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「わたし」を再確認するための音楽

鏡に映った君はどうだ、綺麗か

時々、mol-74の『ミラーソング』のフレーズを鏡に向かって問いかけることにしている。

表情や顔色には自然と生き方が表れてくるような気がしているから、「いま自分の好きな自分でいられているのかな?」を再確認するために。

悩んだときや、自分を見つめ直したいと思ったときに寄り添ってくれるミラーソングは、まさにわたしの道しるべである。

音楽も歌詞もとても素敵なので、ぜひ聴いてみてほしい。

なりたかった自分になれてるだろうか
なれなかった自分に慣れてはいないか
夢や理想ってやつに卑屈になった君に問う
なりたかった自分になれてるだろうか

鏡に映った君はどうだ、綺麗か
その目、その耳、その鼻、口、皮膚は誰かのためのものじゃない
瞳に映した君がどうか嫌いな君だけにはならないでほしいと願う
ミラーソング


金木犀の香るやさしい季節


何かしら新しい1歩を踏み出すことになるのは、わたしにとっては1月でも4月でもなく、いつも10月。

9月、10月…とだんだん日が短くなっていき、肌寒くもなってくると、色々なことを片っ端から「悩み」はじめてしまうからなのかもしれない。
「考える」はきっと答えに近づいていける思考なのだけど、「悩む」はどんどん沼にはまって、答えから遠のいていく感覚がある。

でもこの季節って、1日をはじめるために家の扉を開けた瞬間や、疲れ切ってしゅんとしながら歩く帰り道で、ふわっと金木犀の香りがすると「なんだか大丈夫かも」って思えてしまう優しい季節でもある。

だからこそ10月は、ひととおり悩み倒してから、新しい決断をしたくなるんだと思う。

「鏡に映った君はどうだ、綺麗か」


ミラーソングを聴いて、あらためてそう問いかけてみたとき。
正直、いまのわたしはあんまり綺麗じゃない

もちろん、夜中まで働いていた1年前よりも顔色はずっと良いけれど。
背伸びして、手を伸ばして、ようやく掴めるような場所に何とかぶら下がっているような感覚がずっとある(そのぶん成長している気がしなくもない)。


ついこの間、一緒に悩んだり泣いたりしてくれる上司に、「いまのあなたは、ひとりで抱え込みすぎているような気がするよ」って教えてもらった。

「もう十分出来ることを頑張っているよ」
「疲れたときはいつでも元気と笑いをあげるから、いつでも頼って」
そんな温かい言葉をもらえたのも、つい最近のこと。

いつの間にか、優しい目で見ていてくれる人、頼っても大丈夫な人が近くにいたのだと知った。
そして、自分を大切にすることは、周りの人たちの温かさを受け取って大切にするのと同じだということも。

もしかしたら、身を削りながら限界まで頑張るわたしが「綺麗」なのではなくて、必要のないものを手放した等身大のわたしが「綺麗」なのかもしれない
だとしたら。多分これから、鏡に映った自分を「綺麗」だって自信をもって言えるようになると思う。

きっと、あともうちょっとしたら。


これからやりたいこと


正直、これからどうなりたいのかは全く分からない。

だからこそ、感じるままに、流されるままに、「暮らす」をやっていこうと思う。そのうちきっと、いま紡いでいる糸が過去や未来に紡ぐ糸と撚り合っていくような気がするから。

ひとまず、これからやりたいことを思いつくままに書いておきたい。

これまで縁のなかった土地へ旅する
そろそろふらりと旅をしたい。いま国内にとても興味があって、今まで全く縁のなかった土地へ行きたい。目的地はその時の気分と勢いで決めようと思う。

楽しく英語を話す機会をつくる
ずっと英語を好きなままでいたいので、気軽に会話を楽しめる機会を作りたい。あと、海外の方と価値観を交換できたらいいなと。

ライブに行く
音楽が養分と言えるくらい、音楽を聴いていると元気が出るので、定期的に音楽を浴びにいきたい。

気分のカラーをまとう
小さいころから自分に自信がなくて、落ち着いた色の洋服を気がち。よわよわな時こそ、気分が上がるカラーをまとって自信を身につけたい。

きっと、好きなことはずっと好きなんだと思う。

これは、長く大切にしている母の言葉。

その時々で気持ちに濃淡はあっても、どうせ好きなことは年月が経ってもずっと好きなままなんだから。と言いながら、年齢に関係なく、やりたいことを全部叶えていく母の背中をゆっくり追いかけている日々。

これからもミラーソングを聴きながら、時には寄り道をしたり止まったりしながら、歩いていきたいな。

それでは、またきっと。

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ミラーソングを道しるべにして、新卒で入社した会社を辞めるまでの激動の日々について。ちょうど1年前の今日に書いています。

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