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【世界が注目】Vision54の練習法を紹介

ゴルフ界で大きな影響力を持つVision54が推奨する練習法は、一般的な練習法とは異なるものが多いため、多くのゴルファーから注目されています。

Vision54はメンタルやマインド、セルフコンとロールに焦点を当てた練習方法を提唱していますが、日本では宮里藍さんが紹介したことにより一気に有名になりました。

この記事では、そんな世界的に注目されているVision54の練習法について紹介していきます。


代表的な練習4選

Vision54は、以下のようなゴルフの練習方法を推奨しています。

  1. シミュレーション練習: 実際のラウンドを想定し、コース上の各ショットをイメージしながら、練習場で練習します。

  2. ターゲット練習: 狙った場所にボールを打つことに集中し、その精度を向上させます。

  3. ゲーム感覚でできる練習: 様々な状況をシミュレートし、実際のゴルフ場で行われるようなゲーム形式の練習を行います。

  4. マインドフルネス練習: マインドフルネスや瞑想の要素を取り入れながら、集中力やストレス管理を向上させます。

これらの練習方法は、ゴルフでの成功の基盤となるスキルを磨くことを目的としています。



オススメの練習法

これらの中でも最も注目したいのが、わたしが実際にアメリカで取り組み効果を感じた以下の練習方法選です。

マインドフルネス練習

Vision54では、瞑想やマインドフルネス練習も重要視されています。

マインドフルネス練習とは、自分自身や周りの状況に注意を向け、現在の瞬間を意識的に体験することに焦点を当てた瞑想的な練習です。

Vision54の代表的なマインドフルネス練習は以下のとおり。

  • 呼吸法: 深く呼吸をし、意識を呼吸に集中させます。吸うときに「吸っている」と感じ、吐くときに「吐いている」と感じるようにします。呼吸に集中することで、不必要な思考を排除し、スイングに対する集中力を高めます。

  • 五感に注意を向ける: 現在の状況に注意を向けるために、目、耳、鼻、触覚、味覚など、五感に意識を向けます。例えば、周りの景色や音、風の感触、空気の匂い、クラブの感触などに意識を向けることで、現在の瞬間をより意識的に体験することができます。

  • ボディースキャン: 頭から足先まで、一つひとつの部位に意識を向け、緊張している箇所を見つけ、リラックスさせます。


わたしがPGA講師の指導のもと実践していた、具体的な練習法を2つ紹介します。

  1. 呼吸法
    ショット前など緊張感が高まっているときは、ゆっくりと深い呼吸をします。

    カウンティング呼吸法:吸う時・吐く時に数を数える方法です。例えば、吸い込む時間を4秒、止める時間を2秒、吐き出す時間を6秒とする「4-2-6呼吸法」はよく知られています。

  2. ボディースキャン
    プレー中に緊張感やストレスを感じたとき、呼吸を整えるために自分の体へスキャンするように意識を向けていきます。これにより状況を客観的に見ることができ、自己意識を高めることができます

    プレー中、速やかにおこなうためにも日頃からの習慣が大事です。座わった・横たわった状態で、自分の身体の感覚に注意を向け、足先から頭まで順番に体をスキャンするように意識を向けます。これにより、自分の身体の感覚や状態を認識できるので、ストレスや疲労の軽減、リラックス効果をもたらすとされています。

これらの練習は、まずはじっくりと時間をかけて自分を観察することから始め、徐々に自分の感覚に対して敏感になっていくことが大切です。


マインドフルネス練習は、コースや練習場など場所に関わらずおこなうことができますが、普段から練習場で意識的に瞑想的な練習をすることで、実際のラウンドではスイングに集中し、ストレスマネジメントを向上できるため、本来の自分の力を存分に発揮することができます。


目を閉じる練習

Vision54が推奨する練習法として、「目を閉じた状態でボールを打つ練習」があります。

目を閉じることで、視覚情報に頼らずにスイングをすることが目的です。この練習により、スイングのタイミングやフィーリングをより感覚的に捉えることができ、身体の感覚をより鋭くすることができます。

わたしがPGA講師の指導のもとおこなっていた具体的な練習法は以下のとおり。

  1. 課題を意識し、目を閉じてスイング
    スイングを撮影し、視覚情報がないときのスイングフォームの癖を確認します。目を閉じ自分だけに意識を向けたとき、自分へのどんな命令が課題を解消できるのか探ります。自分が感じている動作と実際の動作の差を認知し改善することに役立ちます。

  2. 距離の推測
    目標距離を決め目を閉じてボールを打ちます。打った直後飛距離を推測し声に出します。「70ヤード!」など。そして目を開けて感覚と実際の距離が近いか確認します。手応えと実際の距離の差を認識する・埋めることができるので、より繊細な縦距離のコントロールができるようになります。

スイングをする前に目を閉じ、クラブフェースの向きやスイングの感覚をイメージし、スイングを行うため、スイングに対する集中力を高め、スイングのタイミングやフィーリングを向上させることができます

ただし、この練習は、安全面に注意が必要なので、周りに他のプレイヤーがいる場合や、危険な場所での練習は避けるようにしましょう。



オススメの書籍

Vision54の推奨する考え方やメンタルトレーニングについて、詳しく知りたい方は以下の本がオススメです。

Vision54の創設者であるPia NilssonとLynn Marriottが共著で執筆した「Every Shot Must Have a Purpose: How GOLF54 Can Make You a Better Player」。

この本では、ゴルフのスコアアップにつながるプレーの考え方や、メンタル面の強化方法、具体的な練習方法などが紹介されています。また、PGAツアーで活躍するトッププロたちの成功の秘訣についても取り上げられています。

過去にこのブログでも何回か紹介しており、個人的に英語のオリジナル版がオススメですが、日本語版も出版されているため、誰でも手軽に読むことができます。


おわりに

このように、Vision54の練習法は、従来のゴルフ練習法とは異なるものが多いですが、その効果は高く、多くのプロゴルファーやメンタルゲームを専門的に指導するコーチにも採用されています。

わたし達がVision54の練習法を取り入れることで、より効果的な練習が可能になるかもしれません。ぜひお試しください!

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