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最後のひとつは半分こ

私たち夫婦には、いくつかルールがあります。

お互いを締めつけるルールではなく
大好きな相手を思いやる気持ちの塊。

その中でいちばん平和なルールが
「最後のひとつは半分こ」です。

誰かと食事をするとき
最後のひとつが余りがちです。

関西ではこの様子を
遠慮のかたまりと呼びます。

(皆さんの地域ではなんと呼びますか?)

どうぞ食べてくださいという遠慮の気持ちが
カチカチに冷めきった食べ物を
生み出してしまいがちなのです。

ふたり暮らし始めてから、最後のひとつを
私ばかり食べていることに気付きました。

夫は最後のひとつになると
「お食べ」とスッと差し出してくれる。

私は素直にパクっと食べる。

だから、

たまに私が最後のひとつを差し出すと
これは美味しくなかったのか?
と、思われてしまうのです(笑)

食べることが好きな夫婦だからこそ
最後のひとつまで一緒に美味しく食べたい。

そんな思いから

今ではごく自然に最後のひとつは半分こ

美味しいものを一緒に食べる幸せを
夫婦で共有しています。もぐもぐ。

夫の優しさにふれて生まれたルール。

いつまでも平和な夫婦でありたいです。


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