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告知されてショックだったこと。



告知内容のふりかえり

・現時点では、手術で甲状腺をすべて取る(甲状腺全摘術)のが最善と考えている。
・近位リンパ節転移が疑われる。
・甲状腺をすべて取ると自分の身体の中では甲状腺ホルモンを作れなくなるので、薬で補う必要がある。
・手術をするときに、甲状腺の周りにある神経を触ってしまうことで声がかすれる可能性がある。声のかすれは、一時的なものかもしれないし一生続くかもしれない。
・副甲状腺を残せなかった場合は、飲む薬の種類が増える。
・全摘術を行うと、再発が見られた場合に放射線治療が受けられる。

2つのショック

 告知された中で特にショックだったのは2つ。一生薬を飲み続ける必要があること、そして、声が変わってしまう可能性があること。一生薬を飲むって、年間どれだけお金がかかるんだろう。もう自分の力だけでは生きられないんだ。もしもに備えて薬を持ち歩かなきゃ、ちょうど災害についての授業を受けていたので、そんなことも考えていました。
 声が変わる可能性があるのは知っていました。でも、知っているのといざ言われるのとは違いました。他人から分かりづらい部分なら、変わっても私は我慢できます。傷を隠す方法はあるし、薬を飲んでいることは自分から言わない限り分からないでしょう。でも声は、生活していく中でどうしても分かってしまう。話さずに生きていくのは至難の業です。病気だった場合は最低限の人にだけ伝えよう、そう思っていましたが難しいかもしれない。「どうしたの?」と聞いてくる人も、気を遣って聞かないでいてくれる人もいるでしょう。どちらにしても、今までと声が違うな、と感じるに違いありません。声が変わるかもしれないと言われるのは、想像より遥かにショックでした。
 なぜか、声が変わる可能性についてはどうしても受け入れられなくて。主治医から聞いて最もショックだった内容です。自分の声が好きな訳ではない、どちらかというとコンプレックスだと思っていたのですが、それでも自分が自分じゃなくなる感覚がして。つらかったです。


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▽ まとめ


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