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就活を終えて

わたしの就職活動が終わりました。

最終的に、始めに内定をいただいた会社とは別の会社に内定を頂き、そちらの会社に入社することに決めました。

エントリー数29社(ES提出、適性検査受験)、内定2社で就職活動を終えました。サイトでのエントリー数はもっとありますが、きちんと記録をつけていたわけではないのでわかりません。

わたしの就職活動は、かなり遠回りなものだったと思います。就職活動に向けて動き始めてから約1年。しんどいことの方が多かった。

就職活動を通じて考えたこと、気づいたことを書いていきたいと思います。あくまでわたしの考えです。参考になるアドバイスとかでもないです。


「自分にとって」大切なことを考える

就活する中で、「人と比べない」とはよく言われるけど、これが本当に難しいと思う。大手に内定をもらっていたり、やりたいことが明確にあったり、早くに就職先を決めていたり……

周りの人と比べて「なんでわたしにはやりたいことが何にもないんだろう」と何度も何度も考えました。

結局、自分にとって仕事はそこまで大切じゃないことがわかった。趣味がたくさんあって、私生活でやりたいことはいくらでも出てきた。それを実現するのにお金が必要だから、働く。趣味のために時間が必要だから、休日が多い方が良くて、都会の方が都合が良いから勤務地が大事。

わたしの考えはこれに落ち着きました。こちらの記事に「自分の幸せ」について書いています。想像よりたくさんの方に読んでもらえて驚いています……ありがとうございます。

わたしは「そこまで仕事が大切じゃない」と考えましたが、本当に考え方は十人十色です。

周りの友達も色々な考えの人がいて

「絶対にこの会社がいい、どうしてもやりたいことがある。休みは少ないしブラックって言われてるけどやりたいことができるからいい。」

「ずっとやりたかった仕事、現場に出ることがほとんどだから住む家はなんでもいい、たぶん荷物置きになるだけ」

「今の彼氏と結婚するから絶対県内就職」

「地元で就職したい」

それぞれ、自分にとって大切なことと、向き合わなければならない事情や現実がある。誰がどう、とか世間的に、とかを考えるのは本当に意味がなくて、自分が大切なことを探していかなければならないのだと気づきました。


趣味との向き合い方

趣味や好きなことを仕事にしている人、それで幸せになってる人がいます。

わたしも、好きなことを仕事にすることに憧れていました。

音楽、本、映画やドラマ、アニメ。食。食品メーカーやエンタメ業界も視野に入れて実際に選考も受けていました。(めちゃくちゃ人気業界)

選考に進んだり、自己分析していく中で、「趣味を仕事にしたらわたしは幸せになれるのだろうか」という違和感があって。もう一度、自分の好きなことと仕事について考え直すことに。

「好き」を細分化してみることにしました。例えば、わたしは音楽が好きだけど、音楽が好きにもいろいろ種類がある。

音楽を聴くのが好き/演奏するのが好き

「聴くのが好き」の中に、歌詞の解釈を深めるのが好き/コード進行を聴くのが好き/なんとなく聴くのが好き、このアーティストが好き/J-POPが好き/ジャズが好き/クラシックが好き……あげはじめるとキリがない。

「演奏するのが好き」の中に、人と演奏するのが好き/1人で演奏するのが好き/誰かに聞かせるのが好き/自分で弾ければ満足とかいろいろある。

わたしは音楽は聴くのも演奏するのも好き。でも人前で演奏するかどうかはそんなにこだわりないかな、吹部の頃は演奏会好きだったけど今は1人でピアノ弾くだけで満足してるし……

これを他の趣味でも考えてみて、わたしは本、漫画を読んだりドラマ、アニメ、映画観るのも大好き。でも、自分で物語考えたりとか絵描いたりとか、そういうのはあまり得意じゃないし好きでもなかった。誰かか作ったものを読んだり観たりして、自分の中で解釈を深めたり自分の経験に落とし込むのが好きだった。

読書感想文を書くのは得意だけど、小説を書くのは苦手(書こうと思わなかった)

わたしは好きなことに対して「消費者でいたい」

趣味を趣味のままにしていたい。という結論を出しました。

単純に、趣味を仕事にしたら楽しめなくなりそう、という気持ちもあります。あとは、趣味がいろいろあって、どれかを選ぶ・捨てるということができなかった。趣味を仕事にしない、と決めたけど、好きなことに関われるチャンスのある職なので、その機会があればいいなと思っています。

もちろん、趣味を仕事にして幸せな人もいるけどね!これは本当に人それぞれ。


現実的な問題と向き合う

やりたいことや夢を考えることも大切だけど、その一方で向き合わなければいけない現実もある。

わたしにとって、現実的な問題と向き合うことも大切でした。

一番は金銭的な問題。めちゃくちゃ裕福になりたいわけではなかったので、給与はそこまで重視していませんでした。ただ、奨学金の返済があること、実家が金銭的に頼れる状況ではないこと(むしろわたしが仕送りをできるようにならなければいけない)を考えて、職種を選びました。

また、大きなライフイベントである結婚と出産。わたしは結婚願望が全くなく、子供も欲しいと思いません。よく「年取れば結婚したくなるよ」と言われるけどそうじゃない。可能性としてはゼロではない、くらい願望はないです。

そう考えたときに、自分でスキルアップしていける、食いっぱぐれる可能性が低い、キャリアの選択肢・ライフイベントやライフスタイルの変化での選択肢が幅広い、転職も考えられる……ということも考えての選択です。

やりたいこと、やりたくないこと、大事にしたいこと、現実的な問題を考えての職・企業選択でした。


おわりに

就職活動はしんどいことの方が多かったです。祈られると落ち込むし、自分に自信がなくなるし、人と比べてしまう。

それでも、自分のこれまでを振り返ったり、自分がこれから大切にしたいことを考えたりするというのは就活という機会がないとしなかったと思うので、こればかりは就活をしてよかったと思います。

いろんな企業を探して、説明会を聞いて、人事の人と話す、というのもわたしは結構楽しかった。世の中には本当にたくさんの企業、仕事があるんだなあと驚きました。その分自分が行きたい企業を探すのも難しかったけれど。

諦めよう、妥協で決めてしまおうと思ったこともあったけどこれまで頑張ってきてよかったと思います。この選択が正解かどうかわからないけど、今のわたしはこの選択が正解だと思っているし、来年・5年後・10年後のわたしが「あのときの選択は正解だった」と言えるように努力していきたいと思います

就活は終わったけど、やらなきゃいけないこともやりたいことも山積みです。やらなきゃいけないことを片付けつつ、残りの学生生活を満喫したいと思います。


1人でケーキを買ってお祝いしました。1年間よくがんばりました。



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