見出し画像

年間60回以上の宿に行く宿好きが選ぶ、『自腹でもう一度泊まりたい10の宿』温泉旅館編①

もうすぐ夏休みのシーズンですね!日頃から月に5回以上宿に行っている私が選ぶ、もう一度泊まりたい(何度も泊まりたい)宿のランキングをご紹介します!宿選びの参考にしてみてください!!
※個人の見解です。PR/アフィリエイト目的でもないです。ただ自分が好きな宿を推したいという純粋な気持ちで書いてます。

◆温泉がとんでもなく素晴らしかった編

その名の通り、泉質自慢の宿です。基本的には湯を楽しみたいので、泉質が特に良い宿をご紹介します。

乳頭温泉郷 妙乃湯(秋田)


秋田の秘境、乳頭温泉郷!!冬は雪深いエリアで趣があります。
渓流沿いに立つ「乳頭温泉郷 妙乃湯」。冬は雪見風呂が楽しめます。

弱酸性鉄泉(緑ばん泉)の金の湯・緩和性単純泉の銀の湯の2源泉をもち、温泉マニアにも人気の高い宿の一つ。
金の湯の泉質は「酸性・含鉄 – カルシウム・マグネシウム – 硫酸塩泉」、pH2.9で酸性。
銀の湯の泉質は「低張性  中性 低温泉 単純温泉」でpH6.6。

創業・開湯から約70年の歳月が流れましたが、単純泉(銀の湯)とマグネシウム・カルシウム硫酸塩泉(金の湯)2つの自然湧出温泉は8つの湯舟に今も変わらず掛け流しで注がれています。

https://taenoyu.com/bath/

人気の宿のため中々予約ができないんです。なので、事前にこの宿に行くと決めて早めに予約を入れることをお勧めします。お風呂は混浴で、時間帯で女性専用になります。また、貸切風呂も利用できるので、家族や夫婦での旅に貸切風呂を借りることをお勧めします。

夕食
朝食

料理も程よい量でめちゃくちゃ美味しかったです。人里離れた雰囲気で、じっくり湯治したい方におすすめ。私もまた季節を変えていきたいです

おとぎの宿 米屋(福島)

福島にある「おとぎの宿 米屋」は、「化粧水がいらないほどのなめらかさ」と評される源泉が自慢の温泉宿。

アルカリ性単純温泉。毎分550リットル、51.6度の湧き出る源泉を、空気にふれて泉質を損なわないように地下水を加水して掛け流しで、温度調節は湯守さんが行っています。温泉のミストサウナは美肌効果抜群です!

飲泉もできます。飲泉を用意していると必ず飲みますが、胃腸に良いとされていて、にがりのようなしっかりとした飲み口でした。肌がめちゃくちゃしっとりします。特に女性にリアルにおすすめします。

昔心の宿 金みどり

出張で泊まったので、写真は撮影してないのですが、個人的に驚いた宿の一つが草津温泉の「昔心の宿 金みどり」。

湯畑からも徒歩圏内で、2つの異なる源泉を愉しめます。

内湯の「湯畑」の湯と、露天風呂の「万代鉱」の湯。
ともに強酸性のお湯で、湯畑源泉はph2.10、
まったりと体の芯から温まります。
万代鉱はなんとph1.60です。
この強い酸性が、草津温泉の殺菌力の秘密。
湯内ではほとんどの細菌・雑菌が繁殖できず、消滅してしまいます。
温泉療法に優れた効力があるといわれるのもこの理由からです。
温かさが、体と心の中までゆっくりと染み渡ります。


https://www.kanemidori.co.jp/hot_spring/

露天風呂の方はpH1.60と強酸性!!殺菌力が高く、慢性皮膚炎やアトピーに効果があるとされる強酸性の湯は、角質を落とす性質があるので、ピーリングのような効果があります。肌が弱い人には刺激が強いかもしれませんが、自分も実際に入浴したときに初めて味わう感覚に驚きました。
ちょっとしか入れなくて残念だったので、ぜひプライベートで泊まりたい宿の一つです。


◆我が家(実家?)のような安心感、安らぎが安定している宿編

旅先はどうしてもアウェイ感があり、常に緊張状態が続いている状態。そんなとき、宿の中がホームのような安心感に包まれていると、ほっとしますよね。個人的に第2の我が家のように寛いでしまうような、安心感のある宿をご紹介します。

強羅花扇 円かの杜(神奈川)

箱根・強羅にある「強羅花扇 円かの杜」は、木と畳の香りが心地いい隠れ宿。飛騨の「飛騨亭花扇」さんが運営していて、木工家具など木にこだわりがあります。お部屋は、全て露天風呂付。

冬に行ったときはこたつが用意されていて
\実家のような安心感/
お風呂入って~こたつでお茶菓子食べて~ベッドでごろごろして~思いっきりくつろぎました。

御飯もめちゃくちゃ美味しい。特にお魚は地元の漁港からのもの、お肉は飛騨牛をいただけるのが嬉しい。木の香りやい草の香りが気持ちよくて、あ~疲れた~ってときに行きたいな~~、と思い出してしまう宿。

https://gorahanaougi.com/madokanomori/

べにや無何有(石川)

いつ訪れても洗練されていて、かつ緑を間近に感じられて、温泉も素敵で、料理も美味しい山代温泉の「べにや無何有」。竹山聖氏建築の宿で、スタイリッシュなデザインが好きです。
定期的にメンテナンスされていていつ行っても清らかな空気で満ちています。
泉質はカルシウム・ナトリウム―硫酸塩温泉。
お部屋の露天風呂で温泉三昧してしまいますが、大浴場も素敵なのでぜひ!

お部屋からの青紅葉が美しい。「無何有」とは荘子のとくに好んだ言葉で、何もないこと、無為であること。この宿に来ると、心が透明になっていくような気持になります。訪れたらぜひ庭園を散策してみてほしいです。

心の中の理想の家というか、こんなところに住めたら良いなぁという「好き」が沢山詰まった場所です。お料理も美味しいし、地元の作家さんによる器も素敵だし、お夜食におむすびがでてくるのも嬉しい…。

10の宿と書いておきながら、次回でもう10の宿を使い切ってしまうことに今気づきました…まだ温泉旅館編だったのに。
次回は『自腹でもう一度泊まりたい10の宿』温泉旅館編②をご紹介します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?