見出し画像

ライフとワークは両立できる

「あなたの周りの5人の平均が、あなたである」という言葉を知っていますか?

“You are the average of the five People you spend the most time with.”
“あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる”

Jim Rohn

今の自分が持っている価値観や考え方など。

それらはすべて、自分の身の周りの人達から、日々影響を受けるものです。

かなり大きなカテゴリでいうと、私たちは「日本人」であるという共通点を持っていますね。

では、「日本人」が共通認識として持っている価値観として、例えばどんなものがあげられるでしょうか。

たとえば以下の二つのうち、あなたはどちらの意見により賛同できますか?

仕事では、定時であがることが当たり前

仕事では、ある程度の残業時間があることは仕方ない

仮に日本人全体に対してアンケートをとると、おそらくきっと、後者に賛同する人の方が多いという結果が得られるのではないでしょうか。

実際の調査においても、日本人のひと月あたりの残業時間は21.9時間という結果が得られており、「日本人は日々残業をしている」ということは事実なようです。

たしかに、自分の身の周りにいる“日本人”だけを見ていたら、「私も残業して当たり前」なのだと単純に思ってしまいます。

しかし、“アメリカ人”に視点を移してみるとどうでしょうか。

日本人の間にあるコンセンサスが、前述の「仕事では、ある程度の残業時間があることは仕方ない」という価値観なのだとしたら、アメリカ人の間にあるコンセンサスとは、「5時以降は家族と過ごす時間」なのだそうです。

私が3年間のアメリカ生活で痛切に感じたのは、「アメリカ人は人生を謳歌している」ということです。
9時から5時という決まった時間。5時、遅くても6時には退社するという制限時間を設けて、その時間内で仕事が終わるように全力で取り組む。
そして、5時以降は家族と過ごし、映画に行ったり、コンサートに行ったり、夏場であればピクニックに行ったりします。「アメリカ人は、人生を楽しんでいる」と強く感じたのです。

樺沢紫苑. 神・時間術 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.546-549). Kindle 版.


実際私自身も、「平日は仕事をする日、休日はプライベートの時間を楽しむ日」みたいなかたちで、平日と休日とでオンオフの切り分けを行うという価値観を持っていた節があるなと感じました。

だけど本当はそうではなくて、一日の中でちゃんとライフとワークは両立できる

アメリカ人の働き方に対する価値観に視点を移すことで、そうした気づきを得る事ができました。

自分の人生を豊かにしてくれるものは、仕事だけでもないし、プライベートの時間だけでもありません。

その両者をバランスよく楽しむことで、結果的に人生を豊かにすることができるのだと思います。

だからこそ、自分の周りの人たちが持っている価値観や考え方だけに捉われていてはいけない。

時に常識を疑い、他者から学び実践に活かすことが、きっとより良く生きることにもつながるような気がします。


いつもお読みいただきありがとうございます。よろしければフォローやサポートもぜひお願いします😌💐