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大学職員業界

業界の概要

学校法人:私立学校(幼稚園から大学院まで)の設置を目的として設置される法人のこと。非営利目的。
創設者が志の高い教育への想い(建学の精神)を実現するために、私財を投じて私立学校は創設される。

ビジネスモデル

児童・生徒・学生、保護者、教員、文部科学省、他学校教職員、地域住民、広告代理店、その他ステークホルダーが多数いる。

現在の課題・現状

課題は多い18歳人口の減少、SDGs、第4次産業革命、人生100年時代、地方創生、グローバル化、新型の感染症など様々な社会問題等に向き合って対処して行かなければならない。他にも、調べたら出てくる。選考が進むにつれて聞かれることも増えるので、業界の課題とそれに対する解決策は考えておいて損はしない。

将来性・成長性(トレンド)

こんなことを言っては元も来ないが、大学によって変わる。都内の有名大学であれば、今後数十年は安定していると考えているが、いわゆるfランク大学など人気のない大学だと、今後少子化等の影響によって学生納付金が確保できずに、潰れてしまう可能性はあるだろう。

業界内の分類

大雑把に分けると2つ。1つ目は、国立大学。2つ目は私立大学。
国立大学は国家公務員一般職と給与制度や福利厚生が同じになっている。有名私立大学と国立大学を比べると私立大学の方が給料が高く休みが多い。ただ、国立大学は社会情勢に給与が左右されにくく、安定している点が魅力である。今後私立大学職員の給与は下がると言われているため甲乙はつけがたい。

採用枠

ほとんどの大学は3~10人程度。
医学部のある大学は10~20名程度の採用もある。


職種と働き方

職種
2つある。1つ目は専任職員。新卒採用はほぼ100%これ。2つ目は派遣職員。中途採用がほとんど。専任職員に比べるとかなり給料が低い。

働き方
基本的に緩いため楽。部署にもよるがほとんど定時で帰れる。
しかし、土曜日出勤がある大学もあるで注意。土曜出勤がある大学は隔週勤務が多い。
大学が夏休みや冬休みの時に長期休暇がある大学も少なくないので、選考を受ける際には、よく確認しておくことを勧めます。出世レースは基本的になく年功序列。

仕事内容
教学部門→学生支援(行事、学生相談、留学、サークル、奨学金、就職など)、学生募集(入試関連、広報など)、カリキュラム(履修、資格、成績、証明書など)
法人部門→「広報」や「財務」、「人事」、「総務」等の面から大学経営にアプローチ。産学連携も行っている。


キャリアステップ

多くの大学はジョブローテーションを通じてジェネラリストを育成していく傾向にある。大学職員から他業界に転職するのは非常に困難。転職するとしても大学職員内がほとんど。反対に、大学職員は中途採用も積極的に行っており、金融、メーカーなどから職員に転職する人も多い。

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