映画感想23.8.24
アイドルマスターミリオンライブ第一幕
https://millionlive-anime.idolmaster-official.jp/
まずもって、初代アイドルマスターのキャラクター達の登場に感動しました!
アイドルマスターシリーズは既に色々と派生がされていたので、今作もCMを見た段階では全く知らないキャラクターばかりで少し抵抗感がありましたが、導入第一話の段階で懐かしのキャラクターが3Dモデルも一新して登場したので、非常に驚かされました。
ストーリーとしては、アイドルマスターシリーズでは王道と言った成長物語であり、かといって見飽きたような古臭さは無く、個性豊かなアイドル達のそれぞれの思いや意気込みなどが個々に見て取れるようなシーン構成となっていて、推しを見つけ出すのにも良い展開になっているように感じました。
正直、30を超えるキャラクターなんてどうやったって全部覚えられるはずが無いのですが、上映された4話分を見ただけでも、半分くらいは印象に残るほどキャラクターの個性が色濃く描かれていたので、キャラを覚えるのが苦手な人でも、嫌でも4・5人くらいは推し候補が出来そうな、そんな気がするくらいにはキャラ個性の押し出しが凄かったです。
映像技術的には、メインキャラクターが全て3Dモデルなのに対し、モブや背景については適時2Dや3Dが使い分けられているにもかかわらず、その違いがほぼ見分けられないほど違和感なく溶け込んでいたのが凄かったです。正直全部2Dでもいいのではないかとも思いましたが、初代アイマスが3Dモデルを活用したゲームだったことを考えると、あえて一貫して3Dモデルで表現するのもリスペクトとして面白いのかもしれないと感じました。単純にダンスシーン用にも3Dモデルの方がコスパ的に良いといった制作面での都合があるのかもしれませんが、だとしてもここまで3Dモデルが2Dと違和感ないほどに進化を遂げたことにも、改めて感動しました。
SAND LAND
短いようで長いRPGゲームをやり遂げたような、そんな達成感を得られました。
鳥山明先生原作ということで、イラストタッチの時点で「ドラゴンボール」を連想しますが、それ以上に「ドラゴンクエスト」的な冒険感が強く印象に残りました。
水源を探すという1つの目的のために、ラオは魔物のベルゼブブと仲間になり、広い世界を走り出し、時に敵と対峙し、時に過去を語り合い、経験の中で互いを認め合って、最終的にはラスボスを共に対峙し、世界に平和を取り戻す。ファンタジーRPGの王道を、この映画に詰め込んだような、そんな満足感がありました。
なにより、ラオ・ベルゼブブ・シーフの3人が終始仲が良さそうに会話しているのが観ていて微笑ましかったです!あと、シーフのCVを務めるチョーさんがホントいつもどおりのチョーさんの喋りでほんと笑えました!
また、バトルシーンについてはドラゴンボールの気を少し感じました。とはいっても、ドラゴンボール程の激しさは流石にありませんでした。しかし、ベルゼブブの圧倒的な強さと、初期の悟空のような子供っぽさというか優しさというか、熱いけど面白可愛いといった、そんな雰囲気が観ていて楽しかったです。(ネタバレ)人質を取ったり、誰かが死んだり、犠牲になったりといった展開が無い点も、後味が良く安心して観ることが出来ました。
映像技術的には、ゴリゴリに3Dなのに鳥山明先生のタッチがしっかり表現されていたように感じました。もともとドラゴンクエストが最近は当たり前のように3Dが使用されているので、その技術の応用なのかもしれませんが、今作は線の質感が少しコミック寄りな感じがして、どのシーンをカットしても3Dとは思えないほど鳥山明先生の漫画だ!と感じることが出来ました。
最後に余談ですが、ベルゼブブのお父さんのサタン… いやどう見ても貴方ドラゴンボールに居ましたよね? 確か魔人ブウ編で…
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