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自然、他燃、不燃という話

人のタイプについて。

ある分類によると、3パターンの人がいると言われています。

1)自燃性の人
自ら燃えて生きることができる人
2)他燃性の人
燃えている人に触発されることで、燃えて生きることができる人
3)不燃性の人
燃えている人の中にいてもなかなか燃え上がることができない人

だそうです。そこに優劣はありません。自分次第。



先日、あるメンバーと飲みに行きました。
キャリア入社半年経ったぐらいの彼女は、「入社前に思っていたより、らしくない職場なんですね」って言ってました。

「らしくない」ってってどういう意味?という会話の中で、
・ 「大きな夢を語ったり」
・ 「無理でもあきらめず、何度も挑戦して強行突破したり」
・ 「自分の仕事じゃないのに、会社を変えようとしたり」…etc.
そんなシーンをあんまり見ない、という話がありました。

~同席していた役員が色んな話をして、
彼女自身も他のメンバーも色んな話をして…の2時間後。

すっかり(少なくとも私の目には)覇気を取り戻していた彼女が言った言葉が印象的で、

「そういえば、周りの人とこんな話したことなかったです」
「自分が一番、周りに期待して、誰かが何かを与えてくれるのを待ってたのかもしれません」

って言ってました。

社風、カルチャーを作り上げるのは難しい。

組織開発のセオリーだと、「水槽のカマス」とか、「杭に繋がれた象」の話がよく引き合いに出されます。

http://royworld.net/2018/05/kamasu/


杭に繋がれた象の話(エレファントシンドローム)
小象だったときに、足に鎖をつけ杭につながれていたため、
巨象に成長したいまでも(力を入れれば杭なんてすぐ抜くことができるのに)「どこへも行けない」と思って繋がれたままでいる、という寓話です。

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上記、飲み会の彼女もそうなのかもしれないな、と思いました。

もしかしたら前職の「雰囲気」「暗黙の了解」を無意識にひきずって、
みんながそうやって遠慮してたら、そりゃ「(転職前に聞いた)らしい会社」になるはずがなくて、「前職の社風集合体」になります。

ここでの「らしい」社風がもし素晴らしいものだとして、
どうやったら第2第3の彼女を生まないとか、または変えられるでしょうか?

ちなみに、象の寓話でいうと、
「リンゴとかバナナを、ちょっと遠くに投げてあげる」と、
夢中になって追いかけているうちに、鎖と杭は抜けている、という結末だそうです。

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