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俺が泣いた!!

大暑の候、皆様には一段とご隆盛のことと大慶至極に存じます!

うむうむ。
毎年、梅雨を過ぎたあたりから、うだるような暑さに半ば溶けかけたまま日々を消化し、意識を取り戻すと何故か秋に突入しているので、この挨拶を使ったのは人生初です。

厳しい暑さを感じる季節、皆さま一層勢い盛んで大変喜ばしいことですね。みたいな意味で、決して西郷隆盛について話してる訳ではないのでご承知おきくださいませね。

今日は好きな映画の話をしてみようかな。なんて思ってる次第であります。

好きな映画は色々あるんですが、どれか一つだけと言われるとこれしかないという作品があります。
お暇な方はどうぞしばしお付き合いくださいませませ。

好きな映画:the untouchables

これは真面目な話。
実際にあった犯罪を題材にしたクライム映画とやらで、勿論、書いた本人だか製作側だかにもかなり脚色されていて、事実とは異なっているようだが、1930年代の禁酒法時代を舞台にした映画です。
シカゴで犯罪によって財を成し、弁護士まで抱き込み、組織化したマフィアのボス、アル・カポネと財務省捜査官チームらアンタッチャブルとの戦いを描いたものらしい。

背景には、当時増え続けた移民によって、大陸から日常的に飲酒する下層民が増えたことに対して、アメリカのキリスト教道徳を守ろうという保守派の動き、アメリカの第一次世界大戦参戦を機に物資節約・生産性向上の声が強くなったことなどがあげられるんだとか。

なんでも元野球選手で、禁酒推進に貢献したビリー・サンデーは、1万人の聴衆を前に「今夜、午前0時を回れば、新しい国が生まれます。明晰な考えと好ましいマナーの時代が始まるのです。スラム街はすぐに過去の遺物になるでしょう。刑務所や少年院は空っぽになり、工場へ姿を変えます。男性たちは皆まっすぐに歩き、女性たちは皆ほほ笑み、子どもたちは皆笑い声を上げるでしょう。地獄の門は、永遠に閉ざされたのです」と語ったんだとか。

まぁ、そんな小難しい夢物語はとりあえず置いておいて、今日は時代背景とかではなく、単純に映画を見た私のお話なんですが、これを私が初めて見たのは小学校高学年の時だと思うんだが、内容は↑の流れしか覚えてない。

ただこれを見た直後泣いた

大泣きである。
なにか感動とか絶望とか憤懣だとか、色々な感情が溢れて、当時の私の映画ランキングを占めていたドラえもんを怒涛の勢いで抜いて抜いて抜きまくった。

そしてこの映画が大好きだ!と感じて周りの人に吹聴して回った。
何故か周りの反応は微妙でしかなかったので、皆はあの青いロボットにたくさんの夢を見ている最中だったのだろう。

悪いことをした。

ちなみに私も未だにそれについては夢心地だが。

ただしそれ以来この映画を見ていない。
大好きだ!という感情だけ残して、小学生には難しかったのだろうか、内容は全く覚えていない。

しかし大好きだ!と言う記憶だけは、このタイトルを見た瞬間に未だに湧き上がってくるので、大好きに間違いはないだろう。

これだけ大好きだと言う気持ちが残っているんだから、「ドラえもんのび太のパラレル西遊記」くらいには素晴らしい作品だろう。
あの作品は何度も見て泣いたから間違いない。

そうだ!私はこの映画が大好きだ!


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