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なんか上野公園にいる東大生を1か月やってみて

 10月16日から「なんか上野公園にいる東大生」というのをやっている。この記事は一ヶ月やってみての感想。全文が無料だが、投げ銭用の有料部分があり、そこに文章はない。

お客さんの傾向

 その名の通り、上野公園に常駐しつつ論文読んだりして時間を潰している。当初の予想では、観光客、東京藝大の学生、東大生などがメインターゲットであったが目論見は全然外れた。

 今までの仕事は全てexcelにまとめてある。今日までで40日目であり、18件の仕事をした。ここ20日くらい大学やSIerの仕事の方が忙しく稼働できなかったのが残念である。

 初日しょっぱなの仕事は非常に目論見通りであった。「英語教育について15分くらい語ってくれ」という仕事をいただき500円の対価を受け取った。しかし、それ以降は想定外ばかりだった。

 どういう客層が来るのかというと、イベントバーエデン界隈、プロ奢界隈、あとは普通に飲みとかの流れでの仕事の受注である。うーん。

 結局ほとんどはtwitterのDM経由で来る。上野公園にいる意味がない。コンセプトとして「会いに行ける東大生」を掲げていたが、目論見は外れた。

 仕事内容としては、雑談とか、相談とか、博物館見学とか、AIお絵かきの仕組み解説とか幅広くてこちらは結構満足している。

周りからの目線

 私は上野公園で看板掲げていることを恥ずかしいこととは思っていない。これを恥ずかしいと思うのは東京の地域性であってローカルルールだ。私は大学を京都で過ごしたため、「他人に迷惑をかけない限り何をしても人間は自由だ」と思っている。恥ずかしいことというよりは楽しいことだと思っている。

 恥ずかしいことよりも、ナメられていることの方が問題だ。なん東を始めた当初、開店大セールみたいな感じで「対価はほぼいらない」みたいなことをやっていたが、そうすると本当に誰も何も持ってこない。一日に3件案件をこなして報酬がコーヒー5杯だった日もあった。もっと酷い日はマイナス報酬4000円くらい発生した日もあった。(詳しくはここには書けないので対面で聞いてくれ)。

 これは初めてから1週間くらいの出来事であり、私もしっかり客を選ぶようにしたのでもうこんなことは起こり得ないが、世の中の人はサービスというものをナメているんだなと思った。

 また、twitterで上から目線リプライがたくさん来る。まあ、この人たちは客ではないので適当に受け流すのだが、インターネットの人間の質の低さについては再確認する必要がある。

 あと、めちゃめちゃプロ奢と比較される。たしかにロールモデルとしてプロ奢ラレヤーに対するリスペクトはあるのだが、私は彼とは結構方向性が違うのだ。そこを理解されないプロ奢信者からの熱いご高説を賜るのは「ふ〜ん(笑)」って感じだ。

 あと、一番辛いのは「どうせお客いないんだろ」的なナメられ方。います。というかなん東なんてやらずともたつや(@KU_tatsuya)として結構仕事を持っているのでヒマすぎて死ぬことはありません。

 単純な話、なぜナメられるとまずいのかというと、マーケティング的な問題だ。ナメられる風潮が強くなると客単価を低くせざるを得なかったり、そもそも不人気店には客が来なかったりするのでとにかく損。イメージ戦略どうにかしたいなあ。

将来性

 ない。

 この仕事をはじめて気がついたのだが、結構デカめのレンタル系アカウントはプロ奢やレンタルなんもしない人以外にもたくさんいる。普通にまだレッドオーシャンだった。

 今後の方針は、基本的になん東としての投資は最小限に抑えることだ。もちろん、上野公園にいるだけなのだから失うものはあまりないのだが、もっと心が向かう方向を別の面白いものに向かわせていきたい。

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