HSCの息子✳︎音楽会前の絶不調

来月に音楽会を控えた息子の学校では、あちこちで合奏の練習の音が聞こえてきます。


最近はずっと下校まで学校で過ごせた息子ですが、先週からまたすごく疲れて帰ってくるようになりました。


土曜日の大好きな習い事にも行く気が起きないくらい「疲れたー」を連呼します。どうやら音楽会の合奏がうるさくて辛いようです。


朝からずーっと学校のどこかで音が鳴り続け、自分達も1日2時間くらい練習があるそうで、耳鳴りがして辛すぎて泣きたかったとの事。


確かにリコーダーのピーッていう音とか、大太鼓とか、本番はいいけど練習の音ってうるさいんだろうな。


週明けは気持ちが乗らずお昼で帰宅したり、久しぶりに1日休んだり。


音楽会まではあと何日もあるし、あまり辛いようなら本番までちょっと考えなくちゃだなぁと思い先生に相談してみました。

息子のクラスにたくさんいる同じような特性の子達も、この時期みんな調子が悪いようです。ただでさえ季節の変わり目で何かと不調もあったりする中での音が溢れかえる学校は、音が気になる子には辛いですね。


先生は、本番にみんなで合わせられるように練習をしておいてくれたら、みんなでの練習の時は別の教室に居てもいいと言ってくれました。


それでも、最近順調に学校に行けるようになって、それが自分の自信になっていた息子は、辛いけど頑張ると言って、1日無理をして過ごします。


そして数日無理を続けて、今日

「俺は自分が嫌いになる」と寝る前に泣きました。


せっかく行けていた学校、辛い辛いと言いながらも頑張れて、目標だった『朝みんなと学校にいって、帰りもみんなと帰る』というところまでもう一歩というところで、まさかの音楽会の練習。


みんなが当たり前に出来ているのに俺は1日学校にいられない。俺は自分が嫌いだ。と、悔し泣きです。


わたしは、辛かったらお昼まででいいよ、と思っていたんですが、それでも意地でも帰らなかったのにはそういう理由が少なからずあったんだとわかりました。


息子がいつからか目標を掲げて頑張っていた事。現状に満足せず、前に進もうとしていた事。そして、頑張っても頑張っても涙が出てしまうほどに音が辛い事。わたしは初めて知ることばかりでした。


音楽会すらも楽しみではなく、もはや『騒音』だけど、人の演奏も見たいし、頑張ってきた成果は見ないといけないと、そういうところは真面目なので余計に苦しんでいます。


ひとまず、今ボッキボキに折れてしまった自信を、またひとつひとつ繋ぎ合わせていくしか無さそうです。病気というわけではないですし、急に行けるようになるとも思っていませんし、こうやって上がり下がりを繰り返すんだろうなと改めて感じながら、のんびりと前に進めたらいいなと思います。

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