瀬戸内だより〜立春〜
前略
京都ではめずらしく雪が降り積もるような今年は寒い冬ですがお元気ですか。
こちらの1月下旬は日向を歩けばあたたかな散歩日和もあったのだけど、またぐっと寒くなってきましたね。
わたしはげんきです。
移住してから夫婦揃って過ごすことが日常になっていたある土曜日、
夫が祖母の機種変更の付添いで久しぶりに別行動をとることになりました。
私は南の陽がさしこむ我が家で
「今日はなにしようかな〜」という当日に今日のやりたいことをぼんやり考える贅沢な時間を過ごしていたらね。
インターホンがなる。
画面にうつったクロネコさん。
届けもの？何か買ったっけな？？
見に覚えのない計画していない訪問者に少々慌てつつも、
返事をし扉を開け荷物を預かる、
マスク越しのサヨナラで見送る。
宛名は、大好きなあの子から！！
開封するのが惜しいので部屋を片付け、身支度をして、自分を整えてからいざ開封(笑)
箱を開けると大切に守られた緩衝材の中からさわやかな水色の封筒を発見。
「元気ですか？寒さ対策は万全かな？
以前じゅんちゃんが行ってみたいと行っていた坂田焼菓子店さんに立ち寄ることがあったので、お菓子を送ります。
期限が短いからはやく食べてね♪」
そこには
クマやハートを型どったクッキー、
レモンやココア味のクッキーと
美味しそうで繊細で凛とした焼菓子が入っていました。
移住して初めていただいた贈り物。
ぐっと心が温まるのを感じました。
なんて優しい人なんだろう。
まさに愛の人。
何気ない会話を大切に覚えていてくれたこと。
わざわざ買いに行って手間ひまかけて贈ってくれたこと。
出会った頃からずっと変わらずに
愛情をかたちにして届けてくれる人。
そんな彼女のことを心から大切に想っています。
私からも心ばかりの“瀬戸内だより〜立春〜”編を
届けようっと。
今年はたくさんの大切な人々に便りを出そうと思います。
決して距離じゃない、
大切に思う気持ちとそれを表す行動力が大事なんじゃないかな、
と思っています。
ではまた。
よく食べよく寝てよく笑っていてね。
草々
junko
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