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The Promise Ring の『Nothing Feels Good』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

Midwest emoシリーズ!

今回は The Promise Ring の『Nothing Feels Good』を聴いてみた編をお届けします。

パンクなアプローチと光るポップセンスの絶妙なバランス、疾走してはエモーショナルな緩急を生み出す演奏、耳を奪われるリズミカルなベースライン。

90’s emoを代表する一枚です。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1. Is This Thing On?

こんなの好きじゃん…。もう自分が聴き始める前から演奏が始まっていて、自分が途中参加したとすら思えてくる勢いの良さ。閃光のようなギターとドラムのアグレッシヴさ気持ち良い。ずっと5行の歌詞を繰り返す、大胆な構成。2:03〜同じことを言っているだけのはずなのに、この高まりよう、展開の盛り上げ上手さ素敵。一緒にシンガロングしたい。ベースのメロディと、後半の自由に動き出すギター好き…

2. Perfect Lines

ギターの歪みっぷり、有難う。0:40〜ベースの動き方が格好良い。一筋縄ではいかない、少し凝った感じのフレーズを叩いてるドラムが良い。ボーカル、絶妙な力の抜き加減で格好良い。たくましさと頼りなさが一瞬で入れ替わったりする。心が…揺さぶられて…恋。

3. Red & Blue Jeans

恋人のことを赤、白、青の色で表現しているの面白い。深読みしがいのある歌詞。0:31〜ここからの展開一気に夕方になって切なくて、大好き。何度聴いても味がする。ベースラインがどの曲もオシャレだ…。1:40〜ここ一緒にハミングしたい。実は鈴の音?がチリチリ鳴ってることに気づく。シンバルのシャンシャンも結構激しい。終わり方寂しくて良い…

4. Why Did Ever We Meet

どの曲も絶妙なポップさと荒々しさを兼ね備えていて、本当…そこが好き。耳に残るギターリフ。1:07〜サビメロディで泣きそうになったり、「バ・バ・バ・ダ・バ・バ・バ〜」で愉快になったり、感情が忙しい。歌詞の世界観が不思議すぎるのに、エモーショナル…

5. Make Me A Chevy

イントロから鳴っているギターフレーズが延々と鳴ったり、居なくなったり、また出てきたり。女性を車に喩えている歌詞らしい。1:22〜ここの止め、好き。「もっと聴きたい…!ってところで終わるなぁ」なんて思っていたけど、全曲尺が短い…!!(今更)

6. How Nothing Feels

違う年代、違うバンドの音源が流れ出したかと思った。古いカセットテープの音源みたいな、プチプチ音が激しい。アコースティックギターとピアノのインスト曲。とても悲しげ。

7. A Broken Tenor

繋がって始まったけど、一変して楽しげな雰囲気。人がザワザワしてる。ベースがグイグイに引っ張って行くようなイントロ。歌い出してからのハッピーオーラ全開具合、楽しい。0:45〜ギターの金属みが格好良い。何回もこの金属鳴らし技やってくれる。ボーカル、ハイテンションで酔ってそうな感じでより楽しげ。2:25〜エンジンを踏み直して、疾走。眩しい。

8. Raspberry Rush

青色のイントロ。さっきの曲がワイワイ楽しげだったから、大勢の友達を家に呼んで全員帰った後の家みたいな寂しさがある。1:29〜好き。こんなにもエモーショナルなのに歌詞が謎シリーズ。これはemoあるあるなのかもしれない。

9. Nothing Feels Good

ほぼギターと歌だけで始まる。しっとりだけど熱く届ける歌声。0:24〜みんな合流。穏やかな、静かな、深夜っぽくもあり、夕方っぽくもある雰囲気。終盤の歌声の頼りなさ、守りたくなってしまう…

10. Pink Chimneys

ドラムの入り方が面白い。ベースの動きが活発で、もうこれまでに何度も心奪われている。軽快な足取り。曲単位というより、アルバム全体の静と動、哀と楽の緩急がある。1:50〜構成の捻り方が好き。歌詞に色んな地域が出てきがち。

11. B Is For Bethlehem

歌詞、色を何かに喩えがち。爽やかポップなサビ。眩しい。歌声ももたつきながらも晴れやか。0:34〜小刻みに弾かれるギター好き。サビが来るたびにその眩しさに泣きたくなる。2:00〜フォ〜〜〜泣。「Jesus was a fisherman」という歌詞がツボ。

12. Forget Me

独特なリズムパターンが多い気がする。切なげなのに、楽しくて爽やかで、心の置きどころが難しい。1:03〜素敵…泣。全体でテンションを押し上げて行くような演奏、一体感がアツい。1:30〜テンションの落ち着かせ方が好き。2:12〜そしてまた上がる。勢いのある歌声が一瞬ヘロヘロッとなるところにグッと来る。フィナーレ感がある終わり方気持ち良すぎる…泣

The Promise Ringは、1995年に結成されたアメリカのロックバンド。メンバーはDavey von Bohlen(Vo.、G)、Jason Gnewikow(G)、Scott Beschta(B)、Dan Didier(Dr)の4人。本作は1997年にリリースされた2ndアルバム。プロデュースはJ. Robbins。


前回レビューしたCap'n JazzのメンバーDavey von Bohlenが中心となって結成されたThe Promise Ring。

バンド名格好良すぎ…!?

このアルバムは「自分たちが何をしたいのか、どのように仕上げたいのか、全くわからなかった」状態かつ、5日間でレコーディングされたらしいです。

…色々と凄い!!!

それでこんなに爽やかでポップな仕上がりになるんだ…「A Broken Tenor」とかめっちゃ楽しげだったけどな〜

それに、調べていたらベースのScott Beschta、アルバムの全てのベースパートの作曲、演奏を担当しているのに、アルバムがリリースされた時点で解雇されているらしく、何事…!?!?

気になることが多すぎる。

メロディアスでリズミカルなベース、めちゃくちゃ好きでした!

まだまだMidwest emoシリーズ!

次回は Braid の 『Frame & Canvas』を聴いてみた編をお届けする予定です。

お楽しみに!

最後まで読んでくださり、有難うございました。


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