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Limp Bizkit の『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

ニューメタル/ラップメタルシリーズ!

今回は Limp Bizkit の『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』を聴いてみた編をお届けします。

甲高くリズミカルにまくし立てるラップと、暴力的でヘヴィなギター、強烈で過激なリリック。

1200万枚以上を売り上げた、ラップメタルの金字塔的一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.Intro

宇宙からのお告げみたいな、不穏な語り。エレクトロ。ジリジリとした緊張感で張り詰めている。0:54〜ビートが入ってきて大変格好良い…これから何が起こるの…!!!

2.Hot Dog

ヤバいテンションの「Ladies and Gentlemen〜〜〜♡」で幕を開ける。食べられそう。開始15秒くらいでめちゃくちゃヘヴィなギターの洗礼を受ける。重くて鈍く、そして鋭くもある。3秒に一回くらいのペースで「F●ck」という単語を発していて凄い(この曲だけで46回くらい言ってるらしい)。Nine Inch Nailsの「Closer」という曲の歌詞の一部も用いられているとか…!1:35〜ゴリゴリパート来た。静かでリズミカルなラップパートからの緩急が良い。ラップパートからゴリゴリヘヴィのサンドウィッチ、美味しい。歌詞は調べずとも強烈だということがわかる。ヘヴィなギターと土台を支える正確なドラムが格好良すぎてクラクラする…

3.My Generation

甲高くて危ないテンションのボーカル早くも癖になってきた。0:24〜好き凶暴ギターリフ。イントロで毎回念入りに切り刻んでくれる。歌詞はThe Whoの「My Generation」、Guns N' Rosesの「Welcome to the Jungle」などから用いられているらしい。ラップの抑揚と演奏の溜め、勢いがバチッとハマった時気持ち良すぎる。2:20〜スローテンポでなんだかドラッギーな雰囲気。2:50〜格好良すぎてダメ。突然スクラッチ音パラダイスになるのは面白い。アガる。「My Generation」と歌うたびに「Oh yeah〜」ってなる。

4.Full Nelson

一音目から衝撃と強度がある演奏。重たい。重たくて嬉しい。軽快だけどダークなラップがブチ切れ。0:45〜超キレてる。もう、なんか…ごめんなさい…。お尻が好きなんだろうな(?)。静と動の切り替え、場面転換に心躍る。展開が読めず、またいつブチ切れ出すかずっとソワソワ…ワクワクする。2:50〜ブチ切れちゃった…。身の回り全てのものを壊す勢い。3:42〜音が突如こもる。起承転結、突然結が来るから呆気に取られてしまう。

5.My Way

静かでメロディアスな演奏で始まるの新鮮。1:00〜サビの演奏壮大で格好良い。「My Way!」の独特な音程が一瞬で耳にこびりつく。1:30〜チェケチェケしてる。甘く不穏なギター、ベースのメロディが良い。2:44〜切なく寂しい展開。こんなこともできてしまうの…!?最後もチェケチェケ。

6.Rollin' (Air Raid Vehicle)

毛深そうな声での語りから始まる。そこから容赦なくゴリゴリ。バンドのキャリア史上最もヒットしたシングルカット曲らしい。たしかにサビの「Rollin' Rollin' 〜」がキャッチーで最高。ゴリッゴリにヘヴィだけど、キャッチーでHIPHOPならではのノリやグルーヴがしっかりハマって圧巻。

7.Livin' It Up

ミステリアスな雰囲気。アルバムコンセプトのChocolate StarfishやボーカルのFredの関係性について語っている歌詞。2曲目に限らずどの曲も3秒に一回のペースで「F●ck」してない…?気のせい…?1:20〜静かなラップからゴリゴリパートに突入するお馴染みの技に、毎回ウォーってなってしまう。好き。2:53〜重い重い重い熱い熱い熱い。最後の最後まで怒涛に攻め続ける。ボーカルもその他楽器もずっと熱量は凄いけど、ドラムはいつ何時も冷静沈着という感じで頼もしい。

8.The One

爽やかな不穏ギター、良い音色。あまり攻撃的で無いのがドキドキする。いつに奇襲されてもおかしくないからずっとドキドキしている。2:45〜演奏も落ち着き、静かな語りが始まったタイミングで攻撃を仕掛けてきた。心の準備していて助かった。3:45〜…って曲が終わったかと思っていたら終わっていなかった。エレクトロなサウンドへ。ボーカルはいつにも増して気怠げで、トロ〜ンとしていてなんだか不気味。

9.Getcha Groove on

めっちゃストレートにHIPHOP。featのラッパー(Xzibit…?)の骨太で低音が効いた声と、ボーカルのFredの甲高い声とのギャップが楽しい。軽快で時に流れるようなラップも心地良い。歌詞、本当どの曲も激しい。最後突然の絶叫はあったけどストレートなラップ、HIPHOPトラックだった…味変有難う。

10.Take a Look Around

映画「ミッション・インポッシブル2」 の主題歌で、その曲をアレンジしたもの。Limp Bizkit節が炸裂。ギターフレーズ聞き覚えがありすぎる。1:55〜サビで大爆発。ゴリゴリヘヴィ。静かなパートから凶暴に暴れ倒すお決まりの展開、大好きすぎちゃう。3:50〜「ヤバい…来る…来る…!!!」みたいな高まりを抑えながら聴くの楽しい。案の定ゴリゴリヘヴィ大爆発が来て楽しいし、格好良い。強烈なギターリフの虜。

11.It'll Be Ok

ダークで不穏で鬱々としている。メロディは美しいけど、空気が重たい。0:45〜ここのギターのメロディ好き。空気に混ざって這うようなベースも良い。1:38〜サンキューゴリゴリ。煮えたたぎる演奏。静と動の切り替え心から有難い。3:51〜ギラついたヘヴィなギター格好良すぎ…

12.Boiler

またまた不穏な…暗闇…深淵。金属的なギターの音。悲痛そうな叫びから、激しくダークな演奏へ。イントロ明けたAメロ、メロディアスで甘くてずるい。1:25〜ゴリゴリにヘヴィな演奏とアタックの強いラップ攻撃。声の高さが本当に良い。ギターの間の生み出し方クール。3:00〜甘えたような声が不気味。泣き叫ぶような絶叫。感情溢れ出しまくりの「why」連呼。5:51〜曲が終わったかと思っていたら話し声が聞こえてきた。隠しトラックらしい…!

13.Hold on

暗く甘いメロディ。めちゃくちゃ美声。違うバンドみたい。神聖なるコーラス。神々しい。厳かな雰囲気が漂っている。ずっと静かで、今までのような爆発が起こりそうな気配がない…!コーラスがひたすら壮大で美しい。ずっと「Hold on」している。

14.Rollin' (Urban Assault Vehicle)

6曲目の「Rollin'」のノリノリバージョンだ…!めちゃくちゃ凶暴なHIPHOP。道路の真ん中を平気で歩いていそうないかつさがあってビビっちゃう。このアルバムで一生分の「F●ck」を聴いているのではないか…とか思えてくる。オラオラな掛け合いに気持ちが高揚。4:20〜人は高まりすぎると犬になってしまうこと…あるよね。かなり激しめの犬で笑ってしまった。

15.Outro

「Intro」でも耳にした、宇宙からのお告げOutroバージョン。また一曲目に戻ったのかと思った。エレクトリックな怪しげゾーン。2:00〜エレクトリックな怪しげゾーンを抜けたら対談が始まった。6:00〜待って…?もうかれこれ2分近く笑い続けているんだけど…!?バグったのかと思って、iPhoneの様子確認しちゃった。釣られる笑い方でキツい、思いっきり震えながら聴いてる。やめて…笑わせないで!!!!7:50〜やっと笑い止んだ。何だったの?笑いすぎだよ…笑すぎて死んじゃうよ…。ビートに乗せて、無線機みたいな音質の話し声が聞こえてくる。え、何だったのこのOutro……面白すぎる。




Limp Bizkitは、1994年に結成されたアメリカのニューメタル/ラップメタルを代表するバンド。本作は2000年にリリースされた3rdアルバム。本作制作当時のメンバーはFred Durst(Vo.)、John Otto(Dr)、Sam Rivers(B)、Wes Borland(G)、DJ Lethal(Turntables)。全世界で1200万枚以上の売り上げを記録した。



初週で約105万枚を売上げて、ロックアルバムとしては史上最高の初週売上記録かつ、その記録は現在も破られていないとか…!過激だぜ…

歌詞もそうだけど、バンド名の由来もクラクラするほど強烈で…気になる方は調べてみてください。

アイドル内山として言葉にしてはいけない単語が多すぎる。

「Chocolate Starfishってなんか可愛い…!」とか思っちゃった自分、やめてほしい。

でも、英語のスラングって面白いよね。興味があります。

ラップ×メタルって危ない高揚感があって、終始メラメラして聴いてしまいました。甲高いFred Durstの声が耳に焼き付いて仕方がなかった。あの声、良い。

ギターもベースもゴリゴリヘヴィで、その中で安定してどっしりと構えるドラムが格好良かったな…

もともとはジャズをやっていたと知ってビックリした。ジャズからメタルの振り幅…。

このシリーズを聴いている間はずっと興奮していそうです!


次回もニューメタル/ラップメタルシリーズ!

次回は Korn の『Follow the Leader』を聴いてみた編をお届けする予定です。

最後まで読んでくださり、有難うございました。


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