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退社した若い人に5年ぶりに会ってほっこりした話

私はこの職場では完全にシニアで、ときにはこの職場への入社を希望する若い人から相談を受けることもあります。

もう10年ほど前に、当時大学院生だったAさんから、私の所属する職場に就職したいという話を聞き、ちょっとした相談に乗ったりしていました。

その後、Aさんは実力で見事に選抜を通過し、当社に入社しました。

しかしその5年くらい後、私はAさんから「退社します」というメールを受信しました。
そのメールには退社の理由は書いてありませんでした。
私は、差し支えなければ退社の理由を教えてください、新しい職場での活躍をお祈りします、といったことを書きましたが、Aさんからの返事はありませんでした。

私の所属する職場は、私が入社したころと比べるとはるかに改善したものの、他律的な業務も多く、労働環境としてはブラックといって差し支えないところです。それが嫌でAさんも転職されてしまったのかなあ、と残念な気分の自分自身を納得させていました。


そしたらなんと先日、そのAさんがひょっこり職場に現れました。
なんでも、結婚した配偶者が東京ではない地域で働く人ということで、配偶者の勤務地に引っ越すために転職したとのこと!

久しぶりに、元気なAさんに会えたのもうれしかったですし、転職した理由が、職場が嫌になったなどというものではなく、家族で一緒に暮らすため、と聞いて、本当にうれしくほっこりしました。
Aさんにほんのちょっとだけ関わった私なぞのことも覚えていてくれて、立ち寄ってくれたというのも、とてもうれしくありがたかったです。

Aさんのおかげで、数日間はほっこりとした気分で過ごすことができました。

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