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SPINNS×延岡×旭化成

4月15、16、17日で宮崎県延岡市でSPINNSのPOP UP SHOPを行ってきました。

今回は延岡市の企業の旭化成の地域活性化推進グループさんとのコラボ出店でした。


延岡はいわゆる”陸の孤島”と言われており、福岡の博多駅から特急を乗り継いで4時間半弱かかります。今回は前日の14日の夜に前乗りしました。

到着してすぐにまちの玄関口でもある駅周辺に驚きました。駅は”エンクロス”という建物と複合しており、スターバックスコーヒーと蔦屋書店が入っていました。待合室やフリースペースもあって、最近建て替わったこともあってとても近代的で綺麗でした。

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先入観を持たないために今回は事前に地域をほとんど調べずに行きましたが、事前に聞いていたイメージと異なっていました。


それは商店街にも言えることで、出店中”大師祭”という九州の春の三大祭りに入るお祭りが開催されていたためでもありますが、人通りが多く、シャッターが閉まっているお店も今までに訪れた商店街と比較すると圧倒的に少なく、アーケードも立派でとても綺麗な商店街でした。

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今回の出店はSPINNSと旭化成側で決まった出店だったため、出店当日のアシスタント要員で一緒に出店活動を行わせて頂きました。

1日目の15日は金曜日だったこともあって、いつも通り行った高校生のワークショップの参加者はおらず旭化成の社員さん数人と出店活動を行いました。

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お店に来てくれた男子高校生が良い感じにスケートボードを置いていたのでパシャリしました。


今回一緒に取り組みをした旭化成の地域活性推進グループの社員さんに、どうして地域活性の取り組みを行っているのか尋ねました。

旭化成で仕事をするために延岡に来た人が延岡のことを知らない人が多い、延岡の若い人が進学や就職のためにまちを出て行ってしまう、ということが課題だそうです。

そのため、延岡で一番大きい企業である旭化成さんが率先して若い人と地域を結ぶ活動をされておられます。その一環で、学校での”ふるさと教育推進事業”という教育活動や環境保全の取り組みなどを行っておられます。

SPINNSを呼んで下さったのは、アパレルで地域を活性する活動に興味を持って下さったからだそうで、商店街に普段は来ない若い人を集める取り組みの一環だそうです。


2日目の16日は別件で九州移住ドラフト会議のクライマックスだったため、延岡から熊本県の山都町に行っていたために出店活動はできなかったのですが、10人の女子高生がワークショップに参加してくれたようです。

今回も一緒にTANEMAKIをした、”ぽよさん”や”不為の人”はJKの勢いに圧倒されたとかされてないとか…(笑)


3日目の17日は高校生のワークショップの参加者12人と旭化成の社員さん数人と出店活動を行いました。

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沢山の高校生が参加して下さったため、全員と密に関わることはできませんでしたが、普段は身近にいない大学生に興味を持ってくれたようで、私の大学生活のお話や高校生の進路についての相談を受けたりして、コミュニケーションを取ることができました。

フレッシュな高校生と話すことができてこちらも若返ることができました(笑)

休憩時間には同時開催されていたお祭りも楽しみました!

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牛がトウモロコシにがぶり!?

ちなみにこのSPINNSの牛柄のズボンは毎回の出店で履いています。もはやユニフォームです(笑)

実は私が着ているスカジャンは、中学生の時に天神コアのSPINNSで購入したものです。実家は山口県ですが、中高生向けの洋服屋がなかったため、中高生の時は福岡まで来て服を買っていました。母と一緒にショッピングしていたのが懐かしいです。

今回の出店でも多くの親子さんが楽しそうに服を選んでいて、地元での親子の思い出になっていたらいいなと思います。


今回、ちょうど同じ福岡から延岡に来ていた通称きむ兄もSHOPに遊びに来て下さったのですが、「楽しそうだね!」と、周りから見ても楽しそうと思われるくらいリラックスできた、楽しい出店でした。


前回の飯塚出店の際に、「なぜ私はTANEMAKI活動を行っているのか」について言及しましたが、有難いことにnoteを読んで下さった方から多くの反響を頂きました。

飯塚出店について記したnoteはこちら


実は前回の出店から約2カ月の間、私自身が不安定になっていました。

前回は私が主体となって行った出店だったため、責任やプレッシャーもあって、必死で余裕がなく、そのような状態で出店活動を行っていた自分に嫌悪しました。

出店後は溜まっていた疲れも出て精神的にも不安定になってしまい、「もう活動をやめよう」「自分は結局何のために活動しているのだろう」と、今振り返ると燃え尽き症候群のような状態になっていました。

そして、3月は現実逃避をするように、遊び、飲み、旅行、野球観戦などと、バイトもセーブしてひたすら自分の好きなことや楽しいことをしていました。

とても単純な表現になるのですが、好きなことや楽しいことをしている時は幸せを感じます。3月はその気持ちを嚙み締めていました。そして、このままずっと自分の好きなことや楽しいことをしていたいと思いました。


今までは活動に対して堅く難しく考えすぎていた自分がいます。この活動を「地域活性のために~」といかにも格好をつけたように言っていましたが、そもそも”地域活性”という概念自体は、抽象的で明確な定義はないため、基準も解釈も様々です。

”地域活性化の起爆剤になる事業は存在しない”と記された、まちづくりや地域活性化に取り組まれておられる木下斉さんの記事を読んで、納得した自分がいます。

決して地域活性化の活動をやめたわけではありませんし、今までもこれからも活動自体は地域活性化の一環です。


色々考えたり葛藤を繰り返しましたが、個人的にものすごく楽しかった延岡出店を通して、自分の気持ちに従順に、好きなこと、楽しいこと、幸せになれることをしよう!と思いました。

元々私がTANEMAKI活動を始めたのは、私の経験に通じるものがあったからです。

私の地元はとても田舎で、洋服を購入できるところがありません。それゆえに地元に対して諦めていました。

手に取って服を選ぶのはとても楽しいし、私は服が大好きなため、幸せを感じます。

だからこそ、自分の好きなことやものを「お店がないから」「田舎だから」と諦めて欲しくありません。ちなみに私はSPINNSという洋服屋さんをやっていますが、あくまでも洋服は手段であるため、カフェや音楽など別のコンテンツでもいいのです。

お店がないなら作ってしまえばいいし、やりたいなら一歩踏み出してやってみればいいのです。

私はこのTANEMAKI活動を通して、そのような人のロールモデルになりたいと考えています。


私は大好きな洋服に囲まれてできるこの活動が楽しくて充実感に溢れています。

このことを”はたらくこと”に置き換えて考えました。

世の中には、お金を稼ぐために職種やはたらきかたを選ばない人もいます。決してそのような方たちを否定する訳ではありませんが、人生の時間の大半を仕事に費やすことになるくらいなら、自分の好きなことや楽しいことをするべきだと私は思いました。

そして、地方の若い人たちに、自分の地元で自分の好きなことや楽しいことをして幸せになってほしいというのがTANEMAKI活動を行う私の願いです。

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最初の方にも記しましたが、今回の出店は旭化成の地域活性推進グループさんとのコラボ出店だったため、ショッパーやノベルティーもそれにちなんだオリジナルのものでした。

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私たちもノベルティのエコバックやお土産を頂きました!旭化成の皆様ありがとうございました!

名物のチキン南蛮や地鶏など宮崎グルメも堪能して、きむ兄繋がりで延岡の面白い方たちとお話する機会もあったり、VRで逆バンジーを体験させて頂いたりと、充実した楽しい4泊5日の延岡生活になりました。

そして、今回も一緒にTANEMAKI活動をして下さったぽよさんと不為の方、ありがとうございました。

これからも各地でSPINNSのTANEMAKI活動を続けていきますので、ご支援と応援のほどよろしくお願いいたします。

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