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Mikoto
2024年2月1日 23:57
「私だけを見ていて」真剣な眼差しでそう言われた。「絶対にひとりにしないでね」 それが彼女の僕が最後に聞いた言葉だ。 その人は自分のことをよく話す人だった。自慢ばかりするというわけではない。「昨日、お風呂に入らないで寝た」とか「昨日と同じ服を着ているとか」本来隠しておくべきことをよく話してくる。何が目的なのか、僕にはわからない。でも、彼女は何か別のことを伝えようとしているように感じた。
2024年1月23日 00:43
僕たちに家はない。 ただ逃げ続けなければいけない。ヒューマンは僕たちを研究するために、手段を選ばず襲ってくる。逃げなければ実験にされる。 ずっと一人だった。孤独と、走ることを胸に僕は生きてきた。人間年齢で、齢10。こんな僕は無事みんなを救出できるのだろうか。でも、諦められない。絶対にみんなを救ってみせる。 宇宙船で我が母星から地球にまで逃げてきたのはいいものの、こっちでも終われることに