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I was shocked.

今の体温 36.2

今日はリハビリの日。
予約時間ギリギリに着いたが、やはり時間が押しているみたいでけっこう待ち時間発生。
お気に入りのリハビリ助手の女の子が「もうちょっとかかりそうなので、シンクロか電気しませんか?」と話しかけてくれた。
小柄で可愛らしく、さりげなく気遣いのできるとても素敵な人だ。
息子がいたら「こんな人にお嫁さんに来てほしい」と思うだろう。
結局、マシンが空いてなかったので「空いたらご案内します!」とのこと。もー可愛いんだから。

やがてマシンが空いてきたので彼女の案内を待っていたら、新人の男子にストレッチベンチに連れて行かれてしまった(笑)
彼女と目が合い、
「コッチに案内されちゃいました」
と言ったら、
「電気かシンクロにしましょうか?」
って言ってくれたの!ナイス!ナイスだよ!そういうフォローが嬉しいのよ!もう大好き。
「お願いします(笑)」
で、移動してシンクロウェーブに。
私は徒歩でリハビリに行くため、到着後しばらくバテている。
横になってリラックスしたいのだ。彼女は私が最初にシンクロを受けたがることを知っているので(理由は知らないと思うけど)、極力案内しようとしてくれるのである。

マシン終わって待機していたらパワー系お兄さんが呼びに来てくれた。
パワー系の施術、たまにはいい。
私は先月からパワー系とテクニシャン系のお二人を交互にセッティングするというナイスな予約に成功している。
これもリハビリ助手の可愛い彼女が根気強く私のリクエストを聞き入れてくれたおかげである。ありがたや、ありがたや。

施術後、電気治療を受けて、ストレッチングベンチ。そしてツイストチェアに彼女が案内してくれた。
ほんとに優しくて気持ちの良い子だ。
そこで、おもむろに彼女が言った。

「がたお(仮名)さん、私、今月で退職するんですよ」

オーマイゴッシュ!

ショックでその後はよく覚えていない。
動揺のあまり、アホなことばっかり言ったような気がする。恥ずかしい。

彼女の実家は大きなお寺さんで、忙しくなってきたので家のお手伝いをするらしい。
やはり良家のお嬢さまだった。おっとりした雰囲気や他人へのさりげない配慮、気遣いの一言は、ご両親の愛情と教育のたまものだったのだ。

私が彼女を「いいな」と思った瞬間、しっかり覚えている。
施術を受けた後のことだ。

「この後、電気治療できますか?」と聞いたところ、ニッコリ笑って
「もちろんです」と彼女は言ったのだ。

並の人なら「あ、ハイ」で終わりだし、「ハイ、大丈夫ですよ」でもかなり好感の持てる返事だと思う。
でも、「もちろんです」にはかなわない。
なかなかとっさにこんな返事はできない。
この子はデキる子だ、と感銘を受け、彼女が大好きになった。
蓋を開けてみれば古刹のお嬢さま。近隣や檀家さんとの交流などを通して、相手を立てる言葉遣いや振る舞いなどを身をもって学んで来たんだろう。心映えが違う。
こんな娘さんのいるお寺は幸せだね。

今月、もう何日も残ってないけど、できるだけ足を運んで彼女の顔を見に行こう。
しかし私は彼女がいなくてもちゃんと予約が取れるんだろうか(ナミダ)
不安だ。



つらい毎日の記録