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『ミッドナイト・イン・パリ』 鐘鳴る宵に時を超えて

こんばんは! tabeです。

すっかり日も長くなってきました。
早く夜風に当たりながら散歩とかしたいですよね。

私、夜が好きです。
特に、夜のコンビニとか夜のドライブって何故かワクワクします。

世の中の殆どの人が寝ている時間に外へ出ていると、
まるで街中が自分のものになったんじゃないかって感じます。
時間からも、人目からも開放された空間、、、夜って素敵ですよね。

そんな、真夜中のパリで巻き起こる不思議なSF物語。
本日は『ミッドナイト・イン・パリ』をご紹介。
あの有名な作家や画家もたくさん出てきます 笑

では、予告編をどうぞ!

あらすじ

ギルはハリウッドの売れっ子脚本家で、その気になれば、ビバリーヒルズに家を建てることだってできる。娯楽映画のシナリオに虚しさを覚えた彼は、作家に転身することを夢見ます。その婚約者であるイネスは、超現実主義者。

婚前旅行の行先はフランスのパリ。遠くに見えるエッフェル塔、シャンゼリゼ通りの賑やかな佇まい、ルーヴル美術館のナポレオン広場内にあるピラミッド。世界中の観光客に愛されるパリの美しい街並みの中で暮らすことをギルは夢見ます。

午前0時の鐘が鳴ったある夜、パリを堪能していたギルの前に現れた一台の車。
それに乗ってギルが向かった先は…なんと

「憧れていた1920年代のパリ」

彼が憧れるこの黄金時代は、エコール・ド・パリの多くの画家たちが日々酒を飲み、ヘミングウェイやフィッツジェラルドらがパーティに明け暮れていた時代。

タイムスリップした先で出会う女性アリアドネに惹かれたギルは、過去と現在の狭間で葛藤します。

異時代の女性に恋した男の生き様、とてもとても面白い結末になっています。
是非、ご覧ください!

この作品のテーマは「現在と過去」。

みなさんは、「もっと昔に生まれていたら幸せだったのにな」なんて思ったことありませんか。tabeはしょっちゅう思います笑

けれど、この映画に出てくる博識男の言い分によりますと
「懐古主義は拒絶だ。現代に対処できない夢みがちな人間だ」
と、皮肉られています。(うん、間違ってはいない笑)

今と昔、どちらがいいかなんてわかりません。どちらも経験した人なんていないのだから、過去に生きる人も、またその過去に憧れる。結局、人間は過去を美化する生き物なんです。

「足るを知る」じゃないですけど、ないものねだりのお馬鹿さん。
それが私たち人間だと、そう思ってます。

昼のパリも、夜のパリもどちらも良い。
この映画を観た後、同じように「過去現在」どちらの美しさも理解できた。

「現在に不満を抱く。それが人生だ」とても深い言葉でした。
現在を愛することが出来る人は、雨のパリさえも愛することが出来る。

「雨のパリは、一番素敵だ」
ラストシーンにはそんな想いが詰まっていたのではないでしょうか。



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