山下達郎 の『FOR YOU』を聴いてみた編
こんばんは、内山結愛です。
今回は 山下達郎 の『FOR YOU』を聴いてみた編をお届けします。
夏という季節の眩しさ、ジリジリ照らす太陽、太陽を反射したキラキラの海。
夏を感じさせる要素全て詰まっているのに暑苦しいどころか爽やか!
聴き終わる頃には夏だと錯覚してしまうかもしれません…
これから来る夏を想って、読んでみて聴いてみて下さい!
1.SPARKLE
音が楽しそうに弾けていて、太陽とキラキラ輝く海を思い浮かべるイントロ。「真夏の海から〜」で始まる歌詞がバッチリすぎてビックリした。ブラジルの路上で踊る女性のフィルムを観てBPMを算出し、そのテンポに合わせて作られたらしく、確かにそんな陽気さがあるなと思った。間奏のサックス?のソロパートが格好良い。
2.MUSIC BOOK
泡。ふわふわマーメイド泳いでいそうな雰囲気。唯一無二の歌声で、その溜めの一つが流れるようなリズムに綺麗にハマって気持ち良い。浮き輪に浮いてゆらゆら揺られながら聴きたい。今はもしかしたら夏なのかもしれない…と錯覚するほどに夏だ。
3.INTERLUDE A Part I
アカペラ。曲と曲をつないで、アルバムに統一感を出すための22秒間。
4.MORNING GLORY
ここまでの曲全て、スッと耳に入ってくるメロディーだなと思った。ディレイがかかったボーカル。ゆったりとしていて、夏の夕方って感じがする。竹内まりやさんバージョンもあるらしい…!
5.INTERLUDE A Part II
3曲目と似たアカペラ。風のようにふわ〜っと通り過ぎていく。
6.FUTARI
大人っぽく、歌詞はとろけるほどに甘いバラード。この曲は海や砂浜より、都会のネオンが似合う。間奏のコーラスが美しく壮大。ラスサビへの盛り上げ方、その後再び落ち着いてジワジワ盛り上げていく感じ、抑揚がジェットコースター。ピアノが印象的。
7.LOVELAND,ISLAND
眩しい…眩しすぎる夏。しかもジリジリとした暑い夏で夏レベル高い。この曲はCMとかで聴いたことある気がする。歌詞の「Loveland」と「Island」、どちらも”愛”が強くて面白い。色んな意味で熱い。
8.INTERLUDE B Part I
新しいパターンのアカペラ。
9.LOVE TALKIN'
クラップ。リズムの感じが好き。ファンク。ディスコな雰囲気。2:45〜度々聴こえるハープみたいな可愛らしい音が印象的。すぐ頭の中にマーメイドが出てくる。
10.HEY REPORTER!
ギューンとなったギターとノイズチックな音たち。軽めのシャウトっぽいのも入ってロックな感じ。高揚感伝わるヘンテコな歌い方も楽しい。間奏も結構ノイジー。
11.INTERLUDE B Part II
今度は8曲目と似たアカペラのインタールード。
12.YOUR EYES
この曲も知っている…!エンディングオーラが凄い。美しすぎて、楽しかった夏休みがゆっくり終わっていくような寂しさと切なさみたいなものを思い出す。コーラスも綺麗…。
13.あまく危険な香り
フワッと優しく言葉を置くような歌い方が本当に素敵。大人っぽく色気がある。月9の恋愛ドラマみたい。バカンスな空気感もあって、それとなく夏を感じる。
14.あまく危険な香り[TV用インスト1]
15.あまく危険な香り[TV用インスト2]
16.EVERY NIGHT
チリンチリン鳴っている音とゆっくり流れていく音が心地良いイントロ。大きく展開せず、安定感があってただただ穏やかな時間が流れる。
山下 達郎 は、日本のシンガーソングライター、ミュージシャン。妻はシンガーソングライターの竹内まりや。音楽作りに対する拘りや、独自の制作姿勢から「音の職人」とも称されている。ジャンルとしては、J-POP、AOR、ニューミュージック、シティ・ポップ、ドゥーワップなど。
●AOR:Album-Oriented Rockの略。シングルチャートとしてではなく、アルバム全体としての完成度を重視したスタイルのこと。
●ニューミュージック:フォークソングにロックなどの要素を加えた作曲面、作詞面ではこれまでのフォークソングの特徴だった政治性や生活感を排した、新しい音楽のこと。
●ドゥーワップ:ポピュラー音楽における一種の合唱のスタイル。
どの曲も聴き馴染みがあって、山下達郎さん凄い…
全曲耳に残るし、どんな季節に聴いても、夏を味わえる素敵なアルバムでした。
「クリスマス・イブ」という大名曲で冬をも制覇しているので山下達郎さんは凄いな…(2回目)
次回は、はっぴいえんど の『風街ろまん』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに!
読んで下さり有難うございました。
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