわかるようになってきた

手術後10週目には、これまで「誰の膝?」状態だった左膝の腫れがだいぶひいて、自分の膝っぽくなってきました。とくに、膝の内側や外側、ふくらはぎ側の腫れがひいてきたように思います。

筋肉の戻りについては、まだまだ左右の脚にサイズ差はあるものの、腓腹筋、大腿四頭筋、ハムストリングスなどの筋肉に力を入れた時に、ボリュームを感じるようになってきました。膝にはまだ思うように力を入れられない状態が続いていますが、着実に回復してきていることがわかります。

だんだん筋肉のふくらみが出るように

前もものストレッチでだるさも軽減

最近は、膝を曲げる時も130度くらいまでは痛みや違和感なく曲げられるようになりました。とくに、膝を後方に曲げた状態で、左手で左足首を掴むことができるようになったのが、劇的な進歩です。

膝の可動域が拡大したことで、立位姿勢やうつ伏せ姿勢で前もものストレッチができるようになり、脚のだるさや違和感のコントロールができるようになりました。

もも裏の筋がとにかく痛い時がある

最近、朝の歩き始めや下半身のトレーニングをした後などに、左脚の裏側の筋ばっている部分が痛くなることが増えました。膝裏とももの内側にあたる部分なので、おそらく半膜様筋または半腱様筋の始まりだと思います。逆に、これまでに多かった膝蓋骨まわりや手術痕まわりの痛みはぐっと減りました。

理学療法士さんには問題ないと言われていますが、結構心をえぐられるようないやな痛みなので、痛みが強い日はネガティブになりがちです。私はハムストリングスで前十字靭帯を再建したので、別のグラフトを使った場合は、別の場所に痛みを経験するのかもしれません。

ポキッと音がなる時が度にびくびくしてしまう

私が前十字靭帯再建手術後に経験しているのは、左膝を完全伸展させようとする時の頭蓋骨あたりのポキッ、右膝を曲げる時や方向転換をする時の頭蓋骨あたりのポキッ、左の股関節のポキッという音。どれも、前十字靭帯を断裂させてしまった時の音とは異なる軽めの音で痛みを伴うものではありませんが、やはり毎回びくびくしてしまいます。

前十字靭帯の再断裂はもちろん、半月板損傷への不安も大きいので、いつも理学療法士さんに報告して確認しまくっています。なんなら、いやな音がする度に、MRIで確認したいくらいです(笑)

右膝の音については、ガングリオン摘出をしてできた空洞がまだうまく機能していないような感覚があり、「あ、今なりそう」という瞬間があります。ゆっくりと動かそうとすると音が鳴らなくなる時もあるので、ちょっとした動きで気泡ができやすい状態なのかもしれません。今後、この音と違和感が継続しないことを祈るばかりです。

ボキッとかグキッという音や衝撃へのトラウマは、前十字靭帯を断裂した方に共通していると言われますし、欧米では、トラウマはしっかりとケアが必要なもの、リハビリの最終段階でとくに心のケアが必要なものとの認識です。日本では、医師や理学療法士さんが「体と一緒に心のケアもしていきましょう」と、はっきりと口に出すことが少ない気がするので、ぜひこのあたりももっと変わっていけばいいなと思います。

傷口まわりがふっさふさ

手術後7、8週目頃から、手術後の傷まわりが日によって変化しています。硬く盛り上がったり、少し痒みを伴ったりとさまざまです。興味深いことに、体が傷口を守ろうとしているのか、左右の傷まわりともに毛が多くなりました。とくに膝頭あたりが顕著な気がします。

早く膝立ちやいろいろな柔軟ができるようになりたい

理学療法士さんには、膝立ちや四つん這いの姿勢になっても大丈夫とは言われていますが、まだまだ膝のこわばりや違和感などがあり、膝立ちができない状態が続いています。

ちなみに、ヨガ系のポーズでは、弓のポーズやガス抜きのポーズなどができるまでに回復しましたが、鳩のポーズやチャイルドポーズなどはまだできません。まだまだヨガ系、バレエ系のストレッチではできないことがたくさんあるので、回復過程を逐一報告していきたいと思います。


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