かもみーる

21歳。東京。俳優。

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映画『Wの悲劇』のWはwinnerのW

映画『Wの悲劇』を鑑賞しました。 監督 澤井信一郎 脚本 荒井晴彦 澤井信一郎 出演 薬師丸ひろ子 世良公則 三田佳子 三田村邦彦 女優を夢見る新劇の劇団研究生、静香(薬師丸ひろ子)と演劇を辞めた森口(世良公則)。2人の間で交わされる言葉は夢を追う者にとって、耳を塞ぎたいような口を挟みたくなるような、ソワソワと思考を行ったり来たりさせるものだった。 役者は、役を取るためにはどんなことでもするの 劇団の公演『Wの悲劇』のヒロインをオーディションでライバルに奪われ、女

    • 『She Was Pretty』はただのロマンスじゃない。

      数年前にアメリカの留学先のホストシスターとハマって観ていたこの韓国ドラマ。日本語タイトルは『彼女はキレイだった』。懐かしくなって見始めたら止まらなくなってしまい、16話を一気に観てしまった。 ネタバレ満載なので、是非先に作品をご覧ください〜 かもみーるポイント 1. 人間的に愛おしくなる主人公 2. ロマンスとしても最高にきゅんきゅん 3. 純粋なキレイさ、詰められた教訓 あと、挟み込まれたちょっとしたユーモアと音楽のセンスが好き。 1. キムへジンがどんどん愛

      • 映画『2人のローマ教皇』、壮大だけど身近

        映画『2人のローマ教皇』を鑑賞。一度で拾いきれず2度観ました。 監督: フェルナンド・メイレレス 脚本: アンソニー・マクカーテン 出演: アンソニー・ホプキンス、ジョナサン・プライス ネタバレしまくりなので、作品をご覧になってからお読みください! 実在するローマ教皇たちのお話。 2005年のヨハネ・パウロ2世の死去後、次の教皇となった、ドイツのヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現名誉教皇)。7年後の2012年、辞表を渡しに彼に会いにきたアルゼンチンのホルヘ・

        • 映画『リメンバーミー』のリメンバーミーという人が皆抱く願い

          金曜ロードショーで『リメンバーミー』を鑑賞。 ネタバレ全開なのでご覧になってからお読みください。 死者の日。メキシコ文化。風景。色彩豊かで暖かい映像美。アニメーションならではの美しさはやっぱり素敵。 死んだ者が橋を渡れる条件が、「俗世で自分の写真を飾られていること」。その人が誰かの心の中に生きつづけている証。仲間に裏切られ家族に勘違いされたまま死んだヘクターの、検問で引っかかるその姿が、最初その事情を知らなかったときからどこか切なくて、人に「忘れられる」「必要とされない

        映画『Wの悲劇』のWはwinnerのW

          映画『her』ロマンスの定義の究極はこれか

          映画『her(/世界でひとつの彼女)』を鑑賞。 監督: ネタバレ多いので作品ご覧になってからお読みください! まずなんといっても、作品全体の美術がとても好きだった。あの衣装、細かい小道具、オフィスなどの色づかい。お気に入りの映画のひとつになった。曲や映像の色調も。柔らかく温かくて世界観が最高にマッチしていた。 今年話題のホアキン・フェニックスとスカーレット・ヨハンソンの豪華共演。 ホアキンはどれだけ注意深く見てもジョーカーを演じた人とは思えない。閉ざしてフリーズさ

          映画『her』ロマンスの定義の究極はこれか

          ロロ『四角い2つのさみしい窓』、いつのまにかずっぽり浸かってる不思議な世界

          ロロの『四角い2つのさみしい窓』(こまばアゴラ劇場2020.1.30〜2.16)を鑑賞しました。 脚本・演出:三浦直之 出演:亀島一徳 篠崎大悟 島田桃子 望月綾乃 森本華 こんなのはじめて。 「なんかよくわかんないけどものすごい感動する」ってこういうことか。 私は今リアリズムの演技のトレーニングをしているし、好みもそういう演技だから、小劇場とかのいわゆる「舞台」の演技、表現(誇張気味な感情表現など)があまり好きじゃなくて。だって、信じられないじゃないですか。目の前

          ロロ『四角い2つのさみしい窓』、いつのまにかずっぽり浸かってる不思議な世界

          映画『運び屋』を観ると目の前の人を大切にしようと思う

          『運び屋』(2018)を鑑賞。 監督・主演:クリント・イーストウッド 脚本:ニック・シェンク(『グラン・トリノ』の人!) 出演:ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、アンディ・ガルシア、他 『グラン・トリノ』『ミリオンダラー・アーム』を観て大好きになったクリント。彼の作品は人間のもろさや愚かさに寄り添り、誰かを想うことの尊さを感じさせてくれるので好き。 今作は『運び屋』というタイトルからどんなスリル満点の作品

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          はじめまして。

          今日からnoteはじめます。よろしくお願いします。 まずは私のことをちょっぴりと。東京在住の20歳女性で、表現の仕事をしています。とくにお芝居。まだまだ駆け出しで経験も知名度も皆無ですが、まずは、理想の俳優になるために毎日鍛錬に励んでいます。 文章をまとめるのが苦手で作文や人に言葉で伝えるのを極力避けてきた私ですが、最近、自分の感じたことを出力する重要さを思い知り、とにかく習慣化させようと始めました。 映画、舞台、本をはじめ、自分が触れたアート作品や勉強したことについて

          はじめまして。