The Flaming Lips の『The Soft Bulletin』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は The Flaming Lips の『The Soft Bulletin』を聴いてみた編をお届けします。

憂いと儚さを兼ね備えた愛らしいヘロヘロボーカル、爆発するドラム、煌びやかでメロディアスなサウンド。

サイケデリックな空間の広がりを味わえる幸福感に満ちた一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

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1.Race For The Prize

カウントの掛け声から、こんなドッタンバッタンしたドラムと、甘くて美しいメロディが飛び込んでくるなんて…!ハープも素敵。歌声、堪らない。めっちゃ好き…。コーラスもヘロフニャでサイケ。ドラム爆発してる。ドラムの爆発と、キュートで神聖なシンセの音とのコンビネーション強い…。切なくて可愛いらしくて美しくて、幻想的。でも歌詞調べたら2人の科学者が競い合っていて面白かった。この曲をバックに、「いい人生だった〜!」って人生終えられたら最高。

2.A Spoonful Weighs A Ton

ピアノとハープ…儚い!キラキラなアイドルソング始まりそうな予感というか、胸の高鳴り。春の芽吹き。ボーカル、高音辛そうで可愛い…。1:26〜…!?ドラムが重たく緩やかに爆発して一変。南国。弱々しくて危うさがあるのに、純粋で汚れのない歌声。守りたい…2:59〜ケチャしそうになる。ひたすら幸せが続くような…そう信じたくなってしまう。

3.The Spark That Bled

夕暮れ時の南国。ここまで全部切なくて、儚くて、美しくて泣いちゃいそうな音色で溢れている。うっすらとしたリバーヴィーさが、無限に広がっていくような感覚になる。1:07〜音の展開の仕方凄い。壮大でゴージャス。1:40〜儀式。突然日本っぽい。パーカッションが度々いい仕事をしている。高音を出そうとするたび、子供の徒競走を手に汗握って見守る親の気持ちになる。4:00〜ギターの音色が最高。軽快になる。ドラムは爆発している。本当にこの夢みたいな時間終わらないで欲しい。

4.The Spiderbite Song

吸引力!!美しいピアノの音色が迎え入れてくれる。ドラムには一生爆発していて欲しい。ボーカルのヘロフニャ加減、曲調も相まって子猫みたい。守りたい…(2回目)。音に色があるならピンク色。パステルイエローでもいい。3:27〜何が起きたのかわからない。沢山の音が降り注いでくる。花が咲き誇ってる…!

5.Buggin'

虫…可愛いミツバチさんが飛んでる…♡ドラム爆発してくれて有難う。シンセが鳴るたびに花が開花している。それはミツバチ(みたいな音)も寄ってくる。本当に可愛らしい。ハープの音が美しすぎる。天使。みんな天使。2:01〜ベースがめっちゃ凶暴な音で地響きしていてビックリした。天国にもちょっとした違和感を残すのが上手い…。美しいだけじゃない。

6.What Is The Light?

良いビート。反響する低音域のピアノ。歌声…良い…!!歌のメロディもずっと最高。リバーブかかると本当に夢か現実か分からない。現実にこんな儚く美しい世界は存在しないから多分夢。2:30〜間奏を抜けて歌に入るまでの持っていき方が美しすぎる。音数が少ないことで研ぎ澄まされる美しさ。

7.The Observer

自然と繋がって始まる。不穏な音色を響かせるピアノ。珍しい…!天国の中で散らばる違和感にグッときちゃうから、どんどん回収していきたい。曖昧になって混ざり合っていく音。コーラスもゴースト感ある。不思議。天国で暗闇を見た。

8.Waitin' For A Superman

戻ってきた、夢の世界!春だな。時にドラムのリズムとズレながらもふわふわ歌うの心地よい。優しい。ずっと可愛らしい。ドラムはそこまで爆発していない。2:40〜ピアノもずっと素敵。空間の広がる感覚がやっぱり気持ち良い。このまま眠りたい。

9.Suddenly Everything Has Changed

ベースラインがめちゃくちゃ良い。ビシッビシッって鳴ってるのなんの音なんだ。0:50〜神様?神々しさが止まらない。サイケ。どうやったらこんな展開を考えられるんだ。何を考えてるのかわからない時が多々あって飽きない。南国。2:55〜不思議なうめき声がする。展開が読めない。

10.The Gash

集大成みたいなイントロ。金ピカ壮大大合唱。0:36〜人間ではないなんらかのデカい動物の鳴き声。ユーモアもどんどん溢れ出してきた。2:27〜歌のメロディが美しくて甘くて泣きそうになっちゃった。でもその後すぐ入ってくる金ピカ壮大大合唱が凄すぎて涙ひっこむ。

11.Feeling Yourself Disintegrate

どうしたの…!!!そんなこともしてくるの!?ずっと両耳を行き来するヒソヒソ声。くすぐったい。歌声にめちゃくちゃエコーがかかっていて面白幻想的。面白いけどちゃんと儚くて美しくて凄い。とろけてしまいそう。こんなにも美しいのに「死」とか「崩壊」について歌ってた。

12.Sleeping On The Roof

なんの音なんだ…?虫が飛んでるのか、何かを吸っているのか。意識がぼんやりとしてくる。美しい音色の重なりの中で、轟々とした音が迫り来ている。壮大。

13.Race For The Prize

やっぱりこの一曲目凄い。Mixが違うバージョン。歌声のサイケ感が高まっている(気がする)。

14.Waitin' For A Superman (Remix)

Mixが違うバージョン。チェケチェケしていたり、ちょっとHIPHOP感ある。


The Flaming Lips は、1983年から活動しているアメリカのロックバンド。1985年に自ら立ち上げたレーベル「Lovely Sorts of Death」よりデビューをした。独特なライブスタイルが特徴的。

一曲目聴いて「ウワッ!!!好き!!!」ってなってしまいました。恋に落ちた…。

とにかく幸せな空気に満ちているのですが、ちょっとした違和感が散らばっていて、ずっと耳が離せなかったです。

「LSD漬けの白昼夢」と言われているとか…!

あの情けないというか、儚いというか…愛らしくてたまらない歌声がとても魅力的で、ずっと「頑張れ〜!!!」って思って聴いてた…(心なしか後半の方は高音めっちゃ余裕そうだった気がする、気のせいかも)

ライブスタイルもヤバイ。ビジュアルから凄い。

↓ライブ動画を漁っていたら見つけたのですが、どんな状況…みんなどんな気持ち!?サムネから異様!


訳わからないけどめっちゃ楽しそう、生で見たすぎる…とにかく出会えて良かったです。


次回は XTC の『Oranges & Lemons』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!

最後まで読んでくださり、有難う御座いました。

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