見出し画像

Van Halen の『Van Halen(炎の導火線)』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Van Halen の『Van Halen(炎の導火線)』を聴いてみた編をお届けします。

ユーモア溢れるシャウトで昂りを表現するボーカル、テクニカルでいて安定感のあるリズム隊。

伝説のギターヒーロー、Edward Van Halenの「ライトハンド奏法」が炸裂するデビューアルバム。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.Runnin' with the Devil

時空が歪みそうな音からの、地の底で響くようなベースの音。0:19〜この不穏なキラキラ音格好良い。ギラギラギターキターーー!テンション高めで初っ端から解放しているボーカルが気持ち良い。もはやみたいな奇声シャウト、クセが強くて面白い。一体感のあるコーラスとの対比がより面白い。1:59〜なんかゴールした気持ちになった。ギターソロ、輝かしすぎる。異常にテンション高いシャウトと、真面目なコーラスが交互に来ると温度差が凄くてニヤニヤしちゃう。

2.Eruption

エッ………エッ……凄、何がどうなってるのか全くわからない。速弾きに興奮してしまう癖がある。メタルアルバムのタイトルとか曲名の邦題ってよくわからないのが多いけど、これは“暗闇の爆撃”だわ…。つい最近天才キッズギタリストの男の子が、すごい顔してこんな曲をテレビで演奏してるの見たな。ギターソロだけが収められているなんて…そんな贅沢いいんですか…?1:00〜エディが広めたというライトハンド奏法(タッピングとも言う)が炸裂していて、宇宙に飛ばされそうな雰囲気になってる。エディが個人練習で弾いていたフレーズを、プロデューサーのテッド・テンプルマンがたまたま耳にして、レコーディングすることになったという秘話があるとか。練習でこれはヤバい。

3.You Really Got Me

このギターリフは衝撃的。1964年のザ・キンクスのカバー曲。ギターもベースも歌っているみたいで、格好良すぎる…叫びそうになっちゃう。ボーカルの開放感には憧れてしまう。コーラスもご機嫌で嬉しい。1:25〜テクニックが凄すぎて「はぇ……?」って間抜けな声出ちゃった。後ろで冷静に演奏されているベースもめちゃくちゃ良い。1:45〜高まりすぎたのかそこら中でセクシーな声が聞こえる。終わり方もゴージャス!

4.Ain't Talkin' 'bout Love

シンプルなアルペジオなのに、音がジャリジャリでめっちゃ格好良いことになっている。めちゃくちゃ暑苦しく愛を歌っているし、演奏も相まって全てがアツい。というかここまでの曲全部「お前が欲しい」感あって燃えたぎっている。2:55〜ギターがさ…格好良いな…本当。後半は一生「ヘイ!ヘイ!」言ってて高まる。終始アツい。

5.I'm the One

キレキレに、そして跳ねるようなギターリフ。2:28〜待って、踊りたくなっちゃう。リズムが凄いことになっている。1:03〜ボーカルのシャウトが愉快すぎる。真似したくなる「アォウ!」。1:36〜そろそろオオカミにでもなってしまう気がする。ずっと速い。猛進。愉快に余裕そうにめちゃくちゃ凄いことが起きている。2:37〜ギターがもうピアノみたい(?)後半のシュビドゥバゾーン楽しい。終盤の怒涛の展開に圧倒される。ただ聴いてるだけなのにめっちゃ…疲れた…息上がる…

6.Jamie's Cryin' 

リズミカルなギター。ボーカルの表現力が凄まじい。どの曲もコーラスが入ると一気にパァ〜っと華やかになる。1:40〜突然のメロディアスな展開にドキドキした。やっぱり「お前が欲しい」な歌詞。主役にもなれるし引き立て役にもなるようなギターの立ち回り、惚れ惚れしちゃう…♡

7.Atomic Punk

どうやってこの音出してるの…!?!DJのスクラッチヤバいバージョンみたい。ギターの弦をゴシゴシしながらエフェクトをかけたらこの音が鳴るらしい。1:29〜「うわぁぁあ〜〜〜ぅアッ」の奇声…シャウトが迫力凄すぎて、ギターソロより気を取られてしまった。面白すぎる。野生的で最高。ギターソロはキュインキュイン。自由でいて繊細。ベースも目立っていて気持ち良い。スンゴイ…

8.Feel Your Love Tonight

「おまえは最高」って邦題どこから来たんだ。めちゃくちゃツボ。そんなこと言ったら、アルバムタイトルの『炎の導火線』も出所が不明すぎて面白い。愛を歌い続けている。ギターはいかついけど、ベイビーやハニー、ラブが飛び交っているのが良い。たまに歌のメロディをなぞるギター、好き。どの曲も最高ギターソロある。3:05〜めちゃくちゃポップソング。シャウトまみれでハッピーオーラ全開。

9. Little Dreamer

ギター気だるくて格好良い…と思ったら歌い始める前の「シャラー…」って謎の掛け声でめっちゃニヤけてしまった。曲調はめっちゃ渋いし、哀愁漂いまくりだから「シャラー…」を思い出すと変な気持ちになる。1:44〜イェ〜イェ〜(凄すぎるビブラート)からのギターソロの流れ好き。最後まで哀愁たっぷり。

10. Ice Cream Man

アコギ…!?!?ギャップにやられる。ブルースな曲調も新鮮。1:13〜ギョエーーーーーーー!?!一気にアコギからエレキに切り替わった、衝撃的〜!ギターソロがめっちゃ楽しげ。ベースがやっぱり格好良い。2:30〜ボーカルも演奏もポップに弾けている。終盤の展開もドラマチックで、オオカミみたいな「アォウ〜」が飛び出してもう…大満足。

11. On Fire

これはたしかに”炎の叫び”かも。0:15〜エッ…(泣)格好良い金属…(泣)曲が進むにつれて燃え広がる炎。切り裂くような鋭い高音シャウト。アガる。駆け抜けていくギターフレーズも凶暴。めっちゃ「fire〜〜」って言っててファイヤー!行けるところまでハイにして、締めてくれる。明日からもなんか色々頑張れそう。ファイヤーーーー!!!!!!!!


Van Halenは、1972年結成のアメリカのロックバンド。Edward Van Halenは、1972年から2020年に活動した、バンドVan Halenのギタリスト。「ライト・ハンド奏法(タッピング)」を広めた人物として知られており、後世のギタリストに多くの影響を与えた。同じバンドのドラマーのAlex Van Halenは実の兄。

本作はデビュー作で、全米で5,650万枚以上、全世界で8,000万枚以上のアルバムセールスを記録している。1992年にはグラミー賞受賞し、2007年にはロックの殿堂入りをしている。

テンポ良く進んでいくし、ギターソロは怒涛の勢いであっという間に聞き終わってしまった!

レコーディングはスタジオライブのように、ほぼ全曲一発録りだったことを知ってビックリしました。

演奏や歌声の熱量と興奮が封じ込められていて、臨場感たっぷりでした。

ちなみに、「ライト・ハンド奏法」という名称は日本だけなんですね…!?たしかにタッピングという言葉の方が聞き馴染みある。

タッピングのギター、テンション上がるから大好きです。興奮しちゃう〜!速弾きが最高。

2000年に、(本人曰く)「20年以上、演奏中に金属製のギターピックを口にくわえていたことが原因」で舌がんを発症し、バンド活動を中断したという出来事も「!?」だし、金属はやっぱり食べちゃダメなんですね…(それはそう)

同じバンドに兄弟いるバンド、仲良しであってもなくても、なんか好きだな…

兄のテクニカルなドラミングも格好良かった!!

あと、奇声のような昂りシャウトを炸裂させていたボーカルも高まりました。

褒めちぎってしまう…楽しかったです!!

次回は Jeff Beck の『Wired』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!


最後まで読んでくださり、有難うございました。

サポートをしてくださった貴方には57577で貴方宛のお礼のメッセージをお送りします!